トーレスのオフィシャルサイトよりマルカ紙のインタビューと、代表記者会見でのコメントです。また、クラブの新ドクターが負傷予防についてコメントしています。
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●マルカ紙インタビュー
(オフィシャルサイト)スペイン中が聞きたくてしょうがない質問から始めましょう・・・傷の具合はどうです?とてもいいよ。怪我の回復具合にはとても喜んでいるんだ。1月から2度手術を受けて、それは誰にとってもやさしい状況とは言えない。最初の手術は上手く行ったし、2度目の手術の予見は6から7週間ということだった。そして今ちょうど6週間目だ。あと数日間は特別メニューでトレーニングして、全て問題なければ、ワールドカップのスペインの初戦には間違いなく100%フィットしているよ。
では、スペインとフェルナンド・トーレスにとって見通しはいいですね。来週代表に合流できれば、何もかも良くなるよ。まだ僕たちにはたっぷり時間が残されていて、本戦で僕が完璧なコンディションにならないという理由はない。親善試合でプレーできればその方が良かっただろうけど、とにかくドクターとテクニカルスタッフの決断を待つよ。全て計画通りに進んではいるんだけど、2度目の怪我は最初と同じところだったから、注意深い対処を続けなければならない。でも、怪我からの回復に関しては本当に順調だよ。
ワールドカップに出場できないのではと心配しませんでしたか?怪我の状態がわかってからは、とても落ち着いたよ。自分の状態がわかっていたし、まだ3ヶ月あるんだから、ワールドカップに間に合わないという考えが心によぎったことは全くなかった。疑問を抱く時というのはあるかもしれないけど、僕は回復は間に合うと確信していたよ。監督は、できるだけフィジカルコンディションがいい選手たちを選ばなければならない。でも僕は、フットボール協会のMinanoやイエロ、Cotaと毎日のように連絡を取り合って来た。彼らはずっと僕の状態を正確に把握していた。
ビセンテ・デルボスケの選手リストについて、あなたのお考えは?ビセンテにとっては間違いなく、簡単ではなかったと思う。外さなければならない選手たちがいるというのは、大変だよ。でも代表チームには豊富な能力が揃っている。その中に入るのは大変なことだから、代表に選ばれた人間はみんなとても誇りに感じているし、入れなかった選手たちも役割を果たしてくれた。ここにいる選手も、いない選手も、全員が一つなんだ。僕たちは一つのチームでなければならない。ちょうどヨーロピアン・チャンピオンシップでそうだったようにね。それがチームを特別なものにするんだ。
あなたが勝利を捧げなければならない人々を、全て挙げていただけますか?怪我で出場を逃した人たち。候補には挙がっていたけど、最終選考で名前が入らなかった選手たち。他にもいる大勢の人々に加えて、彼らに勝利を捧げたいと思う。
2010年ワールドカップの優勝候補は?難しい質問だね。ワールドカップではいつも、サプライズを起こすチームが現れる。加えてドイツ、イタリア、それからアルゼンチン、彼らは予選では苦労したけど、それでも勝つためには何が必要かわかっているチームだ。ブラジルは優勝候補の一角だし、イングランドも有力だね。アフリカの国のチームには、自大陸開催というホームアドバンテージがある。そしてスペインもブラジルと並んで優勝候補だ。でも僕たちの足は堅く地についているよ。
今は、人々のスペインについての話しぶりが変わっていますか?スペインはいつでもタイトル候補とは見られていたけど、それはいつも実態からははるかに遠かった。僕たちは飢えと熱意を抱え、母国では優勝候補と見られていたけど、そこまで完全に達してはいなかった。外国では、僕たちは優勝候補とは思われていなかった。でも今は違う。今の僕たちは、優勝候補になる資格を勝ち取ったよ。
困難なシーズンの、完璧な締めくくりですね。うん、とても困難なシーズンのね。シーズンが始まる前は、最高の時になることを願う・・・優勝杯を勝ち取り、怪我をしないでいることをね・・・しかし完全に正反対になってしまった。でも他のチャンスというのはいつでもあるし、この夏は待ち望んでいたワールドカップがある。お粗末な国内のシーズンは今は過去のものにして、このシーズンをできるだけ最高の締めくくりにしたいと思っているんだ。スペインのフットボールの歴史に新しい1ページを書き加えてね。
フェルナンド・トーレスは売りに出されてはいませんか?絶対に。僕はスペイン代表と、ワールドカップに優勝することに集中したい。怪我がイングランドでの僕のシーズンを終わらせ、それ以来僕はここにいるために昼夜を問わず努力を重ねて来た。僕はやり遂げると信じることを決してやめなかった。ここにいる僕たち全員にとって意味を持つことだ。
アトレティコのヨーロッパリーグ優勝は見ましたか?うん、テレビの前に座って、アトレティコがヨーロッパのトロフィーを征服したところを見たよ。みんなにとってすばらしかった・・・ファン、従業員、元チームメート・・・僕が子供の頃から知っていた人たちだ。いつもはるか遠くにあると思っていたことだった。クラブに関わる全ての人たちのために、本当に嬉しかったよ。国王杯決勝(アトレティコがセビージャに2-0で敗れる)の間中僕はナーバスになっていたけど、彼らがこの最近の成功から積み上げて行ければ、クラブは正しい道を進める。トップに留まり続けるのは簡単なことじゃない、それが最も大変な部分なんだ。
ジョゼ・モウリーニョがラ・リーガに移る可能性は?彼は、今まで監督してきたあらゆるクラブで成功を収めて来た監督だ。生まれついての勝者で、挑戦することが好きな人だ。どこで監督することに決めようと、そこで間違いなく上手くやると思うよ。
●代表記者会見でのコメント
(ESPN)「(代理人が、現時点ではトーレスは来季リバプールにいると確約できるとコメントしたことについて)僕はその報道は読んでいない。今の僕にとって一番大事なのはワールドカップだ。僕の将来はワールドカップで、その後で成り行きを見るよ。今のところは、できればこれから2ヶ月間はワールドカップのことだけを考え、その話だけしたいと思う。
(クラブの売却問題は)僕たちが改善する必要がある、その方法の一つだ。状況は知っているよ。チーフエグゼクティブ(パースロー)とラファとは毎週連絡を取っていて、何が起きているかわかっている。でも僕はワールドカップに集中しているから、たった今の状況は知らないんだ。
(怪我の状態は)良くなっているよ。5週間、僕とフィットネスコーチだけでトレーニングを続けて来た。上手く行けば、来週にはチームメートと合流してトレーニングできると思う。全てが順調なら、月曜には通常メニューのトレーニングに入れるだろう。」
●ピーター・ブルクネル医師
(Liverpool Daily Post)「2010/11シーズンの始まりには、選手たちはすぐに違いに気づくでしょう。我々の計画は、選手たちがトレーニングを始める前に15分間のセッションを行うことです。これは純粋に怪我予防になります・・・ハムストリング、グローイン、腿、ふくらはぎなどに作用します。
さらににやろうとしているのは、彼らの一般的な身体状況、健康、運動量のモニタリングです。彼らのプレー時間と、そこからどれだけ早く回復できるかによって、個々のプログラムを調整することができます。
怪我を全て防止することはできません。避けられない負傷というのは確かにあります・・・相手に蹴られるというような場合です。しかし、負傷の量を減らすことは確実にできると思っています・・・特に、私が軟部組織の負傷と呼んでいるものについてです。いわゆるハムストリング、グローイン、ふくらはぎの筋肉の損傷です。」
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トーレスにははっきりと「どこにも行かない」と名言してもらいたいところですが、そうもできないのが現状なんでしょう。とにかく今はワールドカップに集中してもらいたいですね。個人的には彼は来季もいるだろうと楽観するようになったので、「臨床スポーツ医学」の著者でもあるドクター・ブルクネルには大活躍を期待します。昨季は筋肉系の負傷に悩まされたので、彼の自信ありげな発言はものすごく頼もしく感じます。
トーレスは髪をばっさり切ってさっぱりしましたね。でもやっぱり試合中いじるんだろうなあ(苦笑)。すっかり若返って、上がつんと立ったところがなんだかキューピーさんみたいです。写真を見るたびに「たて長キューピー・・・」というのが頭から離れません。と言えば先日のイングランド対メキシコ戦では、キャプテンが前半に流血の負傷をして頭に包帯を巻いていましたが、後半からは鳥のフンみたいなのに変わっていて、彼が映るたびに「鳥のフン・・・」というのが頭から離れませんでした。フンがついてからの方がプレーが良くなりましたね。
キルギアコスは前半のゴールにアシストをしたようだし、リバプールの選手たちはシーズンのうっぷんを晴らすように頑張っています。今日はアッガーの登場ですが、彼はどんなプレーを見せてくれるか楽しみです。
寂しいニュースも入ってきています。
公式HPに、リザーブのクリストファー・オールドフィールドとロビー・スレルホールの放出がアナウンスされました。2人とも6月30日で契約が切れ、再契約なしの放出です。アウレリオに関しても、ラファは契約延長交渉が頓挫して放出と発言しました。記事ではデイビッド・マーティンも放出と言っていますが、彼は契約切れ後のMK Dons移籍が決まっています。
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無題
たて長キューピーに鳥のフン・・(失笑)髪いじりは出来ない長さかなって思ったのですが意地でもやりそうですね(笑)
残留の明言は不透明な状況ですし、何か言えば食い付いて書かれるし・・出来ないですよね。でもきっと大丈夫ですねっ。少しですが全体練習にも思ったより早く参加してますし、今はワールドカップに集中してるんでしょうね^^
他のレッズのメンバーもうっぷんを思いっきり晴らしてリフレッシュして戻ってきて欲しいです。
ただ、キャプテン・・あまり日本代表苛めないでね・・ドカーンと決めて欲しいですが(笑)
それと、アウレリオ・・残念ですね。ラファと長く一緒にいた選手が去ってしまいますね。。マンU戦・チェルシー戦のFKは忘れません!
うーん・・左SB獲得最優先になりましたね;
Re:無題
アウレリオはねー、怪我さえなければトップクラスの左で、セレソンも決して夢ではなかったと思うだけに、本当にものすごく残念です。左は誰になるんでしょうか、楽しみでもあり心配でもあり。