とうとう移籍市場のデッドライン・デイになりました。市場は今日の午後6時(日本時間の明日午前2時)にクローズします。ラストスパートは果たしてあるのかないのか。月曜にメディカルチェックを通過したマスチェラーノは、バルサ行きが正式に決まりました。彼はデイリー・ポストにコメントをしています。
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●マスチェラーノ
(Liverpool Daily Post)「リバプールで僕は、自分が常に100%のプロフェッショナルであることを見せていた。それを疑うことは誰にもできないよ。マンチェスター・シティ戦では、僕はプレーできる状態じゃなかった。監督と話をして、彼は僕の立場を理解してくれた。その方がチームのために良かったんだ。
新しい監督と僕は何の問題もなかったよ。僕は監督の命令を受け入れたし、それはロイ・ホジソンも認めると思う。チームメートたちは僕の決断であることを知っていて、それについて僕には何も言わなかったよ。
(移籍先は)インテルが最初の選択肢だった。ラファは僕を新しいプロジェクトのために欲しがってくれたけど、家族と、そしてバルセロナがもたらすチャレンジが、僕にスペインを選ばせた。リオネル・メッシも大きな要因だったよ。彼はペップ・グラウディオラと話をして、バルセロナには僕が必要だと言ったんだ。
リバプールはこれからも常に、僕の心の中にあるだろう。でもあそこでの僕の時間は終わりを迎え、今は新しいチャレンジをする時なんだ。
僕がリバプールを離れてバルセロナに加わるのは、金のためじゃない。スポーツの理由だけだ。バルサのプロジェクトは、とてもエキサイティングだ。彼らは過去にも僕に関心を持ったことがあり、今回の2度目の彼らに加わるチャンスは、断ることが不可能だった。
リバプールが僕にしてくれたことのために、僕は彼らに永遠に感謝し続けるだろう。でもそれに応えるために、僕はピッチの上でやれる全ての力を尽くして来た。ファンは常に、僕に対してすばらしかった。彼らが僕の移籍を否定的に見ているかどうか、それはこれから見守らなければならないね。
(ガーディアン紙より)ロイ・ホジソンは本当のことを知っている。今は幸せな瞬間だからそれを言う時ではないけど、僕について多くの嘘が言われている。だからそれに返答するよ。
1年前、リバプールは僕を移籍させなかった。彼らは僕を売却するわけにはいかなかった。シャビ・アロンソと僕がいて、彼らはシャビだけを出したんだ。昨シーズン移籍できなかったことに、僕は落胆した。世界最高のクラブが自分を呼んでいる、それは起こって欲しいと人が願うようなことだ。僕は、自分を本当に欲しがってくれた唯一のクラブとサインをした。インテルが可能性があると思った時はなかったよ。ラファは僕を評価していたし、僕があそこへ行くかもしれないと世間が言い始めたのは、おそらくそれが理由だろう。でも、僕の獲得を推し進めたのは、ここが唯一のクラブだった。
僕は、リバプールができるだけ早くチャンピオンズリーグに戻って来ることを願っているよ。あのクラブのファンたちには今も大きな愛情を持っている。それはこれからも変わらないだろう。」
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マスチェラーノ、バルサのシャツが似合いますね。ブラウ・グラーナは、濃いラテン系に似合うみたいです。メディカルチェックの結果はパーフェクトだったそうで、そりゃそうです、あれだけハードなプレーをしてもほとんど怪我しない、頑丈な男ですからね!「こんなクラブだから、全試合に出られると思うのは愚かです」なんて眠たいことを言っていないで、ばっちりがっつり、スタメンをもぎ取ってもらいたい。CLで会う時は、ベンチなんかでぽけっとしてたら許さんぞ!
移籍が決まったメイレレスが、意気込みを語っています。また、コンチェスキーの方はまだ正式にアナウンスされていませんが、アッガーが早々に歓迎のコメントをしています。
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●メイレレス
(Liverpool Echo)「リバプールは歴史的なクラブで、僕はこの移籍ができて幸せだ。ロイ・ホジソンが(リバプールと契約する)鍵だったよ。彼は僕を獲得するために、本当に懸命に努力してくれた。いつの日かファンが僕を、リバプールで成功した選手として記憶してくれることを願っている。
長い時間はかかったけど、とうとう僕のイングランドでプレーするという夢が実現したよ。僕はメイレレスであって、マスチェラーノじゃない。それはそのうちファンに明らかになるだろう。」
●アッガー
(Liverpool Echo)「その仕事(左サイドバック)をやっているけど、そこはチームの中の僕の本来の場所じゃない。ボスにはそれはわかっているし、僕にもわかっている。でもボスが僕にその位置でプレーして欲しいと思うなら、僕はやる。文句は言わない。チームのためにその仕事をする。あの役割に僕が最適の男だと彼が考えるなら、僕はやり続けるよ。
もしコンチェスキーが来てくれるなら、それは良いことだろうね。彼は左サイドバックのスペシャリストで、僕は違う。チームにとって良いってことなんだ。
僕たちには競争が必要だ。それはここにはずっとあり、これからもあり続けるだろう。前進するために良いことなんだ。
(ウェストブロム戦について)勝利を掴めたのは重要だったし、フェルナンドのゴールはすばらしかったね。彼はこれからどんどん良くなって行くよ。厳しい一日だったけど、良い一日だった。ウェストブロムは良いチームだから、タフな試合になることはわかっていた。幸運にも3ポイントを獲得できたね。
(脳震盪の影響について)頭を蹴られるまでは、アーセナル戦のことはほとんど覚えているんだ・・・その後のことは真っ白だよ。ちょっとあの脳震盪には苦しんで、普通に戻ったと感じ始めたのはほんのここ数日なんだ。めまいや頭痛がしてね。本当に変な感じだった。
これほど影響が出るなんて、夢にも思わなかったよ。自分じゃないみたいだった。自分だけの世界をさまよっているような感覚だったよ。」
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コンチェスキーの移籍発表が遅れているのは、ダッラ・バッレのメディカルチェックが手間取っているからかもしれません。
フィンランドのメディアは既に、彼のフルハム行きを報じています。3年契約で£1.5m、コンチェスキーの£5mと相殺してリバプールがフルハムに支払うのは£3.5m。なんという細かい取引。いっそのことメディカルチェックで落ちちまえ、という悪魔の考えがフツフツ湧いております。コンチェスキーを欲しくないわけでは決してないんですが。
FWの獲得に関しては成り行きを見守るだけですが、気になるのがインスーアの去就です。彼は普段はあまりツイッターにつぶやくことはないし、あっても「焼肉したー、楽しかったー」みたいな感じなんですが、昨日は珍しくいくつかつぶやいていました。
「僕は自分の将来についてのニュースを待っている。プレーしたくてたまらないし、大きな夢を持ち続けなければ!」
「イスタンブールへと至る道、何もかもがうまく行くことを願っている!」
彼はスペイン語でしかつぶやかないんですが、一番目のつぶやきはスペイン語で流した後、さらに英語でも流しました。ということは、リバプールのファンに向けたものなんでしょう。移籍市場クローズの日を控えて、焦燥感を抱いているのか・・・数日前には、「明日バルセロナに行ってしまうマスチェと、今日これからディナーに行く。寂しくなるよハビ!」とつぶやいていました。
昨シーズンの悲惨なチーム状況の中で、最後は疲弊して筋肉を傷めてしまうまで頑張ってくれた21歳の選手をこういう状況下に置いている、そのクラブのやり方が私にはどうしても納得できません。「素直にフィオレンティーナに行けばよかったじゃないか」という意見もあるでしょうが、しっかり彼自身と話し合って納得できる移籍先を見つけて、それから公表するべきだったと思う私は甘いのかな。今はガラタサライ行きのうわさが出ていますが、それは「イスタンブールへの道」という彼のつぶやきからの推測だと思います。
(追記)アタテュルク国際空港に到着した様子が、
トルコのメディアに報じられています。今日ガラタサライのメディカルチェックを受けて、サインの運びだそうです。今のところ報じられている移籍金は£4.5m。インスーア、昨シーズンは本当にありがとう!新天地で彼が大きく羽ばたくことを、心から祈ります。
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無題
まぁサプライズを待ちます。
Re:無題
無題
最近、モウリンホがベラベラとよくしゃべってる様なので、マドリー相手なら、ガッツり削っちゃっていいからねー。ラファのためにもさあ。世話になっただろ?(笑)好きなだけ刈っておいで!
それはそうと、やっぱりシュート打てませんねえ。僕は、センターにルーカスとマッシュを並べてるのが原因だとずっと思ってましたが、やはり色んなところに問題あるようですね。とりあえず、メイレレスとジョー、コンチェスキーがスタートした試合で、アウェイゲームの内容に注目したいです。昨シーズンもホームで、AQUAの入った試合なんかは結構、攻撃的に出来てたんでね。
勝て勝て勝て勝てアウェーやぞ と。
Re:無題
でもアロンソだけは手加減してあげて。マスチェラーノが猛然とアロンソを刈って、アロンソが足を押さえて転げまわり、一発レッド退場、というのが見て来たように目に浮かんで困ります(笑)。
いろんなところに原因があるということは、どこか一つがうまく行けば連鎖的にいい流れになるかもしれませんよ!フットボールは難しいですよね。ニワトリが先かタマゴが先かみたいな感じで、そもそもどこが原因なのかわからなくなります。まあ、私のようなドシロートにわかったら監督なんかいらないですね、だからファンは好きなことを言っていていいのです(威張)。
勝て勝てアウェイはセント・アンドリューズですか?これまたやっかいなところですよね。それだけに勝てば大きな弾みになりますので、新戦力の威力を見せて欲しいですね!
無題
ダッラ・バッレ移籍が事実ならほんとは嫌ですが、今のリバプールは若手を使える状況じゃないし、使うとしてもパチェコや他のイングランドの若手の方が優先度は高くなると思うのでそうなると出番が…
もうリザーブレベルではないでしょうし。
成長するには他のクラブに移籍するしかないかなと。ほんとはレンタルがいいのですが…
前にフルアムに移籍したブッチマンはドイツに行ってしまったようですが、ダッラ・バッレは大事に育てて欲しいです。
Re:無題
でもおっしゃるように、レンタルの可能性もないわけじゃないですね。期待してインスーアもダッラ・バッレも完全移籍が発表されたら明日生きていられるかどうかわからないので(大げさ)、期待せず期待します・・・。
無題
コンチェスキーも確かに悪くないですがどうしても彼の年齢とバッレの未来のことを考えると。
インスーアの件といいダッラ・バッレの件といい、今回の二人の件に関してはかなり怒りが、、
なんとしてもダッラ・バッレ放出阻止。日本からパワーを送ります。
Re:無題
こんにちは
フニクラさんの仰るクラブの未来を売られてしまったって言葉に同感です;現実はいろいろと難しい事があるのはわかりますが、それでも異国からまだ少年のうちに自分たちが連れてきた才能のある子たちに対してちょっと無責任過ぎる気がします。。
ラウリ君も本当に残念です。ファンの私がラウリに本当にごめんねと謝りたいくらいです(涙)ですがどこかで必ず大きく成長して輝ける日が来る事を祈ってあげたいです。
Re:こんにちは
ですよね(怒)。彼らの力が足りなかったのなら、それも仕方ないです。しかしまだまだこれからが期待できる選手たちを、なぜ?と言ったら、「金になるから」という答えしかないんでしょうね・・・クラブがこんな時期にめぐり合わせてしまった不運と嘆くしかないんでしょうか。彼らには、これから輝く未来が待っていてもらいたいです。頑張れーーーーーっ!
無題
なにが起こるか分からないと自分に言い聞かせ、
半ば混乱しながらこの日を迎えていますけど、
インスーアもLDVもローンであってくれと
念じています。
正直本ブログの内容に気が滅入ってしまって
参加もできなかったのが実情です;;
何が起ころうと、怒りの矛先は一つです。
残る選手も旅立つ選手もがんばってくれ!
メイレレスはアクィラーニと同じく、
重要選手のリプレイサーとしての目線がつきまとうと思いますけど、怪我持ちでないし大丈夫だろうなんて
楽観してますw
あとレイナ誕生日おめでとう!
Re:無題
>何が起ころうと、怒りの矛先は一つです。
ですね。ホジソンは手も足も縛られたような状態の中で、頑張ってくれました。これからはピッチ上での大仕事です!メイレレスを含めてどんなバランスのチームを作ってくれるか、ワクワクしながら見守りましょう^^。