スピアロ＆ヘンド

今日はガラタサライ戦です。中盤の2人の若手が、今後への抱負を語っています。
------------------------------------------
●スピアリング（Liverpool Echo）
「今は僕が戦うべき競争がさらに激化した。でもそれに悩まされてはいない。この水準のクラブに在籍していれば、移籍市場でトップクラスの選手たちを獲得することはわかっている。
僕は選手獲得に喜んでいるよ。アダムとヘンダーソンがスカッドに加わったことで、僕たちはすごい強化をした。彼ら2人とも、すばらしい選手だ。
個人的な見方で言うと、彼らの加入が僕にさらにプレッシャーをかけたとは言わないよ。でもそれは、僕をもっと戦わせる。僕はもう一段ステップアップし、自分が彼らと並んでプレーできるか、あるいは彼らを押しのけてプレーできることを証明する必要があると思っている。

ウルヴズのこと（ローン移籍のうわさ）を最初に知ったのは新聞の紙面上で、何か話し合いがあったわけじゃない。僕はこのクラブのために全力を尽くしてやって行くだけだ。
昨シーズンは僕にとって、とても大きなシーズンだったよ。ロイ･ホジソンがたくさんの試合に出場機会を与えてくれて、僕はそのことで彼に大きな借りがあるんだ。それからケニーが来てすぐ、彼は僕をダービーマッチで起用することで、直に信頼を示してくれた。それに自分が答えられたことを願うよ。それからしばらくして、彼は僕を続けて起用してくれた･･･9試合連続だった。僕はとにかく頑張り続けて、自分が毎週出場できるだけの力があるんだと証明しなければならなかった。
そのことに関して、ケニーには強く感謝しているよ。上手く行けば、加入して来た選手たちがいても、僕はプレーして行けるだろう。」

●ヘンダーソン（公式HP）
「（2005年のCL決勝について）僕は友達何人かと家であの決勝を見ていたよ。見ていて楽しい、すごい試合だった。ファンにとっては激しい浮き沈みがあったけど、一観戦者にとってはとてもすばらしい試合で、最後にリバプールが勝利した時は、僕は飛び上がりたい気分だったよ。自分が見ていたものが信じられなかった。チームが何を成し遂げられるかを、まさにチームスピリットと団結で証明した。

ガラタサライ戦が楽しみだよ。すばらしい試合になるだろう。タフな試合になるだろうけど、僕たちにとってはシーズンスタートに向けての良い準備だ。2、3の確認事項に取り組み、一つのチームとして融合し、もうちょっとお互いが慣れるようにね。

休暇は楽しかったよ。少し休みを取れたのは良かったけど、それが終わった時にはもう、僕はチームに加わってトレーニングを始めたくてウズウズしていた。
トレーニングは相当タフだね。でもどこに行こうとプレーシーズンがタフなのはわかっている。それでもトレーニングを楽しんでいるし、いい感じだよ。僕たちは何度か良いセッションをやって来ていて、僕はこれまでやっていることを続けて行きたいと思っている。

ハル戦では、ピッチに出て行ってまたプレーを始められたのがうれしかった。新しいクラブに移籍してだから特にだったよ。あの結果は残念だったけど、僕たちはあの試合からいくつかポジティブなものを得て、そこから学べると思う。
僕はまだトレーニングに戻ってから1、2週間だから、できるだけ自分のフィットネスレベルを上げようとと努力している。シーズンが楽しみで、実際に走り出すのが待ちきれないよ。

（7週間前に移籍契約にサインした時は）正直に言って、緊張よりも興奮の方が強かったと思う。リバプールは巨大なクラブで、その一員になれたことに感謝しているよ。おそらくはまだちゃんと実感できていないかもしれないけど、とにかく懸命に努力を続けて、サンダーランドでやっていたことを続け、上手く行けばもっと成長できると思う。
とても良くなじめているよ。仲間たちは、僕をこのクラブにすごく暖かく迎え入れてくれている。今はアパートに住んでいるんだ。とてもいいところだよ。食事をしに2回ぐらい町に出かけた･･･美しい町で、町の人々もすばらしいよ。

（ケニーについて）彼がどんな人かは皆が知っている･･･彼はすばらしい監督であり、人間としても同じようにすばらしい人だ。彼は僕や皆にすばらしく接してくれている。尊敬したくなる人だ。
あの監督は今最高の監督の1人で、僕自身のキャリアや、同じように他の仲間たちのキャリアを伸ばすための力になれる人だ。それは皆にとってすばらしいことだと思う。彼や他の皆と仕事するのを、僕は楽しみにしている。

（開幕戦が古巣サンダーランドとの対戦になったことについて）スケジュールが発表された時は僕はU-21代表にいて、仲間たちからそのことでからかわれたよ。でもフットボールでは起こり得ることだ。大一番だね･･･シーズンで一番の試合だ。もちろんサンダーランドとの対戦だから、僕にとってはさらにエキサイティングだよ。試合が楽しみだ。

ここでは期待や要求されるものは大きい。でもフットボールにはつきもののことだ･･･どこに行こうとそれはあり、どう付き合っていくかだよ。僕はそういうチャレンジを楽しみにしている。自分がやれる全力を尽くして努力を続けて行くだけで、そうしてうまく行けば、リバプールのために良いパフォーマンスを演じられるだろう。」

------------------------------------------
スピアリング22歳とヘンダーソン21歳、これからチーム内の激しい競争を戦って行かなければならない2人の若手です。同じCMFですが、お互いがライバルというより、スピアリングはアダムとルーカスが、ヘンダーソンはメイレレスやキャプテンがライバルということになるでしょうか。ハル戦のヘンダーソンを見ていて、足元の技術がしっかりしているところやオフザボールの動きが上手いところなど、すごくメイレレスに似ているなと思いました。公式HPでは彼のインタビューの動画も見られますが、声が低いせいもあってか、年齢のわりに受け答えが落ち着いて見えます。プレーにもそんな印象を受けました。

スピアリングのウルヴズへのローンに関しては、オファーは来ましたがクラブは「彼は今季のプランに入っているから」と拒否した模様。プレミアのクラブへのローンは彼のためにいいのではないかと思いましたが、ケニーがチームにいてもらわにゃ困ると考えているなら、それは彼も大いに張り切りますね！スピアリングはコメントの中で「戦う（fight）」と何度か口にしており、クラブ生え抜きとして「新参者に負けるか！」という情熱を前面に出したプレーを、これから期待したいと思います。2人とも楽しみです！

今日は現地時間で7時、日本時間では翌日3時から、ガラタサライ戦です。アルダやエルマンデルのプレーが見られそうなのが楽しみで、特に常々リバプール加入希望を公言しているアルダには、どんなプレーを見せてくれるが非常に楽しみにしています。キューウェルはこの夏に移籍が濃厚なので、起用されるかどうか。彼のプレーも久しぶりに見たいんですけどね。

REDMENは水曜の午後2時にリバプールを発っています。遠征メンバーは公式に発表されていませんが、当日メルウッドに行ったサポーターの情報によると、メイレレス、アッガー、レイナ、キャプテンは、チームバスが出発してしばらく経ってからそれぞれ自分の車で帰って行ったので、遠征には加わっていないんじゃないかという話です。他にもバスに乗らず自分の車で出て行った選手はいたそうですが、そういう選手はみんなバスより早く出発し、チームスーツを着用していたそうです。
レイナは既に他のキーパーたちと練習に参加していましたが、まだ大事を取っているのかもしれません。メイレレスは足首がまだ万全ではないのか。そしてアッガー･･･アッガー･･････ハル戦のメンバーに入っていなかったし、また怪我？やっぱりCBの補強は必須でしょうか！？もちろんあくまで一サポーターの不確定情報なので、もしかしたら元気に遠征している可能性もあります。でも彼がいなかったら、シュクルテルも現在負傷中で不在なので、最終ラインはハル戦同様危なっかしい感じになるかもしれません。

もうそろそろプレシーズンも本番のメンバーを試したい頃なので、ガラタサライ戦では、お試しよりも本番のスタメンを想定したチームが見られるのではないかと思います。最終ラインはまあ置いておいて、そこより前のメンバーは果たしてどういう並びになるか興味津々です。

アクイラーニはヴィオラ行きの噂が騒がしいですが、遠征に帯同したかどうかは不明です。たぶん帯同しているんじゃないかと思います。月曜に各イタリアメディアが「合意して発表は時間の問題」と報じていましたが、彼の代理人は「個人条件の合意はしてない」と言っています。どうやら日曜にコモリとヴィオラのSDが代理人を交えてモンテカルロで話し合いをしたようですが、コモリと代理人は完全移籍を主張したのに対して、ヴィオラは1mユーロでのローンを主張した模様。代理人は3分の1の給料カットも容認したそうで、アクイラーニのイタリア復帰希望は強いのかなと思います。両クラブが合意したのかどうかは不明。

それから、ハンセンは4部のブラッドフォード･シティへのローン移籍が決まり、決まったとたん早速昨夜のプレシーズンマッチにフル出場しています。アウェイでハル･シティとの対戦で、結果は1-3の敗戦でした。決まってすぐに起用されるということは、彼はこれから良い経験を積めそうです。