ステアウア･ブカレスト試合前会見

ステアウア･ブカレスト戦を前に、プレスカンファレンスでのホジソンとアッガーのコメントです。
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●ホジソン（公式HP）
「ステアウア･ブカレスト戦では、私はチームを変えるだろう。それに疑問の余地はない･･･ずっと計画して来たことだ。
25人の選手のスカッドがあり、彼らの大勢が代表選手なのだから、毎試合を同じ11人でプレーさせようとするのは意味のないことだと思う。全員を起用できる状態にしておくことが重要で、さらに私にとって重要なのは、選手たちをもっと知ることなんだ。私は試合の中から多くのことを学び、選手たちについて多くのことを学んでいる。ワールドカップに出場していた選手たちとは、あまり長い時間を一緒に仕事ができていないからね。
ヨーロッパリーグやカーリングカップの試合を、私は選手たちを良く知るために使うつもりなんだ。時間が経つに従って、我々のベストイレブンが誰か、はっきりとわかってくるはずだ。

ディルク･カイトとファビオ･アウレリオに関しては我々はまだ待たなければならないが、幸運なことに、これまで他に負傷者は出ていない。だから、選べるスカッドはなかり大勢だよ。明日私が選ぶチームは、まず第一にこの試合に勝てるチームであり、第二には、マンチェスター･ユナイテッド戦に必要になるであろう選手たちを何人か、できるだけしっかりと休ませることだ。
明日チームをいくつかの所で変更するとしたら、出場する選手たちには、トップクラスのチームが相手のパフォーマンスをしてもらいたい。彼らがお粗末な相手に対してプレーしているのを見ても、実際よりも良く見えてしまうかもしれず、私には役に立たないからね。

（ユナイテッドはリバプールよりも48時間試合の間が開き、それはリバプールにとって不利かと聞かれて）いや、我々には優れたスカッドがあるからね。私たちがやらなければならないような数多くの試合をプレーするには、チームを変更しなければならない。しかし、毎回チームの誰かを変え、そしてそのチームが勝てなければ、選択が批判される。

（これまでの成績に関して）我々はこれまで全ての大会を通して8戦し、5勝2分1敗だ･･･どれだけ想像力をたくましくしても、これは悪いシーズンスタートではないと思う。
今は新しいチームであり、対戦の組み合わせに関して厳しいシーズンスタートとなっている。現時点での数多くのチーム同様、我々は望んでいたよりもポイントをあげられず、4～6ポイント差でひしめきあっているグループの中にいる。今の時点では基本的に、リーグ戦の90%はそうなることが想定されるんだよ。
以前にも私は言ったし、リーグ戦の10試合が終わるまでは間違いなく繰り返して言うことになるだろうが、今リーグの順位を議論しても意味がない。良いスタートか、それとも悪いスタートかそこそこのスタートか、その議論を始めるのは10試合が終わった後になるんじゃないかな。しかしまだ4試合だよ。
率直に言って、私は君たちが既に知っていることを言っているだけだ。今は当然ながら過渡期であり、それは常に困難な時期であると確認しているだけだよ。

（トーレスについて）残念ながら批判というのは、彼が付き合って行くのを学ばなければならないものだ。我々はこのクラブにいて強い期待を背負い、誰もが我々に関心を抱く。新聞や放送は我々のことであふれる。クラブで起きたあらゆる出来事がこと細かに報じられ、その中には選手のパフォーマンスも含まれる。
フェルナンド･トーレスはそれに関して何の問題もない。彼は傑出した選手であり、非常に献身的で、今シーズンに集中している。フットボールでの90分間から彼の心理状態を読む人間は、全く間違っている。そんなことができるのは、奇跡の心理学者だけだと思うよ。私は選手を見て、彼の心理状態を言うことなどできないね。」

●アッガー（公式HP）
「新しい選手、若手選手、新しいスタッフが入って来て、これは新しいチームだ。みんなの顔に、彼らがはるかに幸せなのを見ることができるよ。トレーニング･セッションも変わった。新しいトレーニング･セッション、新しいスタッフ、新しいやり方、それは何ていうか、もっとエネルギーを与えてくれるんだ。
もちろん、セッションは正しいやり方の優れたものでなければならない。でも僕に言わせれば、喜んでフットボールをプレーしていることが、チームにとって大事なんだ。僕個人にとっても、喜んでフットボールをプレーしていることが大事だよ。もっと良いパフォーマンスができるし、それはみんなも同じだと思う。

（左サイドバックでのプレーについて）僕もボスも、そしてここにいる人たちも知っている通り、僕は左サイドバックじゃない。もし自分自身で決められるなら、そこでプレーはしないだろうね。でも、僕は監督に言われたことをやらなければならない。ここのようなクラブでは、選手は監督に置かれたポジションでプレーしなければならないんだ。それは僕も同じだ。チームの中に入っていれば幸せだし、それが一番大きな部分だ。ベンチに座っている時は絶対に幸せじゃない。だから、左サイドバックでやらなければならないのなら、僕は左サイドバックでプレーする。
僕は、自分の能力は中央にあると思っているんだ。中央にいるほうが、チームのためにもっと力を出せると感じているよ。

僕はこのクラブに、トロフィーを勝ち取るためにやって来た。そしてここ4年間、僕たちは何も勝ち取っていない。僕とチームにとってそれは重要なことであり、スカッドにとっても重要なことだ。僕たちには大勢の選手がいて、みんながプレーしたいと思っているからね。
僕たちには25人の選手がいて、全員がプレーできるわけじゃない。しかしこの大会があるおかげで、試合数は増える。だからもっと選手が幸せでいるために、勝ち進むことが大事なんだ。

（優勝カップが最大目標かと問われて）それが成功への一番の近道だよね？もちろん、プレミアリーグはとても強い。昨シーズン、僕たちはこの大会（※EL）を勝ち取りたかった。
タフな戦いだよ。ヨーロッパの戦いは毎試合がタフだけど、僕たちには出て行って試合に勝てるのに十分な力がある。リバプール･フットボールクラブは、あらゆる試合を勝ちに行く。勝利できれば、勝ち方は問題ではない時もある。
ステアウアは典型的なヨーロッパのチームだ。僕たちは早い時期にすでにマケドニアでプレーをした。明らかにステアウアはもっと大きなクラブでありもっと強いチームだけど、選手のタイプは似ているね。」

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アッガーのコメントは、「今までのトレーニング･セッションは楽しくなかったの？」と突っ込みたくなりますが、まあまあ、新しい気分でがんばってますよということでしょう。試合のピッチの上の選手たちはどうも幸福そうには見えないんですが、それはこれから改善されて行くことを願います。ホジソンが言っているように、彼が選手のことをもっと良く知って良いバランスが見つけられ、パフォーマンスが上がって行くと選手たちも幸せそうになるでしょう！アッガーは「中がいい、その方が力を出せる」と監督を横にズバッと良く言いましたね。これは一ファンとして100%同感です。
それから、ホジソンはトーレスの件、良く言ってくれました！レドナップ（息子）は少し言葉を選ぶように。

ステアウア戦の予想メンバーは下記の通りです。

　　　　　　　レイナ
ケリー　キルギアコス　アッガー　コンチェスキー
　　　　メイレレス　スピーリング
　　　マキシ　　ジョー　　バベル
　　　　　エンゴグ

これは上から下まで見所満載、非常に興味深い面子です。まず最終ラインは、ホジソンがどうやらセカンドセットと見ているふしがある2人のコンビです。アッガーには、それが間違っていることをがっつりと見せてもらいたいですね。彼がラインをどうコントロールできるか、キルギアコスは正直スピードに難があるだけに、ここをどれだけ思い切って行けるかに注目します。
真ん中はメイレレスとスピーリングの新鮮コンビです！個人的にスピーリングはがけっぷちだと思っているので、彼はこのチャンスに絶対に強烈アピールをしなければなりません。がんばれよ！彼には勇気あるプレーを見せてもらいたいです。
その前は、バベルとジョーの位置がどうなるかに注目です。おそらくはこの並びで行くんじゃないかと思うんですが、できればバベルとジョーが逆になる形を見たい。本当はエンゴグでなくバベルをトップにして、サイドにパチェコが入ってもらいたかったです。パチェコはリザーブをほぼ卒業したようでほとんどプレー時間をもらっていないので、少なくとも20分は時間をあげて欲しいところです。
それから、誰がゲームキャプテンを勤めるのかも興味津々です。レイナかアッガーの2択で、順当ならばレイナか。