スイスにいない選手たち

スイス合宿が開始し、土曜にはプレシーズンマッチの初戦、アル・ヒラル戦が行われます。合宿中のホジソン監督が、補強プランについて語っています。
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●ホジソン（公式HP）
「クラブが保有している『優れた選手たち』が来シーズンも確実に我々と共にいるように、私たちは懸命に努力をしているよ。その辺については役員会が懸命に仕事をしている。一部の選手たちは昨シーズンに起きたことで少々魔法を解かれた思いでいるが、私たちはその魔法をしっかりと取り戻したいと思っている。
私たちはチームに選手を加え、補強しようとしている。しかし何かを確実にアナウンスできるようになるまで、何も言わないほうがいいと思っているんだ。右、左、中と様々な選手たちのうわさが出ており、時には我々が聞いたこともない選手の名前が出て、楽しませてもらっているよ。

私はリバプールの市民に大きな信頼を寄せている。彼らは新聞で情報の断片を読むかもしれないが、それを話半分に捉えて公式のアナウンスを待っている。」

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移籍マーケットの主導を取っているのはやっぱり役員会ですか？と少々不安になる発言ではあります。要約すると、「ちゃんとやってるからね。いろいろうわさはあるかもしれないけど、公式発表をお待ち下さい。」ということです。そうは言っても気になるのが人情で。出てくるうわさはどうも気が滅入るものばかりで、それも若手の話がずいぶん多いのが気になるところです。スイス合宿にいなかったネメトの代理人がコメントをしており、また、プレシについてもフランスメディアが移籍のうわさを報じています。
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●Tibor Pataky　ネメト代理人（Liverpool Echo）
「クリスティアンは非常に明白な考えを持っています。彼はリバプールの選手として留まりたい、そして、リバプールの選手として成功することを願っています。もしもリバプールが彼に戦うチャンスを与えるのならば。

現在のところ彼はメルウッドに戻っており、懸命に努力をして前を見つめています。自分はファーストチームに飛び込むチャンスを与えられると彼が感じるなら、そのためにできることは何でもするでしょう。しかしもしもそうでなければ、その時は彼は喜んで、おそらくシーズンの半分を他のクラブにローンで行きます。

まだロイ･ホジソンと話し合いはしていませんが、ゾルタン・ゲラ（フルハム所属のハンガリー人選手）から監督の哲学に関していろいろと聞いています。しかし我々は強調しておかなければなりません、第一に、クリスティアンの将来を決めるのはリバプールFCです。彼はクラブに完全な信頼を寄せています。もし彼らが彼をAEKに帰したいのなら、その時は我々はそれについて考えます。もし彼らが興味を示しているイタリアのクラブに彼を行かせたいのなら、その時はそれについて考えます。
彼はもちろん自分自身を信じていますが、現実的でもあります。彼はファーストチーム入りをかけて戦えるとリバプールが言うなら、その時は彼は戦います。そうでないなら、彼は彼らの決定を尊重するでしょう。

もちろん、ハンガリー代表チームは彼にとって非常に重要なものです。2012年EURO大会の予選に向けて、彼は代表入りを目指して戦うでしょう。

（SKY SPORTSより）いくつかのクラブが彼に関心を抱いています。イタリア、スペイン、ギリシャ、そしてブンデスリーガからもあります。我々はファーストチームでの経験を彼に与えてくれるクラブを求めています。」

●ハノーファー96のミルコ･スロムカ監督（SKY SPORTS）
「彼はかなりスピードのある良い選手で、最近AEKアテネへローンで出ていたね。最近はあまり試合に出ておらず、彼が獲得可能かどうかは知らないんだ。」

●Jorg Schmadtke ハノーファーゼネラルマネージャー
「その選手のことは知らないな。」

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プレシに関しては、レキップ紙がベンフィカが獲得に動いていると報じています。移籍金は70万ユーロ（約￡600,000）。ネメトは怪我でもしているのかと思ってたんですがそうではなく、純粋に合宿メンバーから外れたようです。昨シーズンはメンバー入りしていましたから、これは本人はショックでしょう･･･。単に戦力と見ていないのか、それともローンも含めて移籍が近いために連れて行かなかったのか、どちらかはわかりませんが、彼がリバプールに残ることを望んでいるのは間違いないようです。できれば売却ではなくローンでお願いしたい。プレシに関しては、彼の移籍はやむをえないと思います。ベンフィカというのは、彼にとってもかなりいい話ではないでしょうか。ちょっと安いけど。

この夏は獲得の話題は雲をつかむような話ばかり、そして出て行くほうは妙に信憑性があるんですよね･･･これもご時勢か。マスチェラーノに関して、今度はインテルのモラッティ会長がコメントをしています。
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●モラッティ会長（SKY SPORTS）
「マスチェラーノ？彼がずっと良いプレーをしていることは知っているよ。強い精神力の持ち主で、賢い男だね。
私たちにはあの役割のできる選手たちが大勢いる。戦術面に関して、彼が我々の力になるかどうか見てみるつもりだよ。」

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なんだか「今日のマスチェラーノ」みたいに毎日ニュースが出てきます。昨日のスポーツディレクターといい、「戦術面で合うなら」みたいなニュアンスですね。ラファ次第ってことですかね。

最後に元気の出る話題を。ヨバがとうとうチームに合流し、栄えある10番のシャツを身に着けました！彼とホジソン監督のコメントです。それからやる気満々のエクレストンのコメントも。
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●ヨバノビッチ（公式HP）
「僕はリバプール･フットボールクラブとの契約を選んだ、そういうことだ。とても単純なことさ。リバプールはずっと僕の最大の願いだったし、ここにいることは、僕のキャリア、そして僕の人生ですばらしい日だよ。彼らがスタンダール･リエージュでの僕の試合を、そしてセルビア代表チームでの試合も見ていたことは知っていた。彼らが初めてコンタクトを取って来た時は、ものすごく嬉しかったね。僕にはリバプールしか考えられなかったし、交渉が成功して嬉しいよ。今は、これから3年間クラブのだめに出来るだけ上手くやりたいと思っている。

リバプールについて話すということは、世界最大のクラブの一つについて話しているということだ･･･おそらく僕にとってはその中でも最大だね。チャンピオンズリーグで5度の優勝を果たした、歴史的なクラブだよ。
アンフィールドでプレーして、'You'll Never Walk Alone'を聞くのが待ちきれないんだ･･･世界最高の歌をね。トーレス、ジェラード、カイト、マスチェラーノ、レイナのような選手たちと一緒にプレーするのも待ちきれないよ･･･世界最高の選手たちだ。

僕が何をチームにもたらすことができるか、それをファンに説明するのは難しいね。それを言うのは他の誰かに任せておくよ。しかし、チャンスを貰った時にはピッチの上で良いプレーをし、自分の力を見せなければならないことはわかっている。

今朝ホジソンさんは僕を歓迎してくれて、彼や選手たちと一緒にやるのが楽しみだよ。そして願わくは、一緒に成功してトロフィーを勝ち取りたい。

（10番のシャツについて）トシャック、バーンズ･･･このシャツを着て来た選手たちのことは知っている。しかし、番号が特別なんじゃない。自分がピッチの上で何をやるかが大事なんだ。」

●ホジソン（Liverpool Echo）
「ミランが来て本当に嬉しいよ。彼は強い熱意と情熱を持つ選手のようで、このクラブのためにプレーしたいと強く願う選手が入るのは良いことだ。彼の獲得に関しては私は何も責任を負わなかったが、彼のような選手を獲得するためにクラブがイニシアチブを取ったと聞いて嬉しかったよ。フルハムにいた時から彼を良く見ており、私たちは彼に注目していたんだ。
彼は中に切れ込んでプレーすることのできる、生粋のワイドの選手だ。ワイドのミッドフィールダーというよりも攻撃的なウィンガーと言ったほうが良く、彼はゴールスコアラーだ。クラブと代表でゴールを決めており、彼は大きな力になると私は確信しているよ。ワールドカップで得点し、スタンダール･リエージュではチャンピオンズリーグレベルで良いプレーをしていた。だから彼は大舞台には慣れている。

まだ昨夜到着したばかりだから、週末には彼を起用しないだろうと思う。彼はフィットしているようだが、今の段階では、プレシーズンを最初から一緒にやってきた選手たちを起用するほうがいいだろうと思っているよ。」

●エクレストン（Liverpool Echo）
「トレーニンググラウンドの辺りでは、彼（ホジソン）はすごく尊敬されている人って感じだよ。当然彼は選手たちに尊敬を要求するけど、僕たち若手は自然に彼に敬意を抱いているし、それはもっと年上の選手たちも同じだ。アクイラーニやルーカスのような人たちが、彼に対してもう大きな敬意を抱いているのがわかるよ。

僕にとっては、ワクワクするような新しい挑戦なんだ。新監督に印象づける大きなチャンスだ･･･みんなが今は同じ一つのボートに乗って、印象づけようと全力で頑張っているよ。もし僕がスイスでいい仕事ができれば、上手く行けば彼のこれからのプランに入れるだろう。

今週末の初めに彼は、土曜はビッグゲームで、シーズン初戦だからシーズンの最も重要な試合の一つになるかもしれないと言った。彼に印象づけて試合に勝とうと、全員が思っているよ。親善試合かもしれないけど、全ての試合が重要で、僕たちはピッチに出て仕事をしなければならない。

（自分にとって成功のシーズンとは）ファーストチームにまた割って入ること、もっと試合に出てもっと経験を積むこと、そしてレギュラーでファーストチームの選手たちとトレーニングすることだ。上手く行けば、僕はフットボーラーとして成長し、もっと上手くなって･･･それからはどうなるか？未来が僕をどこへ連れて行ってくれるか見てみよう。」

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ヨバかっけえ。とりあえず土曜にピッチ上でのお披露目はなさそうです。合宿には若手選手たちが多いですから、ガツンとオヤジインパクトを見せて、「おおおヨバさんすげえよ」と言わせてもらいたいですね。
写真は、ホジソンを追いかけるインス君が「じいちゃん待ってええ」と叫ぶマゴのようにめんこかったので、載せてみました。若手たちは張り切って、今のチャンスを大いに生かしてもらいたいです。全力を振り絞って頑張れ、クラブの未来たち！