リーセに対抗してというわけではないでしょうが、キャラが
エコー紙に、彼の選ぶレッズのドリームチームを発表しています。
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ゴールキーパー:ペペ・レイナ彼は明らかに世界の2、3人の中に入るトップキーパーだが、俺の意見では彼が世界最高だ。ここでの彼の記録は、レイ・クレメンスを凌ぐ。彼はそのキャリアの中で多くの栄誉を勝ち取っている。ペペはまだその段階まで達してはいないが、それを成し遂げる時間はまだたっぷりある。彼はすば
らしいキャラクターの持ち主で、このチームのリーダーの1人だ。何もかも揃った男さ。
右サイドバック:スティーブ・フィナン「フィン」とマルクス・バッベルのどちらにするかは決めるのが難しかったね。マルクスは12ヶ月間しかプレーしなかったが、それはすばらしい期間で、俺たちはトレブルを達成した。しかしフィンはもう何年か長くプレーし、チャンピオンズリーグで良い仕事をして、どの試合でもいつも10点満点中7点は取っていた。彼はどんなチームでも必要とするタイプの選手だ。
センターバック:ステファン・アンショズアンショズは俺のようなタイプのディフェンダーだ。彼は例え何があろうともタックルを仕掛ける選手だった。俺たちがトレブルを獲得した年の、彼とサミのパートナーシップはすばらしかったよ。
彼のような守り方をする選手が、俺は好きなんだ。彼とサミがリバプールのチームで一緒にやっていた時は、手ごわい障壁を作り上げていた。
センターバック:サミ・ヒーピアサミは単純に、リバプールの偉人の1人さ。俺が一緒にやった中で最高のセンターバックのパートナーで、クラブが今まで獲得してきた中で最高の選手の1人だ。彼の長いキャリア、その中であれだけ安定したパフォーマンスを見せていたことを考えれば、とんでもなくうまいビジネスだったと言えるね。
左サイドバック:ヨン・アルネ・リーセ初めてここに来た時、彼はその攻撃力と獰猛なシュート力で、クラブにすばらしいインパクトを与えた。しかし、2005年と2006年に俺たちがディフェンス記録を破り、彼がそのチームの左サイドバックだったことは見落とされがちだ。
とは言っても、皆がいつも思い出すのは「ジンガー」が決めたゴールだ。彼の1年目のシーズン、マンチェスター・ユナイテッドを相手に決めた稲妻のようなやつさ。
右サイドハーフ:スティーブ・マクマナマン俺がチームに加わった時の最高の選手は彼で、尊敬するすばらしい手本だった。彼のベストの時にはちょっと違うポジションでプレーしていたが、このチームでは俺は彼をサイドに置いて、あの相手を混乱させる鋭い走りでサイドをズタズタにさせたいね。彼はほとんど1人の力でリバプールを2度カップファイナルで勝利に導き、その後はレアル・マドリーで偉大な仕事を成し遂げた。
センター・ミッドフィールド:スティーブン・ジェラード彼は今まで俺が一緒にプレーして来た中で最高の選手であり、間違いなく、クラブの歴史上でケニー・ダルグリッシュに匹敵する。もう彼については既にいろいろと語られて来たから、今さら言えることはあまりないな。彼が最高の状態ならば止めるのは不可能で、大舞台に強い男だ。
センター・ミッドフィールド:シャビ・アロンソスティービーと並んで中盤の役割をするのなら、彼はディディ・ハマンをわずかに上回る。彼は既にキャリアの中で、ワールドカップとヨーロピアン・チャンピオンシップ優勝を果たしている。チャンピオンズリーグの決勝でも大きな役割を果たした、超一流の選手だ。全部のポジションの中でおそらく一番選ぶのが難しかったところがここだったが、シャビのボールの扱い方を考えると、彼を外すことは決してできなかったね。
左サイドハーフ:ジョン・バーンズ彼が左ウィンガーだった時に俺は一緒にプレーしたことはないが、中盤の真ん中で並んで45分間プレーしたことがある。成長途中の子供として、俺は決してジョン・バーンズを忘れないだろう。
彼はおそらく、リバプールでプレーした中でトップ3か4に入る選手だ。彼のベストの時には、世界で彼に肩を並べる選手はいなかったよ。彼は独力で試合を勝利に導ける選手で、それを何度もやってのけた。
ストライカー:マイケル・オーウェン彼は俺の親友だが、だから彼を選んだってわけじゃない。トレブルを達成したシーズンに、彼がやったことを思い出してくれ。FAカップ決勝のアーセナル戦を彼は独力で勝利に導き、2001年のヨーロッパ年間最優秀選手に選ばれた。頭角を現してファーストチームに割って入ってからの4、5年間に彼が与えたインパクトは、まさに驚異だったよ。
ストライカー:ロビー・ファウラー人はこれを見て、「何でフェルナンドが入ってないんだ?」と言うだろうな。しかし、俺はただ友達を選んでいるわけじゃない。フェルナンドは俺たちのためにすばらしい働きをしているし、この2年間で彼がスペイン代表で成し遂げたものは驚きだ。しかし彼はまだ、ここでトロフィーを何も勝ち取っていない。皮肉にも、フェルナンドはマイケルやロビーよりもゴール記録を上回っているが、彼ら2人はカップ決勝戦でしっかりと記憶に残っている。2001年に、バーミンガム戦とアラベス戦でロビー・ファウラーがやったことを思い出して欲しい・・・それに彼を選んだのは、俺がいつも尊敬してきた選手だからでもある。その理由で、俺は彼を除外することはできなかった。彼は極上の点取り屋だった。
ベンチ:数を絞るのは、ここでも容易なことじゃない。スターティングラインナップを選ぶのも大変だったが、俺たちのために何年間も大きく貢献してくれた選手たち皆を考えると、ベンチを選ぶのも同じだけ難しいよ。
最終的に、俺はイェルジー・デュデクをゴールキーパーに選んだ。それから俺たちの強力な控えの武器として、フェルナンド・トーレス。ディディ・ハマン、ダニー・マーフィー、ギャリー・マカリスターは中盤のオプションになってくれるだろう。それから、ディフェンスのカバーとしてはマルクス・バッベル以上の人間はいないだろう。
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キャラの場合はリーセと違ってリバプールの選手限定のドリームチームですが、それでもバックラインと真ん中は、ほぼ同じメンバーになっています。そしてやっぱりキャラがいない(笑)。リーセもキャラも、このメンバーに対する愛着がファン同様強いんでしょう。しかし裏を返せば、両ウィンガーにはかなり長い間、ドリームチームに選びたくなるような選手が出て来ていないということにもなります。ハミルやアンダーソンのような期待が膨らむ若手も現れましたが、結局ファーストチームに割って入るまでには至りませんでした。
フォーメーションの主流が1トップに移行しつつあることも手伝って、ウィンガーはどんどんプレーの幅を求められていますね。ちょっと前ならサイドを破るテクニックといいクロスが上げられればOK、みたいなところがありましたが、今はある程度両足使えて、サイドをえぐるか中に切れ込むかの2択がないと簡単に読まれてしまうし、シュートの威力も欲しいし、狭いエリアの中で周りを見られる賢さも欲しいし・・・と、超人のような能力が求められます。そう考えると、ギグスのような選手は敵ながらすごいですね。彼が代表で大きな国際舞台を踏めなかったのは、返す返すも残念です。
このウィンガーには、アモーやエクレストンなどの若手がまた育って来ています。パチェコはウィンガーと言うのにはちょっと違うかな・・・。彼らのような選手がどんどん上がって来て、ドリームチームを選ぶ時に「今のスタメンがドリームチームだ!」と言えるようになりたいですね~。
この夏の補強に関して、キャラは「うまくやったんじゃない?」と言っています。
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●キャラ
(SKY SPORTS)「彼(ホジソン)はとてもうまくやったと思うが、時間が答えを出すだろう。良かったか悪かったか・・・その判断は、クリスマスが過ぎた時でなければわからない。
俺たちはかなり良い感じでスタートが出来たし、うまく行けば、最後に獲得した2人の選手たちが力になってくれるだろう。俺たちに左サイドバックが必要なことは誰もがわかっていたから、コンチェスキーが加入し、そしてラウル・メイレレスが来たことは、俺たち全員がこれからを楽しみにできる。恐らく彼は、シャビ・アロンソやアクイラーニのようなタイプの選手の代わりができるだろう。だから俺はいい感じだと思っているんだ。」
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キャラの言う通りになるといいですね!それがわかるのは彼も言っているように、今年いっぱいは見守らなくてはなりません。その間にオーナーが変わってくれればなあ・・・。RBSへの負債の返済期限は10月6日に来ると言われていますが、現地のサポーターたちが一番恐れているのが、RBSがまたしてもずるずると借り換えに応じることです。それは現オーナーズの延命を意味し、この苦しい財政状況がさらに続き、悪化の一途をたどることを意味します。これまで何度も返済期限が来て、その度ごとにファンは期待を抱いては裏切ら続けて来ました。彼らにもそろそろ、毅然とした態度を取ってもらいたいところです。
それから、オランダ代表に合流していたカイトが練習中に肩を打って、キャンプを離れてリバプールに帰って来ました。肩関節を捻挫したようです。
エコー紙によれば、ファンマルバイク監督はこう語っています。
「彼はおそらく2、3週間の離脱になるだろう。今日の午後4時の飛行機でリバプールに帰る予定だ。」
やっぱり誰かが怪我をする・・・。カイトはワールドカップで誰より長い時間をプレーしましたからね。ユナイテッド戦に彼の運動量がないのは非常に痛いですが、痛めたのが肩なのは不幸中の幸いです。この短い離脱が良い休養になって、長い目で見れば吉となることを期待しましょう。
今日はその他にもEURO予選が予定されており、全員が怪我なく元気に帰ってきてくれることを祈ります。トーレスは親善試合は出ないでいいから。彼とレイナは試合後、17時間をかけてブエノスアイレスから帰って来ます。このマッチメークをしたスペイン協会の責任者に、意図を問いただしたい。週末の試合が日曜だったことが、せめてもの救いでございます。
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無題
カイトの怪我は彼も人間だなぁ~と思いました、が残念です。
運よくサイドは選手が多いのでみんなでカイトの不在を感じさせないような活躍をしてほしいです。マンU戦はJ・コールをサイドで。トーレス怪我しないでね。心から願います。
Re:無題
本当に(笑)。電池を背負ってるとか実は双子だとか、疑惑はいろいろあったんですが鉄人の彼もさすがに電池切れしたかも。これをいい休養に、プラスに変えてもらいたいですね!「4週間」というのは10月のブレークを考えて長めに発表しているのではと、密かに期待してます。
無題
こうやって見るとキャラも長い間このチームに居るんだなぁとしみじみと感じます。
来年か再来年あたりには、FWにタイトルを獲ったトーレスが入る事を願います。
代表戦は怪我だけが心配でしたが・・・、カイトですか・・・。あまりのハードワークに、彼はもしや双子では? との説がありましたが、どうやらその疑惑は解消されましたね。無理せずしっかりコンディションを整えて戻ってきて欲しいですね。
どうかこれ以上怪我人が出ませんように・・・(祈)。
Re:無題
ですよね!「タイトルを獲りに来た」と言った彼が未だにタイトルを手にできないと、そろそろアイソつかされそうで・・・。
双子揃って痛めたとか!幸いにこれ以上の負傷者は出ませんでした。レイナがちょっと心に傷を負ったかな。でもそれをまた奮起の材料にして、クラブで良いプレーを見せてくれればレッズファンとしては幸せです。
でもインターナショナルブレークはイヤですね、仕方ないんですが、無理なマッチメークはなるべく避けて、選手を早くクラブに返してもらいたいです。
無題
キャラのチョイスもさることながら、フニクラさんの写真の選び方が秀逸です。
泣いたり笑ったりホレボレしたり。
今シーズンは、新しい夢のタマゴがたくさん出てくるといいですねえ。
最近くすぶり気味の方々にもがんばってほしいっす。
Re:無題
新しいタマゴがこれからたくさん孵ってくれると嬉しいですね~。でもやっと孵ったヒヨコを金になるからって安易に売ったりしないで、それだけはよろしくお願いしたいです。