移籍に関して、関係者からいくつかコメントが出ています。
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キャプテンの移籍に関して・・・●Ernesto Bronzetti マドリー移籍コンサルタントがイタリアのラジオGR Parlamentoに語ったコメント
(SKY SPORTS)「カカはレアルに残るでしょうが、ジェラードに関しては会長が合意していません。彼は30歳で、ペレスは関心がないためです。加えて、リバプールは70mユーロ(£58m)を要求しています。
モウリーニョは右サイドに(マイコンを獲得せず)セルヒオ・ラモスを残すことで納得しています。今は、彼はセンターバックかジェラードのようなミッドフィールダーを欲しがっています。レアルはマイコンについてオファーは出しませんでした。インテルの方から、35mユーロ(£29m)という申し出がありました。」
マスチェラーノの移籍に関して・・・●Walter Tamer マスチェラーノ代理人がコリエレ・デロ・スポルト紙に語ったコメント
(ESPN)「マスチェラーノは、ホジソンともリバプールともまだ話をしていません。ワールドカップの後で彼はスイッチをオフにしていますが、移籍市場でトップクラブのターゲットになっていることについてはもちろん嬉しく思っています。昨シーズンはヨーロッパチャンピオンのバルセロナが彼を欲しがり、今年はインテル、現チャンピオンズリーグ優勝チームです。彼にとって、インテルのようなチームと結び付けられるのは魅惑的です・・・夢のような話ですよ。
考えてもみてください、世界最強のチームが彼を欲しがっているんです。マスチェラーノと同国の選手が数多くプレーしているチーム、マスチェラーノが個人的な絆を持っている監督が率いているチームです。
もしこれがマスチェラーノ次第ならば、(インテルとの)交渉は非常にスムーズなものになるでしょう。しかし彼はリバプールと契約をしており、我々が入る前に、まずは両クラブが合意をしなければなりません。
昨年の夏には、ベニテスがこの選手へのバルサからの高額のオファーを断りました。しかし今回はまた違うマーケットです。私はマスチェラーノの買取条件は何かを知らされていません。私は彼の最終的な移籍を話し合う権限のある唯一の人間ですので、電話を待っています。」
トーレスの移籍に関して・・・●代表チームメート、イニエスタのコメント
(Express紙)「フェルナンドはスペイン代表に完全に集中していて、僕たちは昨夜まで彼の将来に関して話もしなかったよ。彼は(今週に姉の結婚式に出席してから)奥さんと娘さんと一緒に休暇を取ることになっていて、リバプールと話をしてそこから事態をつかむつもりだ。
どんなクラブも、彼を保有すればラッキーだよ。ダビド・ビジャは、トーレスは世界の中で最も完全なストライカーだと言っている。彼の将来は、これから2週間以内に決まるだろう。
(自分の決勝ゴールについて)僕はまだ全く信じられないんだ。選手ならワールドカップで決勝ゴールを決めることを話したり思ったりはするけど、自分が実際にそれをするとは全く信じられないんだよ。Euro2008の後のスペインの熱狂ぶりはクレイジーそのものだった。自分の夢が現実になったことを、僕はなんとか納得しようとしているよ。
僕たちはスロースタートをしたけど、大会が進むごとに自信を増し、良くなって行った。ドイツ戦でもオランダ戦でも試合を支配し、優勝にふさわしい以上だった。
僕たちは、今回が自分たちの時だとわかっていた。スペインはこれまで何年もすばらしいチームを作って来たけど、今回は僕が今まで見た中で最高だった。僕たちは決勝を、トーレス、ファブレガス、ナバスをベンチに置いてスタートした・・・それがこのチームの能力について何もかもを物語っているよ。
プレミアリーグは僕がすごく見たいと思うリーグだけど、バルセロナを離れる意思は全くないよ。自分のキャリアをずっとここで過ごせることを願っている。オールド・トラフォードでプレーすることは僕の夢だけど、それはバルセロナの選手としてで、他のどのチームでもない。」
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マドリーはとことん失礼な(怒)。関心ないならちょっかいかけてこないで欲しいわ。メディアは「レアル、ジェラード獲得を断念」なんてヘッドラインをつけていますが、「合意しなかった」ではなく「合意していない」と現在形のところがミソで、油断はなりません。アロンソの時も、「シャツが売れない選手に大金出してもねえ」なんてド失礼なコメントを出しながら結局かっさらって行ったし、移籍期間の代理人や補強担当のメディアへのコメントは、条件闘争の手管の一部と見るべきでしょう。
そう考えると、マスチェラーノの代理人のコメントはリバプールへの「出せ」というプレッシャーと見るべきかもしれませんね。彼の移籍希望はどうやら明白のようですし、後はできるだけ高値のお買い上げと、それをきーーーっちりと使って代わりの選手を獲得してくれることを願うのみです。マスチェラーノの移籍したい気持ちも理解できるので、彼を責めるつもりは全くありません。今はアメリカで休暇中だそうです。重責を負って心身ともに疲れたでしょうから、ゆっくりと休んで新しいシーズンに備えてもらいたいです。本当はちょっとだけ、インテルとの交渉が上手く行かないで残ってくれないかという、うっすーい希望も捨ててはおりません。
Balagueのブログによれば、トーレスは既にホジソンと10分ほど電話で話をしたそうです。ホジソンは南アでトーレスと直接会って話をしたかったそうですが、それはワールドカップが終わってからの方がいいだろうということで延期された、と書いています。ホジソンが南アにいた時は、まだレッズ監督就任は決まっていなかったはずなんですけどね・・・?いずれにせよ、トーレスは今は可能な限り早く監督と会って、クラブのこれからのプランを聞きたがっているそうです。その結果と負傷に関する診断によって、彼の気持ちも決まるんじゃないでしょうか。
(追記)
トーレスのオフィシャルサイトによると、火曜日にマドリーでMRI検査を受けた結果、診断は左内転筋の軽い損傷で全治3週間だそうです。
イタリアメディアによると、ガゼッタ紙が、レッチェがネメトに1.2mユーロのオファーを出したと報じています。むー、ローンってのはどうでしょう?
余談ですが、イニエスタの短いコメントからも彼の人柄が感じられますね。ピッチの上ではいつでもうならされる選手ですが、ピッチ外でのインタビューなんかを見ると、小動物みたいな目でなんだかびくびくして見えるんですよね(笑)。面白いなあ、大好きな選手です。彼がもしもアンフィールドでプレーする夢も抱いていたとしたら、それはもうかなっていますね。
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無題
それに引き換えイニエスタは本当に良い人ですね。アーセナルファンの気持ちも考えずにセスクにバルサのユニフォームを着せるようなお調子者たちと違って、このコメントから彼の人柄、思慮深さが感じられます。ちょっとリバプールに来てみない・・・? 駄目・・・?
まあ、プジョールもピケも嬉しさで舞い上がっていたのだと思いますが・・・。
でも、トーレスが同じような目にあっていたらと考えるとアーセナルファンが怒るのも無理ないなと思います。まあ、そんな時はきっとレイナが体を張ってスーパーセーブ(?)してくれていたと思いますが・・・(笑)。
Re:無題
セスクの件は、スペイン国内のことですからまあいいんじゃないでしょうか。アーセナルファンもきっと「セスク愛されてるねえ」と鷹揚に受け止めているんじゃないかと、勝手に想像しています。なんて言って、これがトーレスだったらこんな人ごとみたいなこと言えないか(笑)。おっしゃるように、レイナのスーパーセーブがきっと見られるでしょう。
個人的にはセスクがプレミアから出て行ってしまうのはすごく残念なので、ぜひ残って欲しいと思っています。
無題
個人的にトーレスは絶対残ると確信してます。
マスチェの移籍は仕方ないと思ってます。以前から家族の方も馴染めていないということだったので。でも、売るなら絶対高値に限ります。リバプールはあまり取引うまくないから心配。
フニクラさん、ありがとうございました。かなり出回っていましたね。動画を見る限りカシージャス側からでしたね。彼女の方は少し無理やりさせられた感じで、彼女はリポーターとして仕事に徹しようとして(徹していた)すばらしと思いました。カシージャスのほうはちょっと子供に感じました。笑
それにしてもうらやましいかぎりですね。
Re:無題
その通りですね、この人何すんのみたいな(笑)。美人でしっかり者、いい嫁になりそうです。
>個人的にトーレスは絶対残ると確信してます。
おお、頼もしい言葉です!とりあえず怪我はたいしたことがなさそうで何よりでした。アーセナル戦はぎりぎりっぽいですが、この際無理はさせずにしっかりと休ませてもらいたいです。