ウルヴズ戦に向けて、ケニーが
公式HPでインタビューに答えています。
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ケニー、ウルヴズがアンフィールドへやって来るこの一戦は、ほぼ1か月ぶりのホームゲームです。私たちのファンの前にまた戻ってプレーするのは、すばらしいことですね?
アンフィールドに戻って来るのはうれしいし、午後3時のキックオフというのもいいね。いつも土曜の午後3時にプレーしていた、古き良き時代に戻るようだよ。もちろんTVが出現して、そのおかげでこの競技は劇的に発展したと思う。数多くの試合が週末の異なる時間帯に開催されている。何試合かは月曜に移りさえした。しかし、私たちはアンフィールドでの一番最近の試合で嬉しい記憶を残している。ボルトン戦はすばらしいパフォーマンスだった。
土曜のこの試合で何かを勝ち取りたいなら、私たちはあのレベルのパフォーマンスをもう一度しなければならない。ウルヴズは昨シーズンここに来て、我々を1-0で破っているんだからね。両チームともあの日からメンバーに変更はあるだろうが、彼らは自信と信念を持ってやって来るだろう。だから私たちにとっては難しい試合になるね。
新加入の選手たちが大勢おり、彼らにはこのクラブでの初シーズンだ。彼らがファンたちから受けているサポートは、信じられないほどのものだ。トッテナム戦はさらにそれがすごかったと思う。あの試合は、実際のところ我々にとってはちょっとした災難だったからね。選手たちはファンからの支えを受け、それは間違いなく皆の心を奮い立たせたと思う。彼らを攻撃するのは、人々にとっては最もたやすいことだからだ。誰か一部の選手が他の選手たちも良かったという試合は往々にしてあるだろうが、人々は実にたやすく良くなかった人間を取り上げて、客観性を超えた批判をするものなんだ。
しかし私たちには、若手に自信を与える中で自分たちの演じる役割を理解しているサポーターたちがいてくれて、幸運だよ。このフットボールクラブのためにやらなくてはならないことを選手たちがやっていると思う限り、彼らは絶えず選手たちを支えてくれるだろうと思う。誰かがミスをしても、それが全身全霊をかけた結果ならば、ファンは痛みを伴いながらもためらいなく受け入れる。ピッチに出た時にはいつでも全身全霊をかけたパフォーマンスを我々のためにしない人間は、ここには誰もいないと私は思うよ。
ボルトン戦のような良いプレーをした時に、自分たちのフットボールクラブをサポートするのは簡単だ。しかしトッテナム戦に行き、そこでチームが悪いプレーをし、それでもそこにいてチームを支える、それが本物のサポートだ。その後私たちはミッドウィークにブライトンへ行ったが、チケットはソールドアウトだった。サポーターたちは現地に赴き、あの試合での選手たちの努力と、我々がプレーしたフットボールとその結果を堪能した。だから、選手たちとサポーターたちの間にはすばらしい繋がりがあると私は思うよ。あそこへ赴いて、このフットボールクラブのために何かをやれるというのは、誰にでもできることではないと思う。
昨シーズン私たちが言ったことを、繰り返して言おう。皆が一つに団結すれば、私たちははるかに、はるかに強くなれる。そしてもし我々が何か間違ったことをしたならば、その時にはそれを修正するために全力を尽くすつもりだ。トッテナム戦から決して逃げないし、「待てよ、あれで別に傷ついちゃいないぞ」などとは決して考えない。苦痛を感じたし、苦痛を感じているべきだ。全員が落胆を感じているべきで、感じていた。それは我々にとって喜ぶべき面でもあったね。選手たちが全力を尽くそうと努力し、これからも全力を尽くそうと努力するだろうということを、ファンたちは知っているんだ。私たちは、悪い結果を覆い隠そうとは決してしない。しかし同じように、ボルトン戦のようなプレーをした時も調子に乗りすぎはしない。
もうシーズンは終わったなどという話は、私たちは受け入れない。自分たちがやれるプレーのレベルで基準を設定し、どうやればそのレベルでのプレーができるかを考え、それを維持したいと考えている。そして間違いなく、リバプールに関わる人間全員が、トッテナム戦での仕事よりもボルトン戦の方をはるかに楽しんだだろう。スタッフ、選手、他の全員を含めてね。
つまり我々にとって本当に重要なのは、一つに団結することなんだ。今このクラブを指揮している我々、経営とコーチング、プレーを担当している人間たちの双方に、人々は信頼を置いていると思う。彼らは我々にかなりの信頼を抱いていると思うし、私たちが努力不足で遅れを取るなどあり得ないと考えていると思う。私たちは全力を捧げて行くつもりだ。そしてファンたちが私たちの側に立ってくれれば、私たちがそれをやるのがほんの少し楽になるね。
私たちは一体である必要があり、まとまっている必要がある。私たちがここに来て以来ずっとそうだった。我々の間に外部の人間から亀裂を入れさせてはいけない。それは望まないことだ。サポーターが果たす重要な役割を、我々のパフォーマンスに貢献してくれる彼らの力を、私たちは弱らせたくない。私たちには彼らの支えが必要で、彼らに支えて欲しいと思っており、彼らに支えられる権利を自分たちで勝ち取らなければならない。そのために全力を尽くすつもりだ。ウルヴズとの試合を私たちは心待ちにしておおり、自分たちのやるべきことをやると固く決意している。それは3ポイントをもぎ取ることだ。
ケニー、あなたが以前おっしゃったように、近年はスカッドでの戦いです。一人か二人なじみの顔が戻って来て、監督として選択のジレンマが増えるのは、あなたにとってすばらしい状況のはずですね?
グレン・ジョンソンとダニエル・アッガーは負傷でもちろん不在だが、その二人以外は全員トレーニングに参加しているよ。つまりいろんな意味で難しい課題だが、しかしそれは誰もが望むものだ。選手たちが怪我をするのは見たくないし、選手たちは怪我を望んでいない。彼らはプレーしたいと思っているフットボーラーだ。現時点での負傷者リストはそれほど悪いものではないね。
あなたは現役時代に、ミック・マッカーシーと何度かすばらしい戦いを演じました・・・彼の選手時代のプレーの仕方は、今の彼のチームのプレースタイルに出ていますか?
ミックが指揮するチームならば、引こうとするはずがないね。彼らは私たちを困難に陥れようとするだろうし、そのことはわかっているよ。彼らは昨シーズンここで勝利したことで自信をつけ、それは記憶に新しいだろう。どう戦うかは我々次第だ。
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ケニーから、サポーターへの強いメッセージです。トッテナム戦の出来には相当忸怩たる思いがあるようで、サポーターたちの気持ちに応えるためにしっかり修正しようという、強い意思を感じますね。それをピッチの上で見せてくれることを、今日は楽しみにしたいと思います。
昨シーズンのホームでのウルヴズ戦は2010年を締めくくるホームゲームで、相手は最下位だったんですが、内容はこれも思い出したくない試合でした。アウェイのチームに押され、アンフィールドの雰囲気は、とても「何があってもチームを支える」とは言えない異様な空気が漂い・・・。ああいう試合を経験して来たからレッズファンたちはホワイトハートレーンの内容なんかヘでもないわけで、強くなりました(笑)。今回はウルヴズは好調でやって来ますが、前回とは全く違う内容になると確信しております。
彼らはケニーも言っているとおり、アウェイのアンフィールドだからといってむやみに引かないチームなので、ここは裏を取れるベラミーをぜひともスタメン起用して欲しいと思っています。あのブライトン戦のパフォーマンスでスタメンに使わなかったら、キングといえどもベラミーに胸倉を掴まれてすごまれそうな気がします。中2日なので、疲労も考えなくてはいけませんけどね。スタメンは非常に難しいですが、いちおうこう予想してみました。
レイナ
ケリー キャラ シュクルテル エンリケ
ルーカス アダム
ダウニング ベラミー
キャロル スアレス
シュクルテルは本職復帰で、トッテナム戦の消化不良を吹き飛ばしてもらいます。アダムはねー、スピアリングかなとも思うんですが、ここも彼に奮起を期待します。彼の場合奮起というより、気持ちが入りすぎて空回りしているようにも見受けられるので、むしろ冷静さの方が必要か。もし起用するなら、ハントとヘンリーのコンビと対峙して、不安を感じさせたら前半でもばっさり交代させるくらいの気持ちでケニーにはいてほしいと思います。
キャロルもねえ、彼が入らない方が攻撃が上手く機能しているのは明らかなんですが、使わないと良くならないし、ミッドウィークに休ませたということはここで起用するつもりなんだと予想して入れてみました。使わなかったら、彼のことだからカバーン・クラブの舞台に乱入してHELP!を歌いかねないので・・・。そろそろ彼にも頑張ってもらわないとラストチャンスってことになるかもしれませんから、スタメンならゴールはノルマです。
ウルヴズで一番怖いのはおそらくジャーヴィスで、彼は今季は左に固定されているようなので、マッチアップするのはケリーです。彼は昨シーズンのアウェイで何度かジャーヴィスにやられたので、今回は成長しているところをしっかり見せて欲しいと思っていて、ここの対決はものすごく楽しみにしています。
キャプテンはまだベンチからで、今回は30分くらいプレーが見られるといいなあと思っております。彼が出てきたら、はたしてアンフィールドはどんな空気になるやら、今からワクワクです。
それから、リバプールユース出身のハミルがこの試合に向けて意気込みを語っていますので、ご紹介します。
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●ハミル
(SKY SPORTS)
「対戦スケジュールが発表された時に、僕は真っ先にこのカードを探したよ。あそこに戻って、あの空気を吸い込むことができたら嬉しいよ。アンフィールドでプレーするチャンスは僕には一度もなかったからね。僕はそれを実感としてかみしめるだろうから、願わくは試合でプレーしたいよ。スタートからでも、ベンチから出て変化を与える役割でも、どちらでも構わない。
ファーストチームのレギュラーでプレーをするために、リバプールを離れたことに後悔はしていない。あの決断をしなかったら、今の場所、このプレミアリーグに自分はいなかっただろうと思うからだ。リバプールから離れてチャンピオンシップのクラブに下がり、そこで懸命に頑張って、1月にプレミアリーグへの復帰を僕は勝ち取った。
彼ら(リバプール)はこの夏に本当に良い獲得をして、プレーのやり方も変わったね。広いサイドを使うウィンガーが二人入り、ルイス・スアレスやスチュワート・ダウニングのような選手たちは、前線でとても危険な存在だ。二人ともボールを持って何かを起こすのが好きな選手だから、僕たちは彼らを止める努力が必要だろう。
彼らは今シーズンにトップ4に復帰することが可能なクラブに見える。ケニー・ダルグリッシュがクラブに復帰した効果は驚くほどだよ。」
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ハミルは今シーズンはまだほとんどプレーチャンスをもらっていませんが、この試合は何としてもピッチに立ってもらいたいです。シャツの色は違っても、彼がずっと抱いていたプレミアリーグの舞台でアンフィールドに立つという夢を、今日は現実にして欲しいと願っています。
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キング・ケニー
得点した後の子供のような喜び方もチャーミングです。
ケニーやイチローのように歳を重ねても子供のような感じ方ができる人はとても魅力的ですね。
どんな時でも応援を続けるサポーターは最高です。
Re:キング・ケニー
トッテナム戦のレッズファンたちは本当にすばらしく、見ている私まで励まされました。「悪い時にこそ支えるのがサポーター」というのは、口にするのは簡単ですが、実行するのはとても難しいことだと思います。
無題
スタメンに関しては再びヘンダーソンが先発すると思います。まだ遠慮しているようなプレーが多いのでもっと自信を持ってやってもいいと思います
CMFにジェラード、トップ下ヘンダーソンとか面白いと思うので、ジェラードのコンディションが戻ったら起用してほしいですね
まずはこのウルブズ戦に勝つことです。
Re:無題
ジェラード炎さんの予想は当たるような気がします。若いんだから失敗を恐れないでもっと思い切っていいと思うんですが、どうも遠慮があるように私も感じます。アダム曰く、チームの優等生君はヘンダーソンでとても大人しいそうですので、性格なんですかね。
無題
先日はNextGenとCCのダブルヘッダーでしたが今日はFA Academy LeagueとPLでウルブズとのダブルヘッダーですね。
NextGenはハイライトのみのチェックですが前半のチャンスを決めきれず残念な結果になってしまいましたが、今日のアカデミーリーグではきっちり決めて勝って欲しいですね!Moliは出るかな!?彼好きなすよね♪
トップチームに話を戻すとフニクラさん的ウルブズのキーマンはジャービスですか!?対峙するのはおそらくケリーですが彼なら成長した姿できっちり押さえてくれるでしょう!個人的にエンリケ&ケリーのフルバックコンビの時は安心して観てられます◎
で、キャロルを活かす方法ですが、やはりどれだけ周りの選手がフリーランで飛び出したりしながら相手DFラインを下げられるかですね。そうすればバイタル付近でもスペース見つけやすくなりそうですからポストもしやすいでしょうしシュートチャンスも増えるはずです。彼にはボールに触る機会少なくてもボックス内で仕事してくれれば良いのでボール触れなくても焦らず的確なポジショニングを期待しています。
まぁ何はともあれ一日でウルブズにダブルを喰らわせられる事を期待しています。が、しかし、アカデミーの試合見れない・・・
Re:無題
今日はアカデミーの試合もやってるんですね!残念ながら見られませんが、ダブルウルヴズか~。Moliという選手は私は見たことがないんですけど、良い選手なんですか?今度機会があったらチェックしてみます!
>彼にはボールに触る機会少なくてもボックス内で仕事してくれれば良いのでボール触れなくても焦らず的確なポジショニングを期待しています。
なるほどです!彼は変に気を使って下がったりサイドに開いたりするのが私は気になっておりまして、もっと前に張ってわがままにプレーしていいと思うんですが、どうでしょう。回りが動いて彼にスペースを作ってあげれば、もっと彼の能力が行きそうですね。そこのところも今日は注目してみよう。