スペイン紙La Riojaに10月31日に掲載された、アロンソのインタビューです。
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La Rioja:あなたは、スタンフォード・ブリッジの神話を終わらせた選手として歴史に名を刻みますね。
Alonso:彼らは86試合連続無敗記録を持っていて、それは僕たちの勝利に付加価値を加えたね。でも本当に大事なのは、僕たちがプレミアリーグで戦うのに最も困難な場所のひとつで勝利したということ、そして権威を持ってそれをやったということだ。
La Rioja:そして、あなたのキャリアの中で最も重要なゴールの一つだったはずです。
Alonso:もちろん上位には位置するけど、僕たち(ソシエダ)が準優勝で終わった年の、アノエタでカシージャスを相手に決めた1本の方がもっと上に来るよ。それに、アーセナルを相手に決めた僕のプレミア初ゴールもとても気に入っているんだ。
La Rioja:そして、2005年のイスタンブール、チャンピオンズリーグ優勝を果たした時の1本もでしょう?
Alonso:間違いなく、あれが最も重要な1本だね。最高にきれいな1本ではなかったけど、あれはこれからも僕のキャリアの中で一番特別なゴールだろう。
La Rioja:チェルシーを相手の勝利は、ただの3ポイント以上の意味がありますよね?
Alonso:うん、彼らはリーグ戦では僕たちに対して、スタンフォード・ブリッジでは特に精神的に優位に立っていたからね。チャンピオンズリーグでは僕たちはあそこで何度かしっかりと結果を出すことができていたけど、プレミアでは彼らはいつも僕たちを倒していた。僕がリバプールに来てから、今回初めて僕たちは彼らのホームでゴールを決めたんだ。それに、僕たちは順位表のトップでポイント差で並んでいて、彼らは4年間の無敗記録を持っていた。オールド・トラフォードと並んでこのスタジアムは僕たちにとってはツキのない場所だったけど、僕たちはその呪文を破った。あと残っているのはマンチェスターだ。
La Rioja:さらに、あなたたちはトーレスを欠いて勝ちました。
Alonso:彼は僕たちにとってとても重要な選手だけど、シーズンの中では怪我人や出所停止に対処できなくてはならない。僕たちは良くやっているし、ここまでは彼を失ったことであまり損害は受けていない。それでも、僕たちはできるだけ早く彼に戻って欲しいと思っているよ。
La Rioja:過去数年間はプレミアタイトルを戦うにはあなたたちには何かが欠けていましたが、今年は本格的な脅威に見えますね。
Alonso:時間が経てばそれはわかるよ。僕たちは本当に良いスタートを切ったけど、プレミア優勝を果たすためには、この調子をまるまる1シーズン保たなくてはならない。この点についてはまだ疑問符がつくけど、過去数年から僕たちが進歩して来たのははっきりとしているし、今はもっと競争力が増している。
La Rioja:このリバプールチームは野心が増しているようです。そうですよね?
Alonso:そういう感覚については、すごく変わったわけじゃないんだ。おそらく僕たちは、これまでに比べて、何よりもまずプレミアで良い仕事をすることに集中している。昨年も良いスタートができたけど、11月が悪い時期になって、それがタイトルレースからの脱落になってしまった。ここではどんなチームであろうと相手を倒せる。しかし鍵となるのは、ネガティブな結果を続けないということなんだ。もしそれをしたら、タイトルは失われてしまう。
La Rioja:リバプールが最後にリーグ優勝を果たしたのは1990年です。サポーターは再び優勝することを切望しているに違いありませんね。
Alonso:人々は(プレミア優勝を)心から待ち望んでいるよ。このリーグで優勝することがとても難しいことを僕たちはわかっているけど、それを望んでいる。少なくとも最後まで争いに加わっていたいし、それが良いファーストステップになるだろう。優勝するというのは、また違うことだ。
La Rioja:チャンピオンズリーグ、FAカップ、カーリングカップ、ヨーロッパスーパーカップ、そしてチャリティシールド・・・この夏あなたはそれにユーロカップを加えました。あと残されたのはリーグタイトルですね!
Alonso:リーグタイトルは、まさに完璧な経歴を作り上げる役に立つだろうね。そしてプレミアは、現代では世界最高のリーグだ。そこで優勝するのは信じられないようなことになるだろう。
La Rioja:プレミアリーグに話を戻しましょう。倒すべきチームはどこですか?
Alonso:いつもと同じ3チーム、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、アーセナルだ。チェルシーは最も競争力が強い戦力を擁し、とても手堅いチームだよ。マンチェスターはこのリーグで最高の攻撃力があり、彼らが好調な時には相手を打ちのめすことの出来る、信じられないような選手が中盤と前線にいる。アーセナル、彼らは独特の哲学を持っていて、すばらしいフットボールをプレーする能力がある。僕たちと同じように、彼らには安定性という未解決の課題はあるけどね。
La Rioja:個人的なレベルでは、今はあなたのキャリアで最高の時でしょうか?
Alonso:最高かどうかはわからないけど、ピッチの上でとても気持ち良くやっているよ。昨シーズンは終盤を好調に終われたし、Euroの大会をフレッシュな状態で入れて、それを今シーズンにも持ち込んでいる。チームが概して良いプレーができているのも助けになっているよ。
La Rioja:デルボスケは、代表チームの中であなたにより大きな役割を任せていますね。
Alonso:スターティングイレブンの位置を見出すのは難しいね。チームはとても良く機能していて、うまく働いているものを修正するべきじゃないんだ。でも、スターティングイレブンに入れなくても、僕は代表チームでの自分の役割に満足しているよ。
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今シーズンの好調に本人も十分な手ごたえを感じているようです。そろそろ出ずっぱりの疲労が気になるところですが、昨シーズンに怪我で長期離脱したことが、今はプラスに働いているようですね。しかし厳しくチェックされるポジションですから、怪我には十分注意して欲しいです。今のレッズを支えているのは、彼とカイトと言っても差し支えないぐらいですからね。
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無題
Re:無題
でも、アロンソ放出はあり得ない!と今の彼を見ると感じます。本当に彼はプロですよ・・・もう尊敬します。そういう意味は、夏にあれだけのゴタゴタがあってしっかりとクラブで活躍しているバリーもまた、すばらしいプロですね。