あといくら？

アクイラーニとグレン･ジョンソンを獲得し、資金はあといくら残っていて誰を獲得できるんだろう、というのがファンの非常に知りたいところです。ラファはガーディアン紙にこうコメントしています。

●ラファ（ガーディアン紙）
「私たちは現時点で保有している選手たちと共に仕事をしなくてはなりませんし、スカウティング部門は仕事を続けています。いくらか資金はありますが、その数字を言うつもりはありません。私は何も言うつもりはありませんよ。答えはなしです。私たちは、今いる選手たちとともに、そして手持ちの資金とともに懸命に作業をしています。もっと資金を持っているクラブとプレミアリーグで競い合うというのは、いつでも困難です。

（オーナーに移籍金について交渉しているか、ということについて）私たちは成り行きを見るつもりです。私たちはいつも話し合っています。常に仕事をしていますよ。（誰かを獲得できる場合に）備えておこうとしていますが、どうなるかは誰にもわかりません。それは価格次第です。私が相手クラブと話し合わなくてはならないことですね。私たちにはいくつかアイディアがあり、そういうアイディアについて話し合わなくてはなりません。

今保有している選手よりもさらに優れた選手を獲得するというのは、簡単なことではありません。詳しく検討すると、そういう選手を獲得するためには巨額の資金を投じなくてはなりません。私たちは今いる選手たちでやりくりをしなくてはなりませんし、私は彼らに満足しています。うまく行けば、昨シーズンの経験を得て彼らはさらに良くなるでしょう。

私たちには、これから成長を必要としている若い選手たちがいます。サン･ホセ、アジャラだけでなく、エンゴグ、バベル、ルーカスもです。若く能力のある選手たちです。この夏の最優先事項は、チームの背骨をしっかりとキープするために、シニアの選手たちの契約を延長することでした。アロンソは去りたいと決断をしました。彼は5月に、自分は去りたいと私に告げました。私たちは交渉を続けなくてはならず、最終的な価格は良いものだったと思います。この資金で私たちはアクイラーニを獲得しました。彼が手術を受けたことは知っていましたが、私たちは、ホームの試合で相手が深く引いてラストパスを通すのが簡単でないような時に、ほんの少し変化をもたらせる選手を欲しいと思っていました。アクイラーニはそこで上手くやってくれるでしょう。他の選手たちについては、彼らがシーズンの中でどれだけ成長できるか、確かめなくてはなりません。

アロンソの状況については、私たちは変えることはできませんでした。彼は出て行くことを決断し、私たちは前進しなくてはなりませんでした。自分のできるベストを何とかしてやらなくてはなりません。もしアクイラーニが普通に市場に出たら、￡25m～￡30mだったかもしれません。しかし手術を受けていたために、彼は少し安くなりました。私たちは少し待たなくてはなりませんが、彼は5年契約をした選手であって、5試合ではありませんからね。私はイタリアにいる大勢の人々と話をしましたが、彼らはこれはすばらしい獲得だと言っています。彼は現在は、今までとは違う我々のメディカルスタッフが管理しています。それは事態を良くすると私は思いますし、彼はイングランドに適応できる能力を持っています。

（アッガーとシュクルテルについて）二人が次の試合に起用できることについては、80%確かだと思います。」

記事によると、当初夏の資金は￡20mが割り当てられていたが、アロンソやアルベロアを売却した資金だけになったかもしれないと言ってます。理由はオーナーが貧乏だから。7月に借金はなんとか借り換えできましたが、12ヶ月以内にそのうちの￡60mを返さなくてはならないので、やっぱり依然として金がないんだそうです。なんでそうまでしてリバプールにしがみつくのか、わけわからん。
で、現在グレン･ジョンソンに￡17m、アクイラーニに￡20m使ったとされていますが、グレン･ジョンソンの￡17mについては、レトとアルベロア、ホッブス、アンダーソンの売却プラスロビー･キーンの未払い分の相殺でまかなえたと、記事は言っています。それだと、使える資金はあと￡10m。
最近うわさに上がっているのはハル・シティのマイケル･ターナーで、アトレティコ戦の試合前会見で、興味を持っていることはラファも認めています。ただ、レッズの提示したオファー￡6mに対し、ハルは報道によると￡10～12mを要求。ブラウン監督は、こうコメントしています。

●ブラウン監督（SKY SPORTS）
「私はラファ･ベニテスとマイケルについて話をしているが、彼のあの選手の評価と値段は、我々よりもかなり下だ。私はマイケルをここで我々の元に留めておきたいと心底願っているが、それが難しいだろうということはわかっている。ヨーロッパのトップクラブから呼ばれたら、若者の首はそちらを向くだろう。」

ターナーはいいディフェンダーだと思いますが、￡12mは英国人割り増しが入ってもいくらなんでもぼり過ぎ。まだまだキャラもやれるんだし、敢えて彼を獲る必要はないと思うんですが･･･。そしてさらに、なんと本田圭佑を獲得に行くといううわさも出ています。VVVフェンローの会長はオランダ紙Algemeen Dagbladにこうコメントをしています。

●Hai Berden会長（SKY SPORTS）
「いくつものトップクラブが本田に興味を示している。そのうちのいくつかは、今年チャンピオンズリーグに参加しているクラブだ。」

現地フォーラムでは早速話題になっており、「自分はVVVフェンローのシーズンチケットホルダー」という人物の書き込みもありました。その人によると、「日曜の試合にリバプールのスカウトが来ていたと読んだし聞いた。彼はすばらしい選手で今現在いるチームメートよりも2、3レベル上だが、まだこれだけ大きなステップを踏む準備はできていないと思う。金額は10mユーロに設定されたが、6～7mプラスオプションで売られるだろう。リバプールに行くとしたら、1、2シーズンはローンに出さなくてはならないね。」だそうです。他の書き込みは基本的には「それ誰？」という感じで、動画を見て「ドッセーナの代わり？」「選手層を厚くするための控えならいいんじゃない」「俺はトヨタの方が好き」などと、いろいろです。

さらに移籍に関して、個人的に非常に残念なニュースが。ハミルのバーンズリー完全移籍が決まったと公式HPに発表されました。地元紙によると3年契約で、移籍金は「6桁」だそうです。ハミルのコメントが紹介されています。

●ハミル（The Star）
「サイモン（デイビー）はすばらしい監督だと思う。僕がもっと優れた選手になる力になってくれると思うよ。昨シーズンはバーンズリーで僕は本当に楽しい時を過ごした。すばらしいクラブだよ。ファンは僕に対してすばらしかったし、僕がドアを開けて入ったとたんに、選手たちは僕を歓迎してくれた。
僕はリバプールでプレーしたかったけど、もしキャリアアップしたいなら、移籍しなくてはならないんだろうということはわかっていた。僕にはあまりチャンスがなかったからね。」

6桁ということは数十万ポンド。以前に￡500Kと報道されていましたから、そのあたりでしょう。せめてプレシーズンでもいいから、ファーストチームでの彼が見たかった･･･。