現在のチーム状況について、ラファがコメントをしています。
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●ラファ
(PA Sport)「これからが長い戦いです。より重要なのは、チームのメンタリティを同じレベルにしっかりと保って行くことです。
トーレスとカイトの相互理解はすばらしいですが、カイトとボロニンの組み合わせも良かったですね。クラウチがトーレスやカイト、ボロニンと組んだ時も同様で、私は全ての組み合わせに満足しています。
彼ら全員が私たちの望むところを理解しており、彼らの動きは良いですし、これから数週間の間にさらに良くなって行くだろうと私は確信しています。
今、私たちには性質も技術も異なる4人のストライカーがいます。彼ら全員がゴールを決められることがわかっていますから、私はいろんな方法を取ることができます。トーレスがカイトや、もしくはボロニンやクラウチより多くの得点を上げるだろうなどと言うことはできません。彼ら全員がゴールを決められますし、彼ら全員がイコールです。
チームが得点を決め、なおかつ失点が少ないことに私は満足しています。それらは全てチームにとって非常に明るい材料です。私たちは昨シーズンとは違っています。相手チームを片付ける力があり、先取点を上げてさらに2点目を上げ、試合を終わらせる力があります。昨シーズンの一部の試合とは違っていますよ。
ファンは間違いなく今の順位を喜んでいるでしょう。しかし私にとって、それは今重要なことではありません。まだほんの序盤です。今の状態をキープし、2ヵ月後に改めてどうなっているかを確認しなくてはなりません。
チームの運動量は本当にすばらしいものがあります。カイトはダービー戦でゴールこそしませんでしたが、彼の尽力と走りはすばらしいものでした。トーレス、ボロニンもです。私は彼ら全員に本当に満足でした。
私たちは3年間ウィンガーを見つけようと努力を続けていましたが、ようやくペナントとバベルという二人を手に入れたようです。彼らは二人とも、ワイドなエリアで良い仕事ができます。
ジャーメインのメンタリティーは良くなっています。彼はどちらのサイドでもプレーでき、相手ディフェンダーに勝負しようという気持ちを強く持っています。バベルは速さと技術があり、私たちのサイドは昨シーズンよりも良くなっています。
ここに来る選手たちは、私がチームをローテーションさせることを知っており、彼らはヨーロッパ中で私がどういう仕事をしているか読むことができます。しかし、もしも私が4つの大会全てを狙いたいと思うなら、全ての試合でプレーするなどできないのは、わかり切ったことです。60試合プレーするより、だいたい35~40試合プレーするほうが、彼らにとっていいんです。選手たちはわかっていますし、メンバーに入らない時は嬉しくないでしょうが、彼らはしっかり理解していますよ。
彼らは懸命に努力をし、次の試合に備えなくてはなりません。4人のストライカーから二人を選ぶのは私にとって難しいことですが、それはチェルシーやマンチェスター・ユナイテッド、アーセナルなど、どのトップチームも同じく難しいでしょう。
メンバーに選ばれなければ彼らは嬉しくはないでしょうが、私たちは彼らに次の試合、その次、さらに次に向けて備えておいて欲しいと思います。全ての選手たちがそれぞれ違う能力を持っており、選択するのは難しいですが、それは私が持っていたいと思うような問題ですね。
私たちは以前より良いチームになっており、自信が増しており、得点を増やして試合に勝ち続けています。今は連勝をキープし続け、1ヶ月か2ヶ月たってはじめて、すばらしいシーズンのスタートが切れたかどうか話すことができるでしょう。
(トーレスについて Liverpool Daily Postより)彼がプレミアリーグに合うパワーと動きを持っていることは、私たちはわかっていました。彼はゴールを決めて良いプレーを続けていますし、他の選手たちとの相互理解も良いですね。
彼が非常に強いということは私たちは既にわかっていますし、あと2、3ヶ月でさらに強くなるでしょう。彼は本当に懸命に働いてくれています。
ストライカーたちについて語る時、よく人は1シーズン20ゴールを上げられる人間を欲しいと言いますが、そういう選手はただチャンスを待っているだけです。1シーズン15ゴールでも、他の選手に10から15のチャンスを作ってくれる選手がいれば、その方がいいんですよ。
(バベルのゴールは)すばらしいゴールでしたし、彼自身にとってもすばらしかったですね。彼は成長しており、そのポテンシャルセンスは上がっており、動きも同様です。
私は、たった一人か二人のゴールゲッターよりも、4人か5人、ことによると9人の得点できる選手たちを持っていたほうがいいですね。得点できる選手が二人しかいなければ、相手ディフェンダーはその二人だけを見ていればいいんですから、彼らがコントロールするのは容易です。
これだけ多くの選手を抱えることは一つの問題ですが、いつも同じ選手たちを起用するよりも、私にとってはその方がいいですね。他の選手たちにも信頼をおけるということですから。
(タイムズ紙より、キャプテンについて)私たちはスティーブンについていかなる危険も冒していませんし、イングランド代表もいかなるリスクも彼に対して冒さないことを期待します。
私たちは、スティーブンが痛み止めの注射をしてイングランドのためにプレーすることを望んでいません。チェルシー戦でそれをやりましたが、そのために、彼がトレーニングに復帰するまでに回復するのに4~5日を要することになりました。」
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キャプテンは月曜にイングランド代表チームに合流。本っっっ当に絶対に無理をして欲しくないんですが、マクラーレン監督は使う気満々なようですし、もちろんキャプテン本人は出たいでしょうから、ラファの希望は通らない可能性が強そうです。クラブは代表のメディカルと毎日連絡を取り合うそうですから、なんとかプレッシャーをかけて、せめてスタメンは勘弁してもらうとか、1試合だけにしてもらうとか、うまくやって欲しいです。
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