今日のダービーに向けて、エバートンのデイビッド・モイーズ監督のコメントです。
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●デイビッド・モイーズ監督
(PA Sports)「(昨シーズンの、ラファのエバートンに対する"小さなクラブ"という発言について)私は"小さなクラブ"という意見についてはよく考えてみたこともない。あの試合の後は、我々はそんなことは忘れたよ。
(トップ4について)おそらく、全ての結果は人々が予想しているようには行かないだろう。ポーツマス、ブラックバーン、マンチェスター・シティ全部が強くなっているし、他にもそういうチームがかなりある。トップ4のチームが過去には勝利していて、今回も勝つと予想されているにもかかわらず勝てないという試合は、今シーズン増えるだろう。トップ4の位置は誰にも掴み取れる。そこに割って入るのがハードだということは認めるとしてもね。誰もがトップ4との差を埋めようと努力しており、その可能性は低くない。我々もまたトップ4の位置に上がることは可能だし、そこに目標を定めている。
おそらくは私がここに来て以来、ダービーでの我々の戦い方は変わって来ている。おそらく時には我々は攻撃的過ぎたんだろうが、過去の対戦から少し学ぼうとしている。我々は、自分たちがもっと良いフットボールが出来ることを証明しようと努力しており、昨シーズンはリバプール戦でそれを見せられたと感じている。
ダービーで良い結果を得られれば、それははずみになり、他のビッグゲームでも良い結果を出す助けになる。それは昨シーズン、我々がダービー戦での勝利から勢いをつけて、ヨーロッパ戦出場を獲得する位置まで行けたことで証明した。
自分の選手から学ぶものは、誰が大舞台でしっかりとやれるか、誰が落ち着いていられるか、誰が怖気づかずにいられるかということだ。
(リバプールが補強に大金を使ったことについて)今、選手層は厚くなったかと尋ねるには、ラファは最適の人間だね。彼がそれについてどう感じているか、私は知らない。しかしエバートンの監督として外から見てみれば、彼らはチームを強化するために資金を使っているし、チャンピオンシップ優勝に向けて資金を使っている。彼らはそれができるだけの選手層を獲得したように見えるが、我々も同じように選手を買い、チームを強化している。我々には自分たちの野望がある。
彼はリーグ優勝のために選手を獲得し、我々はもっと進歩するために選手を獲得している。どちらのチームも昨シーズン以来進歩している。
我々が彼らにさらに迫っているかどうか、言うのは難しい。我々は常に、リバプールに追いつこうと彼らのシャツの裾にしがみついて来た。それについては我々はベストを尽くして来たと思うし、フェアに見て我々は昨シーズンしっかりとそれをやった。今回も同じことが出来るのを私は願っているよ。
アラン・スタッブス、トニー・ヒバートのような選手、そしてレイトン・ベインズでさえ、彼らはダービーの意味を理解しており、それは我々にとって重要だ。
ティム・ケイヒルはトレーニングに復帰しており、我々は彼が選択可能かどうか決断しなくてはならないし、私はとてもまだだと思っている。トーマス・グラベセンとジェームス・ヴォーンも怪我から復帰してトレーニングを開始しており、彼らについて決断するためにはもう少し待つことになる。
そう、我々は昨シーズンリバプール相手に良い結果を出し、良い思い出だよ。しかしそれは全て、思い出だ。あれは重要な試合だったから、あの時は私はそれを大いに楽しんだ。リバプールに1勝1分という結果は我々をUEFAカップ出場に導いたが、今は過去の話であり、我々は前へ進んでおり、今は次の試合が全てだよ。この試合にしっかりと準備をしておかなくてはならないし、ここで過去に起こったことを考えていてはならない。」
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エバートンも負傷者がいる台所事情は変わりませんが、厳しい試合になるのは間違いないですね。個人的に注目したいのはレイトン・ベインズです。初めてのマージーサイドダービー、かつてリバプールのアカデミーに所属していた選手ですから、モチベーションはものすごく高いでしょう。(ああもったいない・・・)
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