今日U21欧州選手権の初戦を戦ったヘンダーソンの試合前のコメント、元サンダーランド選手のマイケル・グレイによるヘンダーソン評、そして来季についてのキャプテンのコメントです。
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●ヘンダーソン
(BBC)「あまりにも数多くの試合をして来て、消耗のことを心配している監督たちや選手たちがいるのは知っているよ。そうだね、僕はずいぶんプレーをして来た。でもまだ力はたっぷり残っているし、エネルギーも残っているよ。僕たちは若く、フットボールをプレーしたいと思っていて、自分たちの母国のために特別なことを達成できると思っている。
U-21レベルにいる僕たちは、もっと上のランクに上がるチャンスがそこにあると思っているんだ。良いプレーをすれば、ファビオ・カペッロの目に留まるだろう・・・もしくは、スチュアート・ピアースが彼に進言するだろう。彼は僕たちを見にたくさんの試合を訪れている。選手たちみんなにとって、誰がU-21でプレーするかは大事なんだ。」
●マイケル・グレイ
(BBC)「ジョーダンは現代的な選手だね。彼は熱意にあふれ、ボックスからボックスまでを駆け、エネルギーに満ちている。プレーが安定しており、ボールを失うことはめったになく、パスの視野を持っている。加えて勝者への欲求を持っており、ケニーがリバプールで求めているものにぴったりと当てはまるだろう。
シーズンの後半は調子を落としていたが、それはサンダーランドに負傷者が続出し、本来そうあるべきだったよりも数多くの試合に出場を強いられたからだと思う。彼のフィットネスレベルが下がり、おそらくはその時点で彼を休ませるべきだったのだろうが、スティーブ・ブルースはそうすることができなかった。
イングランドのU-21が終われば、ジョーダンは少し休みを取り、リフレッシュして戻って来るだろう。それにリバプールはもっとスカッドが大きいから、ケニーは彼を注意深く起用できるだろう。
私は彼のベストポジションは右サイドだと思う。彼はボックス内にすばらしいボールを運ぶ能力を持っており、止まったボールを蹴る技術は非常に強力だ。守備意識もあるので、前に上がるのが好きなサイドバックの前でプレーするのに十分なエネルギーを持っているよ。
彼はリバプールのような環境の中で成功できる精神力を持っている。すばらしい姿勢の持ち主なんだ。私はこれまで彼と彼の父親と数え切れないくらい話をしたが、考え方がしっかりしており、フットボールに完璧に集中しているすばらしいプロフェッショナルだよ。
ジョーダンに£20mというのが多すぎるかと聞かれれば、おそらく私は同意するだろうね。しかし彼がまだ若く、すでにイングランドフル代表経験があり、際立った選手へと成長するポテンシャルを持っていることを考えれば、2、3年後にはバーゲンだったと見なしているかもしれない。」
●キャプテン
(公式HP)「来シーズンに仲間たちを優勝カップへと率いて行くよりもうれしいことはないけど、絶対にそうなると明言して期待を煽りたくはない。今以上に期待を煽り立てるのは、愚かだと思う。リバプールでは毎シーズン、始まりは期待が高まる。今はケニーの続投が決まって、2、3人の獲得があったら間違いなく期待感は天井にまで届くだろう。
チャンピオンズリーグ出場権の獲得が、第一の目標だ。プレミアリーグの全クラブがそうだと思う。財政的な理由からとても重要だけど、選手個人個人にとって、クラブレベルで最大の大会でもあるんだ。誰もがそこで戦いたいと思っているし、僕たちはあの大会で何年も、アンフィールドですばらしい夜を体験して来た。僕たち全員が、そういう夜を取り戻したいと思っている。
この6ヶ月間にやれていたことを、とにかく続けるだけだ。上手く行けばそこにさらに何人かの選手を加えて選手層を強化できるだろうし、その後はポジションを争わなければならない。調子が良ければ僕たちはどんな相手であろうと倒す力がある。名誉を勝ち取るため必要なのは、あとは安定性を身に着けることだけだ。
(グローインの問題は)手術で解決したよ。上手く行けば来シーズンは、しっかり休んで生まれ変わったグローインで体調万全になり、ケニーの元でガンガンプレーする準備ができているだろう。
僕は12週間で復帰予定になっているから、仲間たちも戻って来る7月4日か5日あたりってことになるね。そうすればマッチフィットするために6週間のプレシーズンを過ごすことができ、リーグ戦が始まる時には良い状態になっていたいと思っているよ。
(
EXPRESS紙より、4月にウェストブロム戦の前日の練習で痛めたグローインに関して)あの前は、僕は痛み止めの注射を打って錠剤を服用してプレーしていたんだ。そうやって出場していたんだけど、皆が普段見ている選手でいられるようなコンディションじゃなかった。
ウェストブロム戦で復帰することになっていたその前日、トレーニングで戦術確認をしていて、そこでグローインの98%が骨から剥離してしまった。2人の外科医に診察してもらって、保存療法も可能とのことだった。でも手術をすると決めて正しかったよ。」
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グローインのほとんどが骨から剥がれるって、どういう状態なんだろう・・・怖い。EXPRESS紙の記事は金曜にご紹介した公式HPの元ネタのインタビューですが、公式ではこの部分をカットしたのは、あまりにも状態が深刻だったからでしょうか。彼の現在の意気込みを見ると、もう今は問題がない模様です。いやー、良かったよかった。それでも、クラブがCMF獲得にずいぶんこだわっているところを見ると、無理はさせたくない状態なのかもしれないなあ・・・という心配も若干。フルシーズン活躍してくれることを、とにかく祈っております!
さて、新加入のヘンダーソンは今朝、スペイン代表とU21の試合をそのCMFで戦いました。カペッロはしっかり見に来ていましたね、コモリもこっそりどこかにいたんでしょうか。フォーメーションは4-4-2で、彼はマンシエンと中盤でコンビを組んで、かなり下がり目でプレーをしていました。ボールを持つとワンツーを狙って仕掛けたり、チームの中でちょっと他とは違う狙いのプレーをしていたんですが、なんせボールがほとんど彼の頭上や横をボイーンと飛び越えて行くので、持ち味を見せられる場面はあまりありませんでした。たぶんですが、真ん中はあまり上がるなという指示を受けていたのではないかと思います、そういうプレーでした。攻撃では良いセンスの片鱗を見せていたものの守備では際立ったところは見えず、マイケル・グレイの「右サイド適任」という言葉には、とりあえずはそうかもとも思いました。でもまだたったの1試合ですからね、これからもっと彼のいろいろなところが見えて来るのが楽しみです。大会前のノルウェイ戦のように、中盤3枚でアンカーにムアンバ置いてロドウェルと前目とか、見たいんですけどね、やってくれないかな~。ピアースだからな・・・。
マタはいつものマタでした。スペインのラジオでちょこっと噂が出ていたジェフレンは、この試合では彼の良さはわかりませんでした。スペインはハビ・マルティネスがとにかくすばらしく、イングランドではスモーリングとウォーカーが良かったです。ウォーカーはヴィラの選手かと思っていたら、ローンでスパーズから来ていたんですね。ローズもサイドバックの時はクラブチームでとても良かったし、あそこの両サイドバックはなかなか層が厚い。
フィル・ジョーンズはこのままだとユナイテッドでは第4チョイスになりそうな。壁は厚いぞ、レッズに来れば良かったのにねえ、なんて。
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無題
Re:無題
無題
ジェラードは本当大変だったんですね、グローインのほとんどが骨から剥がれるなんて想像しただけでも本当に怖いですね。
マタはさすがでしたね、あんまり活躍されるとリヴァプールに来る可能性がもっと低くなってしまいそうですが・・・。
スパーズのサイドバックも優秀ですが、レッズにもフラナガン、ロビンソンがいますから負けてはいませんよ!!ケリーはCBとどっちで育てるかは分からないけど。
獲得第2号はまだかなぁ~と毎日楽しみに待ってます(笑)
エンゴグはさよならしそうですね。
Re:無題
第2号は予想ではアダム!なんだか補強ポイントではないところが続々決まる気はしますが、まあ真打はこれからってことで。エンゴグは新しい場所で輝いてもらいたいです。