試合前日会見での両監督のコメントです。
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●ラファ
「
(SKY Sportsより)彼ら(チェルシー)が、アンフィールドでの戦いは彼らにとって非常に難しいものになると見ていることは間違いありません。彼らが以前にもこの経験があることはわかっていますし、『いやいや、問題はないよ』と言えるかもしれませんが、私たちはそれが彼らにとって問題となるだろうとわかっています。私のアイディアはご存知でしょう、私たちのサポーター、彼らは特別のもので、それは明らかなことです。
チームがヨーロッパのトップ4まで勝ち上がった、それは重要なことだと思います。非常にポジティブなことです。私たちは全ての大会で勝ち進みたいと思っていますが、少なくとも大多数のチームにとって簡単ではないこのチャンスを掴んでいます。ですから、ここにいることを喜ぶべきですね。
(チャンピオンズリーグの優勝はリバプールにとって至上命題か、という問いに)至上命題?そんなことは言えません。世界中のどのクラブにとっても、それが至上命題などということはないと思いますよ。
おそらく、もっと大金を費やしているところにとってはそれはずっと至上命題でしょうね。それはいつも同じで、当たり前のことです。
どちらのクラブもそれぞれにそれぞれの課題を持っています。私たちはこの試合に勝ちたいですし、リーグで3位のフィニッシュを望んでいます。
(BBCより)彼らは、アンフィールドか彼らにとって難しい場所であることを知っているでしょう。そして彼らは、勝利へのプレッシャーというのがどういうものか、完全に知っています。
今、彼らはプレミアシップのタイトルがさらに難しくなり、彼らがメジャーなタイトルを取るつもりならば、彼らが取りたいものがチャンピオンズリーグであることは明白です。彼らは全てに優勝しようとしています・・・それは私が言うまでもなく、十分なプレッシャーです。
彼らは自分たちに置かれているプレッシャーをわかっていますし、アブラモビッチ氏にチャンピオンズリーグかプレミアリーグかどちらが欲しいか尋ねてみるだけでいいでしょう。彼らはわかっています。
私たちはここに特別なものを持っています。それは我々のファンです。彼らはいつでも魂をこめてプレーしています。
私は2005年の試合前の事を覚えています。チェルシーの選手たちはアンフィールドの雰囲気の中で戦う準備は出来ていると何度も話していましたが、いざ試合が始まると、彼らはそれに対処することが出来ませんでした。どんな相手チームにとっても、12人を相手にプレーするのは非常に難しいものです。
私たちのファンはレッドカードやペナルティを与えることは出来ませんが、彼らはゴールを決めることが出来ます。私は、我々のサポーターのそこが好きです。私たちは、彼らが世界一であることを火曜の夜に再び見せてくれるだろうとわかっていますからね。
選手たちは、ポジティブな記憶を利用することも出来ます。12人で戦うということは私たちにすばらしいアドバンテージを与えてくれますから、私は自信を持っています。
開始から速いテンポでプレーし、ファーストレグにはやらなかったやり方で挑むというのは、秘密でも何でもありません。速いテンポを90分間続けられれば完璧でしょう。
私たちはファーストレグでは、自分たちの最高のレベルでプレーできませんでした。これは私にとって鍵となります。もしも私たちのベストのプレーをすれば、私たちは勝ちます。」
●モウリーニョ監督
(TEAMTalk)「リバプールは1週間休むことが出来た一方で、我々は2日前にプレーし、プレミアリーグの身体的、精神的なプレッシャーに対処なくてはならなかった。
主審はスペイン人で、トップレフェリーだ。私は他の国籍の下手なレフェリーよりも、スペイン人のトップレフェリーの方がいいね。しかし、もしも彼がポルトガル人だったら、みんながそれについて何を言ったか想像できるよ。だが私は何も言わない。ゴンザレス氏はヨーロッパ最高のレフェリーの一人であり、私は彼がここへ来て、プロフェッショナルな仕事、私情は抜きの、プロとしての仕事をすると信じたい。彼はトップレフェリーであり、それ以外には何もない、私はそう信じるよ。
ホームチームをサポートする素晴らしい雰囲気というのは、常にホームチームに良い作用をもたらす。アウェイチームへの敵意というのは、選手たちの精神力次第だ。しかしこのレベルでは、敵意のある空気というのは経験豊かな人間には良いモチベーションになるものだよ。そういう雰囲気がやってくるからと言って、マケレレが今夜眠れなくなるようなことはない。
誰もが良い雰囲気を望むものだが、リバプールファンは常にそれを作り出す。それは良いものだよ。
私たちはこの雰囲気の中でやる準備をしている。審判団も選手たちがあれこれと言って来るのに準備をしておく必要がある。彼らは強くなくてはならない。この試合を裁くのに十分なだけ強くなくてはならない。
そして私は、ラファ・ベニテスが(スタジアムの雰囲気について)言っていることに関心はないね。私は彼の言うことに関心はないから、ラファが何を言っているか私に言わないでくれ。
私たちはあの雰囲気に対処できる。マケレレのような選手が、眠れない夜を過ごすとは思わない。
ラファは優れた監督だ。彼にはピーター・クラウチという2メートルの選手がおり、リカルド・カルバーリョはプレーできない。もし彼がクラウチを使って違う試合のやり方をするなら、彼は賢いと思うね。それは当たり前で、明白なことだ。
そう、我々はカルバーリョを失った。彼は我々のベストディフェンダーであり、ペトル・ツェフが後ろにいない時、またはジョン・テリーが横にいない時、ミカエル・エッシェンが前にいない時、彼はシーズンの中で役割を担ってきた。彼は主力であり、柱だ。だからこのようなビッグゲームで彼を失うのは大きな痛手だ。我々は解決策を持っており、そして忘れないで欲しいが、我々は勝利を続けており、リバプールと対戦する時は毎回彼らの前に得点をし、常に正しい結果を得てきた。我々は1-0でリードしており、これは勝てるという信念を持つには良い条件だよ。」
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いよいよ決戦です!遠い島国からアンフィールドにパワーを送ります。選手もKOPも頑張れ!!!
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