これからの選手獲得について、マドリーのバルダーノディレクターがコメントしています。
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●ホルヘ・バルダーノ マドリーTD
(Liverpool Daily Post)「選手を獲得するというのは、いつでも複雑だよ。カカやクリスティアーノ・ロナウドを、我々がどれだけ素早く獲得したように見えたとしてもね。
シャビ・アロンソに関しては、リバプールは日曜にアナウンスメントを出し、彼らは彼を売りたくはないようだ。従って、最終的に彼がここでプレーをするのは非常に難しいだろう。
私は自分が最初にレアル・マドリーにいた時から、ずっと彼が気に入っているんだ。数年前にもここに彼を連れてくるために非常に努力をし、レアル・ソシエダとも会ったんだが、私が去った時に取引は後退してしまった。
リバプールは、昨年彼を18mユーロと評価した。その時は彼は不可欠の選手ではなかったからだ。しかし今は違う。彼らは彼にもっとプレーの機会を与え、彼はそれにすばらしく応えている。
(ビジャについて)もしバルセロナがビジャについて、50mユーロで、ボヤン・クルキッチとホセ・マルティン・カセレスを加えるというオファーを出したのなら、私がバレンシアなら彼を売却するだろう。我々はそれを上回るオファーをするつもりはないからね。我々は先週に渡って話し合いを続け、それは合意に達しなかった。金銭に加えて彼らは選手を1人欲しがり、それが問題を引き起こしていた。
順調に進んでいるかのようだった取引は、それどころかこじれてしまった。なぜ価格が跳ね上がったのか、我々にはわからない。
(リベリーについて)ジダンはリベリーを高く評価している。ある時点で興味はあったが、難しい取引だよ。バイエルンは天文学的な数字を要求しており、彼らに売却の意図がないことは明らかだ。
(ベンゼマについて)ベンゼマはまた1人のすばらしい選手だ。しかしこの交渉は非常に長くかかるプロセスで、我々は焦らずにやるつもりだよ。シーズンが始まるのは2ヶ月半先のことだ。我々には、何が必要で何が必要ではないかを見極めるのに十分な時間がある。
(もう移籍金を160mユーロ使ったことに対する、「金を撒き散らしている」というバルセロナからの批判について)帝国主義とは、また大層な言葉だね。彼らは悪趣味な扇動の火蓋を切った。
あの二人は私を悩ませるようなすばらしい選手であると同時に、経済的なこともあるんだ・・・それは信じられないような効果を生み出す。イングランドとイタリアのフットボールは、貧困に陥りつつあるように見える。これらの獲得は、ラ・リーガ全体に役立つだろう。
クラブの戦略で彼らを獲得したのだから、受け入れられるべき獲得なんだ。しかしこれは長期的な戦略で、我々は維持することが可能なスピードで動き始めた。
ペジェグリーニに(獲得の是非を)我々は尋ねなかったよ。クリスティアーノは彼の好みに合うかどうか、君たちはどう思う?明白なことだ。フロレンティーノ(ペレス)は、彼らを獲得したことで監督を喜ばせたよ。」
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どうやらアロンソは白い魔の手を逃れつつあるようで・・・良かった良かった。バルダーノさんは2年前のCL準決勝チェルシー戦について、「ク○のような試合」と評して議論を呼びましたが、アロンソは好きなんですね。それにしてもこの上リベリーとかベンゼマとか、彼らはチームをいくつ作るつもりなんでしょうか。
彼らが大金を費やすことで、この夏は選手の価格がどんどん上昇しそうな勢いです。ユナイテッドにはおそらく、£100mを超す補強資金があるでしょう。グレン・ジョンソン6人分です。それをこれから有力選手獲得に使えば、特に前線の選手たちは値段が高騰しそうですね。一種のバブルか?しかし世界経済がこんな状況ですし、マドリーも毎年これほど資金を使うのは不可能でしょう。そう考えれば、高値で売れる今が選手の売り時なのかもしれませんし、逆に買う方は控えたい時なのかもしれませんね。
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