「毎晩お祈り」byキャラ

アーセナル戦を終えて、キャラガーのコメントです。
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●キャラガー（タイムズ紙）
「クラブに関わる誰にとっても今はきついが、俺たちには以前にもこういうことを経験している。リバプールでプレーする一員であるというのは、強い精神力の持ち主だということだ。現時点で俺たちに必要なのはそれだ。これから５月まで、俺たちは時にはきつい仕事をしなくてはならないだろう。しかし俺たちは団結し、それを乗り切らなくてはならない。そして俺が毎晩やっているように、シーズンの終わりには俺たちが乗り越えてきた努力に値するものを受け取っていますようにと、神に祈らなくてはならないな。それだけタフなシーズンだ。

俺は、俺たちがFAカップかヨーロピアンカップで優勝し、トップ4の中にいて、シーズンの終わりには体のほこりを払って『結局それほど悪くはなかったな。』と言っていることを神に祈るよ。俺たちの選手の能力とこのクラブの偉大さがあるなら、もっと良い位置にいてしかるべきだということは認識している。言い訳は探せない。

（15試合3勝という）こんな数字は良くはないが、こういう風に言い変えることもできる、（先週の水曜の）フィオレンティーナ戦までは、俺たちは6戦無敗だった。数字はあっという間に変えることができるんだ。俺たちは、そういう数字を確実に変え始めたいと思っている。

（タイムズ紙その2）あれ（アーセナル戦でのメンバー）は、おそらく俺たちの最強チームだろう。まだ100%の状態にない選手がチームの中に何人かいたし、アーセナル戦ではまた痛めた選手が2人出た。上手く行けば、どの選手も水曜と土曜の試合には間に合うだろう。しかし俺たちには、レギュラーでプレーするチームが必要だ。

今の流れはとても難しい。俺たちは人間なんだから、物事が上手くいっていない時は、ちょっとばかり自信を失うよ。自信を回復する唯一の方法は、試合に勝ち始める道に戻り、いくつか結果をものにすることだ。そうすれば、もっと自信を持って毎試合に挑める。
トンネルの終わりには光があるものさ。フットボールですばらしいのは、常に修正するための次の試合があることだ。水曜にはまた試合がある。水曜に俺たちが勝利すれば皆が喜び、それを土曜の試合に持ち込める。シーズンの今までの成り行きは知ってのとおりで、シーズンというのは終わってみないと判断できない。俺たちが2つのカップを勝ち取ることができれば、誰もが喜ぶだろう。

（アーセナル戦のジョンソンへの批判について）俺たちはお互いを見回しながらピッチに立っているわけじゃない。個人批判をするより、こういう流れではどんなクラブでも間違いなくちょっと自信を失ってしまうだろう。アーセナルを称えるべきだ･･･彼らはトップチームだ。
しかし俺たちが十分にボールを扱えなかったのは事実だが、アーセナルの方も、俺たちをズタズタにしたとか多くのチャンスを作ったとは言えない･･･あのゴールでさえ、すばらしいチャンスではなかった。俺たちは以前にアーセナルにズタズタにされたことはあるが、日曜はそうじゃなかった。」

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「毎晩神に祈ってる」とはっきり言ってしまうキャラの率直なところが好きです（笑）。試合に勝てば自信が回復するし流れも良くなる、それは良くわかっているんですが、勝てないし勝てても続かない。ファンもキャラと共に神に祈るべきか？現地フォーラムでは、「15試合で3勝。自信はどん底。そして個人のミスで墓穴を掘るのが執拗なまでに続く。さあこれからどうする？」というトピックが立って、怒涛の伸びを見せています。一番最初の返信が「ビーチーヘッド？（※英国の有名な断崖絶壁）」というのが英国人っぽくて思わず笑ってしまいましたが、活発に意見が交わされているようです。

・とにかく団結して頑張れ。
・アロンソの移籍が問題を起こしているのは明らか。傷を癒すためには、良かろうと悪かろうとアクイラーニを起用すること。
・フィールド内外でのリーダーシップ。例えばジェラードは、ダイブしたり審判にアピールするのを止めること。あれはメンタルの弱さの現われ。
・スポーツ心理学者を呼ぼう。
・選手に一日オフを与えて、翌日アンフィールドのミュージアムに連れて行ってリバプールの歴史を思い出させる。
・選手を健康に保つために、100%じゃない選手は使わない。
・とにかく基本を思い出せ。慌ててロングボールを蹴るのは止めろ。
・システムを4-2-3-1から4-1-3-2へ。
・今年初めの頃を思い出そう！ニューカッスルに5-1で勝利した後、急に勝てなくなった。でも2月ごろには何かがはまって、そこからチームは勝ち始めた。やっと負傷者が帰って来て、きっとまたそうなる！

ざっと見ただけでもいろんな意見が出ていますが、突き放したようなあきらめムードがほとんどないのは嬉しいです。あったら「お前はエバートンかユナイテッドファンか」と一蹴されています。
一致しているのは、これからの格下相手（最近はそうも言い切れないところが辛いですが）の3戦が自信と勢いを取り戻すために肝心、ということです。できれば9ポイントをきっちり取っておきたいところです。ではどうしたらいいか･･･と考えてみましたが、ここは守備の個人的なミスはもう「人間ミスはある」と割り切って、それ以上に点を取りに行くスタイルに徹すればどうでしょう。守備が不安定なチームがビッグタイトルを取ることはできませんが、もうそういうタイトルからははるか遠くなってしまったので（涙）、現実的に4位以内を狙うならば、下のチームから確実にポイントを奪う、引いたチームをどうこじ開けてゴールを決めるかが重要だと思います。キャプテン、トーレス、ベナユン、エンゴグ、アクイラーニを全員同時にピッチに送って（カイトはリフレッシュ休暇）、とにかく前にプッシュする！今シーズンは追う形になってから攻撃的にシフトして上手く行ったためしがないので、開き直って最初から攻撃的に行き、その形を熟成するのがいいんじゃないでしょうか。3点差がつかない限りは守りに入るの禁止で、それから控えにはパチェコをぜひ、置いて欲しいです。

ファンは勝手にいろんなことが言えるし、それがファンの楽しみでもあるんですが、基本的に「何があっても選手と監督、チームを信じる」というスタンスだけは崩したくはないですね。それができなくなったらファンを名乗るのは止めて、単なるフットボール好きになります。

アーセナル戦はマスチェラーノだけではなくジョンソンも負傷交代だったようですが、2人とも大したことはなさそうです。水曜には問題なく出場できることを願っています。バベルはトレーニングに復帰してはいるものの、数日前にはボールを蹴るとまだ少し痛みがあったそうですが、もう改善されたでしょうか。彼のピッチ上での元気な姿がそろそろ見たいですね。