タイムズ紙より、セカンドレグに向けてのラファのコメントです。
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●ラファ
(タイムズ紙)「(勝利のためには)戦術やシステムを変更するのではなく、作ったチャンスをものにすることです。チェルシーはスタンフォード・ブリッジで無敗ですが、何事にも時があります。私たちは歴史を変えられます。人は、彼らに何か考える材料を与えるために、システムを変更すべきだと言うかもしれません。しかし私たちはファーストレグで4度の決定機を作っており、それはチェルシーを相手にした試合の中で最大です。トーレスに2度チャンスがあり、ジェラードに一つありました。そしてチェルシーにはほとんどチャンスはありませんでしたし、私たちは最後の1秒まで勝っていました。私たちはやれるとわかっています。
スタンフォード・ブリッジが非常に難しい場所であることは知っています。いつものように、両チームの間にほとんど差がないタフな試合になるでしょう。私が指揮をしてからチェルシーとのアウェイの試合でゴールしていなことは知っていますし、彼らがそこであれだけの良い記録を持っていることも知っています。彼らは自分たちのグラウンドで非常に長く無敗を誇っていますが、何事にも時というのがありますし、おそらく私たちはスタンフォード・ブリッジで得点して勝利することで、その連勝の歴史を変えられるでしょう。
誰にとっても難しいスタジアムです。2年間そこで勝利したチームはいませんし、難しいだろうということはわかっています。これはチャンピオンズリーグであり、私たちにはスタンフォード・ブリッジで得点し勝利するのに十分な能力があります。
彼らがホームで敗戦してから長い時が経っていますが、誰かがそれをすぐにやらなくてはなりませんし、私たちがそのチームになりたいと思っています。誰かが試合に勝たなくてはなりませんし、引き分けでは意味がありません。私たちは勝利のための準備をします。それは試合に備えるにあたって大きな違いです。普通の状況ならば引き分けは良い結果と言えるでしょうが、今回はそれで十分ではないとわかっています。勝利が必要ですし、私たちはそれがやれるとわかっています。
好調ならば、私たちはどこであろうと倒せます。どこであろうと、どのチームが相手であろうとゴールを決められます。システムを変えるという問題ではありません。私たちは分析はするでしょうが、こういうタイプの試合においては、選手たちがどう立ち向かうかの方が重要です。
チェルシーが相手ならば、ワイドなプレーはできません。彼らはそこが非常に強力ですからね。深く引くプレーのやり方では、彼らは多くのチャンスを作るでしょう。バランスを取ることが全てです。しかし、私たちはあそこで勝利して歴史を作れるという自信がありますよ。彼らは4年間でホームで1敗(2006年2月のバルセロナ戦)しかしていません。そう、全ては必ず終わりが来ます。誰かがあそこで勝利するでしょうし、彼らの記録を覆すのは私たちであるつもりです。」
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今までのチェルシーとの準決勝は、ファーストレグはほぼ思惑通りで、セカンドレグをホームでしっかりと自分たちの戦術で勝ち抜きました。しかし今回はあのロスタイムの同点弾で、全く事情が変わっています。こういう状況の中でラファがどう采配を振るうのか、とても興味深いですね。どこを攻撃のポイントにして点を取りに行くのか、なおかつどうやって失点を防ぐか。きっと今頃頭をフル回転させているでしょう。頼むよラファ!
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