ウニレア戦に向けて、ラファとマスチェラーノのコメントです。また、シティ戦後にイアン・ラッシュがエコー紙に寄せたコラム2つもご紹介します。
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●ラファ
(公式HP)「彼(トーレス)をシティ戦で起用できることはわかっていました。プランとしては15~20分をプレーさせることでしたが、彼はまだ準備は整っていません。彼にはマッチフィットネスをつけることが必要で、そのためにはプレーとトレーニングをしなければなりません。その後で、彼がどう進歩しているかを見てみるつもりです。
彼は、フィジオとフィットネスコーチと共に、本当に頑張っていました。彼は本当に喜んでいます。(シティ戦で)彼をメンバー入りさせる決断をしたのは、先週の金曜のトレーニングで良かったからです。今後もそれを続け、彼は進歩できます。すぐに準備は整うでしょう。
長い期間の離脱でしたので、慎重にしなければなりません。今は、一度に一ステップずつという問題です。あまり急いては選手を失う可能性がありますし、それは不必要なことです。彼の進歩具合を確認し、日々決断するつもりです。
(トーレスはウニレア戦に出場できるかと聞かれて)それは可能です。トレーニングで彼の状態を見て、その後の彼の感覚を確認しなければなりません。そうしてから決断するつもりですが、先発はないでしょう。
今の私たちにはあまり問題はありません。先日プレーした選手たちは、起用可能です。ジョンソン以外は全員が準備できています。
ジョンソンの復帰は間もなくです。来週か、もしくは来週末にはチームとのトレーニングに合流できると思いますが、トーレスと状況は同じですね。彼には時間が必要で、私たちは少しずつ彼を使って行くことになるでしょう。
十分な戦力が整えば、そこでやりくりができます。経験上言えることですが、あまり選手がいなければ終始同じ選手でプレーすることになりますから、やりくりは重要にはなりません。しかしトーレス、ヨッシ、ジョンソンが復帰しつつあり、能力ある3人の選手は力となります。そして、それぞれの試合に異なる選手を起用してやりくりが出来ます。
私たちは今、一つのチームとして上手くやれています。ウニレアは優れたチームで、彼らは間違いなく、私たちのプレーにしっかりと集中して来るでしょう。困難でタフな試合になると思います。
彼らはチャンピオンズリーグのホームゲームで好成績を残しましたから、私たちが勝ち上がりたいならば懸命なハードワークが必要であることは認識しています。私たちは、一度に一試合ずつ取り組んでいくつもりです。今はヨーロッパリーグで勝ち上がりたいと思っていますし、その後でブラックバーン戦のことを考えます。
私たちにとって、(ELは)ここに優勝杯を持ち帰るチャンスです。ですから全力を尽くすつもりです。人々は私たちが決勝で勝つだろうと私に言いますが、勝ち進むためにはまずこの試合、ウニレア戦に勝たなくてはなりません。
繰り返しますが、一度に一ステップです。決勝戦で勝つ話はできません・・・まずは次の試合に勝たなくてはなりません。
(タイムズ紙より)人はいつでももっとゴールをと望むものですが、あまりに失点が多い時に改善をしたいなら、まずはディフェンスを強化しなくてはなりません。今はチームはディフェンスに関して自信を増しており、次はもう1歩前に出なければなりません。それは、もっと攻撃的なメンタリティを持つ選手を起用することです。そして全てが変わるでしょう。
選手たちはこの大会に集中しなければなりません。優勝杯を勝ち取る機会ですから、私たちはできる限りのところまで行くつもりです。ファーストレグの1-0は最高の結果とは言えませんが、私たちは優位に立っており、自分たちの仕事をしなくてはなりません。」
●マスチェラーノ
(公式HP)「僕たちは良いプレーができる自信がある。アーセナル戦前までは、7戦連続無敗という良い流れだった。良いフットボールをしていたし、良いプレーができるという確信を持っていたよ。
この大会で優勝するために、僕たちは全力を尽くすつもりだ。僕たちがトロフィーを獲得できる唯一つのチャンスだから、ベストを発揮することを考えなくてはならない。明日の夜は、僕たちにとって本当に重要な試合だ。勝ち進み、大会に残り続けるために重要な一戦だ。
ヨッシやフェルナンドのようなキープレーヤーが復帰して来たというのは、良いニュースだね。彼らはこれからシーズン終わりまでの間、他の選手たち全員と同じように、僕たちにとって重要な役割を果たしてくれるだろう。
(自分がベストフォームに達したと感じるか、と聞かれて)今は、あんまり自分自身のことは話したくないんだ。フィットネスに関しては、いい感じだよ。僕の仕事はフィジカルが要求されるから、体調が良いと感じる時はプレーも良くなる。僕は常にチームのために全力を尽くしているし、それを続けて行くつもりだ。」
●イアン・ラッシュのコラム2題
リバプールにはクリエイティブなひらめきが必要(Liverpool Echo)非常に単調で生気に欠ける試合が、リバプールに何か新記録を作らせたと考えた人間は果たしていただろうか?
レッズとマンチェスター・シティは、日曜の午後の試合でお互いに枠内シュートが1本だった・・・これは、プレミアリーグの対戦で最小記録である・・・それが、イーストランドでの90分間の全てを物語っている。
ポジティブなものに目を向ければ、1ポイントという結果はわずかにリバプールの方に有益だった。シティはこれから困難な対戦を控え、チャンピオンズリーグ出場権の可能性を残すためには、出来る限り多くの勝利を、出来る限り早くものにする必要がある。
私はこれまでずっと、リバプールが4位争いに勝利すると確信していると発言し続けて来た。そして週末に起きたことでも、気持ちは全く変わっていない。しかし、明らかに、現時点でのリバプールのプレーには欠けているものがある。我々にとってはるかに難しい課題である、ひらめきである。
簡単に言えば、我々は十分なチャンスを作り出してはいない。そしてそれが変わらない限り、リバプールは相手チームを圧倒することに苦しむだろう。
ヨッシ・ベナユンとフェルナンド・トーレスがプレーに復帰したのを見られたことはすばらしかった。そして一度彼らが期待に応えてくれれば、リバプールは歯車をかみ合わせ始めるだろう。ブラックバーン戦に備えて、木曜のウニレア・ウルジチェニ戦で彼らがもう少し長い時間ピッチに立つところを、私は想像できる。
しかし、いったん彼らがフィットして、それでもそういうひらめきが欠けていたら言い訳のしようがないだろう。そしてシティ戦後のベナユンの見解は、聞いていて興味深いものだった。彼は、チームの攻撃面が現在よりもはるかに改善されならなくてはならないと、はっきりと語った。そして彼は正しい。ラファ・ベニテスは多くの批判を受けているが、私は彼がシティ戦であれ以上のことをやれたとは思えない。
彼の執った交代策は、彼の立場にいるリバプールサポーターならば全員が行っていたであろうものだった。ベナユンとトーレスを送り出し、彼は3ポイントを獲ることを試みた。
アルベルト・リエラ、マキシ・ロドリゲス、ライアン・バベルのような選手たちは、全員が彼らの価値を証明するチャンスを今まで与えられている。しかしいかなる理由なのか、それはまだできていない。リバプールが再び勝利を開始するためには、そこがすぐにでも変わる必要がある。
アクイラーニには冒険心が必要(Liverpool Echo)今シーズン、アルベルト・アクイラーニほど議論の的となっている選手は他にほとんどいない。シャビ・アロンソの代役として獲得したこの男は、自分が注目の的となっていることに気づかないわけにはいかなかった。そして、彼からは有望な兆しが見えている。
しかし、彼は本当に十分にやっているだろうか?答えは単純で、悲しいことに「NO」と言わざるを得ない。
トッテナム戦での勇敢なプレーを別として、彼は物事が非常に困難であることを認識して来た。そして、増すばかりのプレッシャーを弱めるためには、すぐにでも大きな奮闘をすることを切実に必要としている。アクイラーニは明らかに上手いパスができるが、彼は「セーフティーファースト」の考え方が強すぎるようだ。ボールを前に出すよりも、後ろに返したり横パスが多い。もし彼が木曜の夜に先発のチャンスを得られるならば、とにかくそれを両手でしっかりと掴まなくてはならない。
ルーマニア遠征は、リバプールFCに問題なしヨーロッパの戦いは木曜の夜に予定されている。そして、私はリバプールが易々とウニレア・ウルジチェニを退けることを期待している。先週のアンフィールドでの初戦は、最高水準と呼べるものではなかった。ルーマニアのチームは11人がボールの後ろに引き、良く組織され、我々は創造性の欠如に苦しんだ。ブカレストでは、ウニレアは勝ち上がるチャンスを掴むためには攻撃に出なくてはならないから、違う戦いになるはずだ。それはあらゆる点でリバプールに適しているだろう。もしもチャンスがやってきた時には、我々には彼らを狙い打ちできる選手たちがいる。
もちろん誰もがチャンピオンズリーグへの復帰を望んでいるが、これもまた大きな優勝トロフィーだ。観客に興奮を与えられるかは、選手たちにかかっている。
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写真はルーマニアに前日の夜到着した選手たちですが、パチェコがいるように見えます。どうやら間に合ったか。リエラが帯同していない、という情報がありますが、真偽のほどは?トーレスはラファのコメントからして、ベンチスタートが濃厚のようです。
今日(日本時間明日早朝)の試合は、早い時間にアウェイゴールを決めて、きっちりと試合を終わらせて欲しいですね。そこで、ラッシュの言う「創造性が足りん!」の答えをどう出すかです。これをあれこれ考えて想像をめぐらせるのもファンの楽しみで、10人10様の意見があるでしょう。
ここのところやっと守備が安定していることと、マスチェラーノやシュクルテルの調子が上がっていますから、ラファも言っているとおり、そろそろ攻撃的にシフトをして欲しいところです。ではどこをどういじるか?キャプテンをひとつ下げて2トップにするか、キャラを中に入れて右サイドバックを攻撃的にするか、それとも1トップのままで、ルーカスかマスチェラーノの代わりにアクイラーニを入れるか。個人的には、この試合にはぜひアクイラーニをスタートから使ってもらいたいです。彼に今一番必要なのは、ラッシュも言っているとおり思い切りだと思います。それができるような自信を、この試合でつけてもらいたいですね。
個人的な希望フォーメーションはこれです。そして、2点リードでケリーとパチェコ、トーレス投入が理想です。
レイナ
キャラ アッガー シュクルテル インスーア
キャプテン ルーカス
バベル アクイラーニ ベナユン
カイト
PR
無題
でも、ルーカスも好きです(どっちやねん)。勝てばどっちでもいいんです!。ただもっといいウインガーなどが居ればルーカスの良さももっと出るかなあなんて思います。みんなみんな頑張れ!
Re:無題
今日のスタメンはうまくはまればサイドが作れそうです。良い連携が見たいですね!やっとカイトが休んで、少しほっとしました。キャラは大丈夫か。
無題
そろそろバベルからゴールがみたいところです。
Re:無題
無題
僕もフニクラさんの希望スタメンみたいですね!
アクイラーニに関しては物足りないかもしれないですが、まだ10試合もスタメンで出てないですからね。あのバラックも1年目は微妙な感じだったし、ラファが自分で選んで高いお金払って連れてきたんだから根気強く使い続けないといけないと思います。
にわかファンさんが仰るように視野の広さやパスやトラップのセンスはルーカスやマスチェとは違うものを持っているし、見ていて楽しいです。
ぜひフニクラさんの希望スタメンでバベル、カイトベナユンに恵みの雨を降らせてほしいです!アクアだけにねってことで(笑)
Re:無題
恵みの雨、うまいこと言いますね!そういうプレーをぜひ見せてもらいたい。トーレスがスタメン復帰するかもしれない週末に期待しますか。