ラウルがトーレスとキャプテン、ラモス監督についてコメントしています。
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●ラウル
(インディペンデント紙)「彼(トーレス)は自分の望む限りのところまで行けるだろう。それは彼自身が自分をどれだけ駆り立てられるか次第で、そして彼は自分を極限まで駆り立てる類の選手だと僕は思う。
彼はとてつもないパワーと速さを持つストライカーだ。ボールをとても強く叩くアグレッシブなストライカーで、空中戦ではすばらしく強く、ディフェンダーをかわす能力に長けている。
彼はFIFA年間最優秀選手賞で3位にランクした。それは、代表監督やキャプテンたちが彼をどう思っているかの証明だよ。昨シーズンは30ゴール以上を決め、ほとんどのストライカーを上回った。そして何より、彼はまだあれほど若いのに、あれだけ多くの経験を積んでいる。
今は彼は、自分のポテンシャルをフルに発揮できるチームに在籍している。あのクラブで重要な存在だと感じているけど、あそこには他にもビッグプレーヤーたちがいて、負担を分け合っている。
彼がレアルを相手にゴールを決めていなかったのは、全く違う状況での話だ。それは緊張の高まるダービーマッチで、彼には大きなプレッシャーがかかっていた。今はその重荷ははるかに軽くなっている。
シーズンの始めは、僕たちは多くのゴールを決めさせていた。ずいぶん苦戦したよ。ファンデが来て以来チームははるかに手堅くなったし、僕たちはまだ改善できる・・・僕たちは2ヶ月間、彼の元でひとつにまとまって来た。
ファンデがトッテナムに来た時、チームはとても短い期間に思い切った改善をした。その後クラブは二人のストライカーを売却した。ロビー・キーンとベルバトフは、トッテナムのようなチームにとってとても重要な存在だった。
ファンデのキャリアの記録は、見ての通りだよ。彼がセビージャで成し遂げたもの(2年間で5つのトロフィー)、そしてトッテナムで最初の数ヶ月間に成し遂げたもの・・・もしも彼が望んだ選手を保持していたら、おそらくあのクラブは別の位置に立っていただろう。
ベニテスはあらゆる細かいところまで研究をするだろうし、ファンデもとても似ているから、とても戦術的な対戦になるだろう。彼は相手を研究する人間だし、リバプールのことはイングランドにいた時に知っている。彼がトッテナムにいた時に彼らは対戦しているし、特に僕たちは毎週リバプールの試合をTVで見ている。大きな驚きは何もないだろう。こういう試合は本当に些細なことで決まるだろうね。
彼(キャプテン)は世界最高の選手の一人だ。彼はとても大きな能力を持ち、自分のチームメートをどうやって助けるかを知っている。僕は、彼が難しい試合の中で重要なゴールを決めたりアシストしたりして、試合を勝利に導いたのを何度も見たよ。彼はファンタスティックな選手だ。
ジェラードはチームの魂だ。彼がリバプールだ。彼のいないリバプールのチーム、または他のチームにいるジェラードは、考えるのもとても難しいね。」
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ラウルの言葉は重みがあるな・・・余裕でトーレスやキャプテンを賞賛しているところ、気負いのない貫禄を感じさせます。キャラは同じピッチに立てることを「名誉」だと言っていますし、お互いにリスペクトしながらの試合というのはCLならではですね。改めて、マドリーと対戦できることをファンの一人としても嬉しく思います。記憶に残るような好試合になって欲しいですね。
トーレスはキャリアの中でマドリーを相手に決めたゴールは1本だけだそうです。重荷のなくなった彼から今日2本目が生まれるか?
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