マドリー戦に向けて、両監督とデュデクのコメントです。
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●ラファ
(公式HP)「この対戦が決まった時、難しい試合になるだろうということはわかっていました。彼らは優れたチームですからね・・・そして今は彼らは2ヶ月前よりも進歩しています。ファンデ・ラモスは良くやっています。彼らは連勝を続けていますから、自信は増しています。
間違いなく彼らは進歩しています。負傷していた選手たちは復帰しています。ラッサナ・ディアラの獲得で彼らは守備的ミッドフィールダーを二人置くことができ、より手堅くなっています。
しかしフットボールはフットボールです・・・これはある有名なスペインの監督がいつも言っていた言葉です。スペインではとても有名な言葉で、真実ですよ。試合では何でも起こり得るんです。
私たちは得点し、勝ちたいと思っています。引き分けで良い時もありますが、私たちは勝ちに行くつもりです。
レアル・マドリーにとっての彼(ラウル)は、私たちにとってのジェラードと多少なりとも同じですね。ラウルは好調で、得点を上げています。人々はアリエン・ロッベンやゴンサロ・イグアインのことも言っていますね。彼らも得点を決めています。しかしラウルは非常に優れたメンタリティを持つ選手です。彼は勝者であり、それが長年に渡っての成功を収める鍵となっています。
私にとっては、この試合はチャンピオンズリーグだから重要なのであって、相手がレアル・マドリーだからではありません。あそこには友人や知人が大勢いますが、結局のところはこの試合はクラブにとって重要な一戦であり、私たちは勝ちたいと思っています。
(デュデクはファーストキーパーになれるか、と聞かれて)出来ない理由がありますか?イェルジーは良い人物であり、すばらしいプロフェッショナルです。彼は私たちの元で本当に良くやってくれましたし、彼には良い思い出があります。かつてのチームメートに会えることを、彼も間違いなく喜ぶだろうと思いますよ。
(SKY SPORTSより、キャプテンについて)ギャンブルはしません。ドクターが彼はOKだと言えば、その時にはリスクはありません。スティーブンは今はより成熟した選手で、彼はリスクと考えられるような決断はしないでしょう。
彼は軽いトレーニングセッションの中で回復するでしょうし、私たちは何も隠すつもりはありません。確信が持てれば決断をします。
ジェラードは、彼がチームに何かを与えなくてはならないことを知っています。そしてそれが出来なければ、それは自分にはまだ準備が出来ていないんだとわかっているからです。私はその点に関してスティーブンを信頼しています。
(CLでの成績が契約更新に影響するか、と聞かれて)もちろんそんなことはありません。一つのクラブとしての私たちにとって、重要な試合です。これから重要な試合を迎えますから、私はフットボールにのみ集中したいと思っています。一つか二つの試合だけではなく、そのキャリアで監督を判断するべきですよ。
(マドリー戦は)大一番ですが、それは私がかつてここでプレーし、仕事をしていたからではありません。私はプロフェッショナルですから、自分のチームのために勝ちたいと思っています。それが私にとって唯一のモチベーションです。」
●デュデク
(ガーディアン紙)「(ラファの契約問題について)そういうことがチームの集中の助けにはならないし、僕は契約延長が出来るだけ早く解決することを願っているよ。彼の契約を延長しないのは間違いだろう。
彼はリバプールですばらしい仕事をしている。彼はファンにトロフィーの希望を与える人物なんだ。リーグで19年ぶりの優勝に迫り、それは彼がリバプールを正しい道に進ませていることの証明だよ。ラファは全てを見事に計画し、選手たちは相手の情報をしっかりと与えられてピッチに出て行くんだ。どんなチームでも彼は着実に進歩させる。
リバプールのファンは他の何よりも、チャンピオンズリーグよりもリーグタイトルを欲しがっている。彼らを欧州の舞台からノックアウトして、それがイングランドタイトルの助けになればすばらしいね。
(公式HPより)トーレスはすばらしいスピードの持ち主で、試合を変えられる選手だ。しかし、危険になり得る選手をリバプールの中で一人だけ選ぶのは間違いだろう。
ペペ・レイナは卓越したゴールキーパーで、ディフェンスのジェイミー・キャラガーは空中戦にすばらしく強い。ジェラードとシャビ・アロンソは中盤ですばらしいテンポでプレーし、これが彼らのチームにとびきりの背骨を作っているんだ。」
●ファンデ・ラモス監督
(インディペンデント紙)「チームの雰囲気は、高揚感というよりも楽観的だね。我々は冷静だし、リーグでの進撃ぶりを嬉しく思っている。それはこれからの試合に向けて安心感と自信を与えてくれるからだ。
おそらくファンの一部は、他の人々にも増して幸福感と高揚感に浸っているかもしれないが、ドレッシングルームはそうではない。チームのそういう状態、選手たちの試合へのアプローチの仕方に私は満足しているよ。
非常にタフで難しい対戦で、勝ち抜くためには我々はハードワークをしなくてはならない。
こういう類の試合がファンは大いに魅力的なのは疑いのないことで、彼らはベルナベウで後押しをしてくれるだろう。3-0にリードしている時ではなく、0-0である時に我々はファンを必要とする。そして彼らは試合を通して我々を支えてくれると私はわかっている。
(ファーガソン監督が、フランス紙にマドリー優勝のチャンスはないと語ったことについて)それは一人の監督の意見であり、会長のコメント(※マドリーはAGG5-1でリバプールを破る)に対して質問を受けた時と同じく、それに対してコメントはしたくない。自分のチームについて話し、他の人間が言ったことについては話さないよ。私は議論好きな監督ではないし、こういうことに加わるつもりはない。
リバプールは概して非常に優れた選手たちを擁しているが、彼らが最も危険なのは一つのチームとしてだ。彼(キャプテン)がプレーするなら、フィットしているんだろう。私は負傷している選手をプレーさせはしないし、ラファもそれはしないだろうと思う。彼は重要な選手だ。
しかし率直に言って、この試合に関してレアル・マドリーのことを言うならば、私は最高のチームを送り出す。リバプールのことはほとんど何も言えないね。彼らがどんなプレーをしてくるか、誰がプレーするかは私にはわからない。私がやりたいのは、自分たちが可能な限りうまくやることだ。彼らについて私が知っている唯一のことは、彼らが11人でプレーするということだよ。」
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ラモス監督はのらりくらり、ですね(笑)。しかしイングランドで一度失敗している彼にとって、準々決勝に勝ち上がることは何を置いても命題なはずです。勝たなくてはならない、しかも失点できない試合に、カップ戦に強いと言われる彼がどんなプランを立ててくるのか、そしてラファはどういうプランで対抗するのか。
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