トーレスが、フランスのメディアFrance Footballに語った内容が、インディペンデント紙に紹介されています。
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●トーレス
(インディペンデント紙)「プレミアリーグに適応することは簡単ではないけど、一旦適応したら、どこか他の場所でプレーしたいなんて思わなくなる。プレミアリーグはスペインリーグのずっと先を行っているよ。
降格圏内にいるチームとのアウェイの試合に行けば、そこにはプレーするのに完璧なピッチ、超満員に膨れ上がったスタンド、そこでフットボールをしようとする相手が待っている。そしてもしも彼らが負けていたとしても、観客は最後の最後まで声援を送るんだ。そんなことは英国のフットボールにしか見られない。
クラブは、かつて町が生き永らえるために戦った、そのシンボルなんだ。誰もがチームを誇りに思っている。選手たちはリバプールが真の偉大なクラブだと知っているから、誰もがここに来たがっているよ。
アンフィールドは、全てのグラウンドの中で最もイングランドらしい場所だ・・・そこでは人々はフットボールに熱中している。きっかり45,000人のファンが詰め掛け、彼らの吠え声は、足に羽が生えたような気持ちにさせてくれる。
(リバプールへの移籍に際して)ラファ・ベニテスは僕の携帯に電話して来たんだ。最初は、これは誰かが彼の真似をしてるんじゃないかと疑問を持ったよ。それでレイナに電話して、これは本当にラファの番号なのかって確かめたんだ。その後は長く考える必要はなかった。僕は、これは自分がずっと待ち望んでいた電話だと知ったんだ。
(リバプールと契約する前、彼は極秘に2日間リバプールを訪れてメディカルチェックを受けた)2日間をあるアパートメントで過ごして、テストを受ける時だけ外出した。そこには、本やDVD、クラブのことを考えるためのあらゆる物が揃っていたよ。クラブから何人かが僕と話すためにやって来て、僕の質問に答えてくれた。それには信じられなかったね。
あそこにいた短い間に、通りで出くわした一人の人のことを僕は決して忘れないだろう・・・彼は僕に、自分はあのスタジアムで待っている喜びのことだけを考えて、一週間を働いているんだと言った。
僕はリバプールのようなクラブでプレーしたかった。スティーブン・ジェラードのような、一人の選手として、そしてリーダーとして、僕が常に尊敬できる選手から学べる場所でね。イングランドのキャプテンは、手本となって皆を引っ張っていかなくてはならないんだ。スティーブン・ジェラードは誰もがこうなりたいと思うような人物だよ・・・トレーニングではまず最初で、どんなエクササイズでも一番頑張り、どんな試合でも自分を犠牲にするのは彼なんだ。みんなは盲目的に彼について行く。その上、彼はどんなオファーにも関わらず、リバプールに留まることを決断したスターなんだ。
スティーブンからのスルーパスを受けるのは喜びだよ。彼はボールを思うところに出せるんだ。代表チームのチャビ(エルナンデス)のようにね。
プレミアリーグのタイトルは僕たちにとって他の何よりも最優先、そう言えるね。リバプールが最後にイングランドのチャンピオンになってから18年だ。その待ち時間はものすごく長いよ。」
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町でたまたま出会った、どこにでもいるリバプールファンの言葉を「決して忘れない」と言う、そういうメンタリティが彼をああいうストライカーにしているのかもしれません。だからこそ、フルハム戦でゴールを決められなかったことを、もっのすごく悔しく感じているに違いないです。その悔しさをばねに、これから尊敬するキャプテンと共にこれでもかってぐらいゴールを決めて、チームをタイトルに向けて引っ張ってくれるでしょう!エース頼んだ!!!
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