マルセイユ戦の前日会見での、ラファ、アルベロア、マルセイユのロリク・カナ、ゲレツ監督のコメントです。
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●ラファ
(公式HP)「マルセイユには、スピードと能力、技術をを兼ね備えた非常に危険な選手たちがいます。私たちには昨シーズンの経験もありますからね。あの時は良いプレーができませんでした。周囲は楽な試合だと言っていましたが、私たちは難しい試合になるだろうと認識していました。彼らには優れた選手たちがいることを今は誰もが知っていますから、私たちには注意が必要です。
土曜の試合後、私たちはフラストレーションを感じていると言いました。しかしあの後でほっとしましたよ。チェルシー、アーセナル、アストン・ヴィラ、そしてユナイテッドもポイントを落としましたからね。前半の出来には非常に落胆しましたが、それでも最終的にはアーセナルよりも1ポイント多く獲得し、他のチームとは同じポイントだったんですから、特殊な状況でしたね。
私たちは自信を持っており、普段なら良いプレーをしてチャンスを作れるんだということはわかっています。前半になぜ良いプレーができなかったかを私たちは話し合って分析し、選手たちは何が悪かったかを認識しています。それは激しさの欠如であり、これを変えなくてはならないことを彼らはわかっています。
PSVとマルセイユは優れたチームです。チャンピオンズリーグについて言えば、そこにはトップクラスの選手たちがいます。いつであろうと難しいですよ。
3ポイントを獲得することでグループ突破は決まりますが、私たちはグループ1位通過もしたいと思っています・・・そうなればベターでしょう。
(キャプテンについて)彼はトレーニングに参加しましたし、起用可能です。スタートから出られるかもしれませんし、90分やれるだろうと思います。しかし最終的には、試合中の選手しだいですね。
(Liverpool Echoより)明らかに私たちにとって重要な試合ですし、明日の夜に勝利してノックアウトステージ進出を決められれば、状況ははるかに良くなります。勝ち上がりを決めれば、グループ最終戦はおそらく違うやり方でアプローチすることが可能で、チームを少しいじることも可能でしょう。
しかし、マルセイユは優れたチームであり、彼らが私たちのプレーを難しくさせるのを狙ってくるだろうということはわかっています。彼らが昨シーズンにアンフィールドで勝利したこともわかっていますから、簡単には行かないでしょう。
私たちが自分たちのファンから受けるサポートは、この大会で常に大きな力となって来ました。願わくは、明日も同じであって欲しいですね。フルハム戦では、私たちは勝利を期待されていながら最終的には2ポイントを落としてしまい、誰もが非常に落胆したと思います。そのことが、今回ファンの前で勝利することをさらに重要なものにしています・・・そうすれば誰もが元気づくでしょう。
スティーブンは昨日トレーニングに復帰しました。私たちにとって良いニュースです。彼は一人で試合を変えることのできる選手で、私たちにとって非常に重要な存在です。
(
SETANTA SPORTSより、契約延長は今月末までに合意に達しそうかと聞かれて)そうなるかもしれません、しかし私はこの試合に集中するほうがいいですね。」
●アルベロア
(Liverpool Dailly Post)「プレミアリーグとチャンピオンズリーグを戦う中で、自分の野心のバランスを取るのはいつでも難しい。でも僕たちはそれができる。他のシーズンでは、僕たちはチャンピオンズリーグの方に本気で集中を向けていた。リーグではタイトル争いをするほどの良いポジションに着けていなかったからね。
僕たちは両方を取り扱うだけの経験を持っている、そう願うよ。タイトルを二つとも勝ち取りたいし、両方とも最後のぎりぎりまで争えるポジションにいたい。スペイン代表で僕が持っているメダルに、もう一つ優勝メダルを加えられたら嬉しいね。
ヨーロッパでは、僕たちはグループ1位で抜けたいと思っている。過去に2位通過して、僕たちはインテルと対戦することになった。難しい試合だよ。でも1位でグループ通過すれば、おそらくもうちょっと簡単な相手を引き当てられるだろう。大きな差はないけどね。
僕はこれまで幸運だよ。今シーズンはヨーロッパ戦全部に出場している。全ての試合でチームが何かを成し遂げる力になれているということだから、そう考えると嬉しいよ。
ディフェンスにも安定感があるね。僕たちは今シーズン、22試合で11のクリーンシートを達成している。全員が良い仕事をしているよ。ディフェンダーだけじゃなく、チームの他の全員がハードワークをして、そういう数字を達成するための力になっている。そのやり方をキープして、2つの大きなタイトルに向けてチャレンジを続けて行けることを願うよ。
マルセイユには、能力と速さを兼ね備えた選手たちがいる。彼らは対戦相手を困難に陥れるだろう。でも、僕たちはシーズンを良いスタートを切って、自分たちに自信を持っている。プレミアリーグとチャンピオンズリーグの両方で順位表のトップに位置し、このレベルの成功を続けていけると信じている。
チャンピオンズリーグに簡単な試合はないし、マルセイユは昨シーズンここで僕たちを破っているから、彼らに力があることはわかっている。そして忘れてはならないのは、マルセイユは勝利が必須だということだ。彼らは深く引いて守ることはできず、僕たちを倒さなくてはならない。それは試合をもっと面白くする。
しかし、僕たちはこの1戦の重要性を認識しているよ。次のステージにしっかりと勝ち上がれば、それからはプレミアリーグに集中できる。
(公式HPより)僕たちは、ラファと彼のここでの記録を全て知っている。彼は偉大な監督だ・・・世界最高の一人だね。一選手として、僕は彼と一緒に仕事ができて本当に幸せだよ。」
●ロリク・カナ
(SKY SPORTS)「スティーブン・ジェラードはクラブの象徴であり、チームの護符だ。ジェラードのいないリバプールは、彼がチームにいるリバプールとは同じじゃない。
彼は僕たちのホームで2得点を挙げ、ずば抜けていたよ。彼が明日プレーするかどうか僕たちにはわからないけど、もちろん最高の相手と対戦して、ああいいう選手を相手に自分たちの力を試したいと思っているよ。
しかし、彼がプレーすれば僕たちにとってはさらに厳しくなるだろう。彼は間違いなく、あのポジションでは世界最高の選手の一人だ。彼のいないリバプールが、彼がいるのと同じだけの力があるとは僕たちは思っていない。」
●ゲレツ監督(SKY SPORTS)
「我々はホームでジェラードの2ゴールによって捕まったが、ハーフタイム後は我々の方が良いチームだった。後半には我々の方が良いフットボールをしていたから、引き分けが妥当だったよ。おそらく彼らは前半に飛ばしていて、その後ちょっと緩んだんだろう。しかし我々は同点に追いついてもいいだけのプレーをした。
リバプールは我々に対して注意深く来るだろうと予想している。昨シーズン我々がここで勝利したことを彼らは知っているし、この大会に勝ち残るためには我々が勝たなくてはならないことも知っている。こちらがどういうプレーをするか、彼らには確証がないだろう。
彼らは依然としてこの試合の本命で、彼らが本来のベストでなかった時だけ、我々は何かを持ち帰ることができるだろう。
物事がどう展開するかは誰にもわからない。昨シーズンは、彼らは我々のグラウンドにやって来てまさにスペシャルだった。しかし我々が彼らを破った時は、リバプールでの初戦でこちらがスペシャルだった。
我々は、この試合をプレーするのに二つのやり方がある。一つ目は、一発勝負に出て、全てのリスクを負って攻撃することだ。2つ目は、もっと注意深く、彼らに攻撃をさせてそのプレッシャーを受け止め、彼らのディフェンスの背後を狙って一瞬で攻撃を仕掛けて叩くやり方だ。そのうちわかるだろう。」
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なかなか一筋縄でいかなそうなゲレツ監督、ますますマルセイユ戦が楽しみになって来ました。「2つの方法がある」と言いながら、きっと2番目のやり方で来ると思いますけどね・・・ただ勝たなくてはならない試合ですから、どこかで必ずリスクをかけて攻めて来るでしょう。その時に相手に先取点を許すようなことがあれば、試合は一気に難しくなります。マルセイユの最終ラインは決して強力とは言えませんから、必ず得点はできると思いますけどね。
とにかく早めに試合を決めて欲しい、って毎回のように言ってますがなかなか実現しません(苦笑)。今度こそよろしくお願いします。そして若手にチャンスを・・・。
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