チェルシー戦に向けて、両監督とチェルシーのGKツェフのコメントです。
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●ラファ
(Liverpool Echo)「あまりにたくさんの人々が、もし私たちが負けたらタイトルは不可能になるだろうと話しているのに、私は驚いています。もし実際にそうなったら、人は私たちがチャンスはなくなったと言うだろうし、もしも勝ったら、私たちはレースに留まっていると言うでしょう。これに関しては非常に単純です。
昨年、私たちはリーグが始まって最初の6試合のうち一つしか勝てませんでしたが、そのシーズンは82ポイントを取り、3位で終わりました。今シーズンは、私は75ポイントのチームが優勝しても驚かないでしょうね。
今年のプレミアシップは非常に強くなり、多くのクラブが強化されています。トップクラブは全て、より難しくなるかもしれません。
昨シーズン、チェルシーは多くの勝利をあげましたが、私は、今シーズンはそれが誰にとっても簡単なものだとは思っていません。より多くのチームが、お互いに星をつぶしあうでしょうし、既にトップチームのいくつかは、シーズンのスタートで困難な状況に直面しています。
私はみさなんに、私は今は順位表を気にしていないと断言します。まだほんの3試合が終わっただけですよ。順位表を分析する時はあと2ヵ月後ですね。その時みなさんは、どれだけこのチームが上がっているかを見るでしょう。
試合が実際に終わるまで、チェルシーと対戦したのがいい時か悪い時かは決してわかりません。1週間で2試合もするのは決して簡単ではありませんが、少なくとも私たちは選手と練習をし、彼らと話し、いろいろなことを分析できています。先週よりはちゃんと準備ができていますよ。
おそらくPSV戦の結果の後で、私たちの自信は増しているでしょう。今度の試合は私たちにとって大きなテストとなりますが、試合に向かう選手たちのモチベーションは非常にいいということは確信できます。
選手たちがプレーしたいと思うような試合があります。彼らは、自分たちの強さを示し、プレミアシップのトップチーム相手にいい成績を残したいと望んでいます。昨シーズン、私たちは彼らと対戦したリーグ戦で問題がありました。今度はもっとうまくやりたいと思っています。
私たちはカップ戦では彼ら相手にいい仕事をしてきましたし、今、プレミアシップでも同じ事をしたいと思っています。カップ戦というのは常に違うものです。両チームとも引き分けがないとわかっていますから、戦術的なアプローチが変わってきます。プレミアシップとは違うタイプの試合であり、違う問題があるんですよ。」
●モウリーニョ監督
(ガーディアン紙)「握手ねえ。状況によるね。そういう気分でなく、ただカメラのためにするのであれば、私はそういうことはやらない。人が何を言おうが思おうが、私は気にしない。イメージなんてどうでもいいね。
私が気にかけるのは、人の感情だ。もしも私が実際ポジティブな感情だったり、ネガティブではなかったりして、過去にあったいくつかのコメントはするべきではなかったということに我々が気づいたとしたら、私は握手をしてもいいという以上の気持ちになるだろう。しかし、カメラの前でいい写真を撮るためだけならば、私はごめんだ。
私は偽善者ではないからね。私が子供たちに受け継ぎ、私の家族から私が受け継ぎ、私の妻の家族から彼女が受け継いでてきた価値観がある。
私が家に帰って、「そう、私は一つ二つベニテスについて言うべきではないコメントをした。」と思ったり、ベニテスが家にいて、「うん、私はジョゼについて言うべきではないコメントをした。」と思うならば、そう、悪い関係になる理由はない。カメラから離れたトンネルの中ならば、我々は握手を交わすし、ハグをするかもしれないね。2、3分言葉を交わして、それで全て終わりだ。
もし我々が偽善者ならば・・・私はそうではない・・・私たちは言葉を交わさず、トンネルの中でお互い目も合わさず、その後に皆が見守るダッグアウトに出て行って握手を交わすだろう。次の日のプレスは、「モウリーニョとベニテスはとてもいい友人だ。」と書くわけだ。
私にとって重要なのはこの試合、リバプール対チェルシーであって、モウリーニョ対ベニテスではない。
今この時点で私はリーグのトップにはいないが、だからといってマンチェスター・ユナイテッドのミスを祈ったり待ったりはしない。私が待っているのは、私のチームが努力を続けてどんどん成長していくことだ。だから、他のトップチームの人々が、彼ら自身のことや彼らのミスのこと、彼らの弱点、彼らの仕事を気にかける代わりに、我々のミスを待っているならば嬉しいね。私は、それは戦う上で非常に受身な態度だと思う。」
●ツェフ
(テレグラフ紙)「いい試合になるだろうね。彼らはいいチームだから、僕たちと彼らは多分、プレミアシップでのメインのライバルの一つだ。皆がこの試合を待ちわびている。
彼らはいいスタートを切ってはいないけど、これは長いリーグ戦だから、シーズンの始まりの成績は大きな意味は持たない。彼らはシーズンを通してポイントを取れるんだからね。でも、もし僕たちが日曜に彼らを破ることができたら、彼らをかなり突き放せることになるから、僕たちにとって大きなアドバンテージになるだろう。
全ての試合が重要だけど、彼らはメインのライバルだから、おそらくこの試合の重要性はほんの少し高いね。しかし、全ての3ポイントは重要だし、それはウィガン戦でもリバプール戦でも同じだ。僕にとって違いはない。僕たちはどんなポイントも失いたくはない。
(FAカップ決勝で敗れたことについて)僕たちは彼らに借りはないよ。彼らはいいチームだからね。同じチームと15回も対戦して、その相手がすごくいいチームなら、一度くらい落とすことはあるよ。
日曜は、プレミアシップのサポーターたちにとってすごく面白い午後になるだろうね。ユナイテッドはすごくいいスタートを切ったけど、いいスタートをしていないアーセナル相手に初めてポイントを失うかもしれない。僕たちはいいプレーを続けたいね。勝ち続けたいし、その最初のチャンスがリバプール戦だ。
ディフェンスが常に鍵になるし、1点しか取らないで勝者になるつもりならなおさらだ。僕たちは常にいい守備からビルドアップしようとしているし、もちろん前線にはすばらしい選手たちがいる。うまく行けば僕たちはもっとゴールを決めて、試合を簡単にできるだろう。」
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いやあ、モウリーニョ監督のコメントはいいですねえ(笑)。読んでいて思わずにやっとしてしまう。どうしてこんなに攻撃的なんだろう・・・これも一つのプレスサービスでしょうか?
ラファのコメントはいつも当たり障りのない優等生っぽいものが多いので、足して2で割ればいいのにと時々思います。しかし、この両監督は実は性格もスタイルも似ていそうですし、実はすごく気が合いそうな気がします。
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