キーンの移籍について、ラファのコメントです。また、レドナップ監督は早速彼をチームキャプテンに任命すると言っています。
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●ラファ
(Liverpool Daily Post)「彼(キーン)は非常に優れた選手です。しかし私たちは素早く決断をしなくてはならず、彼のような年齢の選手の場合、延々と長引くことが許されない状況であることは明白でした。そして今この取引をすることが、ビジネスの点から言ってベターでした。
私は(報道されている)金額を聞いていますが、それは事実ではありません。スパーズでの進展によって、(夏の取引からの損失は)およそ£3mになるでしょう。
私たちは今取引をしなくてはなりませんでした。遅くなれば、彼と私たちにとってますます悪くなったでしょう。うまく機能しないことがあると知っていれば、直ちに解決策を見出さなくてはなりません。
ロビーは非常に優れたプロフェッショナルであり、彼は懸命に努力をしていましたし、私たちはドレッシングルームで彼について何の問題もありませんでした。しかし最終的には、私たちはクラブにとってのベスト、そして彼にとってのベストを決断しなくてはなりませんでした。直ちにそれをしなくてはならず、スパーズが彼を欲しがっていたためにそれが可能でした。彼らはキーンを求め、プッシュして来ていました。彼らの順位が悪く、ロビーが彼らにとってすばらしい選手となることを信じていたからです。
彼は28歳で、プレーチャンスがなければ、夏には状況と移籍金は悪化する恐れがありました。
彼はこれまで多くの試合でプレーして来ました。人は交代の回数のことを言いますが、彼は今シーズン20試合に先発しています。明らかに、彼は本来のレベルのプレーではありませんでした。話すことはいくらでもできるでしょうが、力を見せなくてはならないのはピッチの上です。結局、私たちは彼について試合の前後のことばかり話していましたね。
リバプールは特別なタイプのクラブです。彼に対する期待は高く、誰もがトーレスとのパートナーシップについて話していました。おそらく彼はそれでさらにプレッシャーを感じ、本来やれるはずのレベルでプレーすることが難しかったんだと思います。
私たちは自分たちの損失を減らす必要がありました。この状況が続いていれば、これからさらに困難になったでしょうからね。私は彼が適切に扱われていたと信じています。彼と私の関係は良好でした。
最後の日、皆が出て行った後のドレッシングルームで、彼は私とキットマンと共にいました。その関係はすばらしいものでした。
(
公式HPより、キーンが去ったことで攻撃オプションを欠くのではと問われて)そうは思いません。私たちにはフェルナンド・トーレスがいますからね。人は『トーレスは怪我をしていた』と言っていますが、私たちにはディルク・カイト、ライアン・バベル、ダビド・エンゴグもいます。そしてもっとオプションが必要ならば、クリスチャン・ネメトもいます。彼はリザーブチームで非常に良いプレーを続けており、ダニ・パチェコも良いプレーをしています。
セカンドストライカーとして、スティーブン・ジェラード、ヨッシ・ベナユン、ナビル・エル・ザールを起用することも可能ですから、選手団の中には十分な力があります。私たちはうまく対処できると思います。」
●レドナップ監督
(SPORT.co.uk)「レドリー(キング)は我々のクラブキャプテンだが、怪我のために毎試合には加われないということを受け入れている。だからロビー・キーンが私のチームキャプテンになるだろう。彼はドレッシングルームの中ですばらしい存在感を持つリーダーであり、彼の熱意が他の選手たちに伝わると私は確信しているよ。
ロビーは私たちにとって大きな、大きな選手になるだろう。私は彼が、ここにいるストライカー全員と強固な協力関係を築けるという自信がある。
彼はああいうものすごい精神力の持ち主で、彼がここに来てくれたことがうれしいよ。我々にとって、フィールドの上でも外でも重要になる選手だからね。彼はまさに我々がここに必要としているタイプの、プレーするごとに全力を尽くしてくれる選手だ。
今月(1月)の我々の仕事に私は満足しているよ。1月が我々にとって静かな月になっていた方が良かったんだが、リーグの現在の順位を考えればそういう立場ではなかったからね。過去12ヶ月の結果を見てみれば、戦力の強化を必要としていたことは明らかだった。我々は何かをしなくてはならず、獲得した選手たちについて私は喜んでいるよ。彼らは優れた選手たちで、会長は彼らを確保するというすばらしい仕事をしてくれた。彼らが我々をさらに強くしていれると、私は確信している。
3人の選手たち(キーン、デフォー、シンボンダ)がクラブに復帰した。私の意見では彼らはいつでも優れた選手であり、彼らが出て行ったのはその時の事情だった。クラブはそもそも彼らの誰も失いたくはなかったと、私は確信している。しかし彼ら全員が今はここに戻って来た。私にとって彼らはものすごい選手たちだよ。」
●キーン
(Northampton Chronicle & Echo)「リバプールでは僕にとって難しい時だった。しかしそれをあれこれ悩んでいても意味はない。僕は自分のキャリアの新しい章にものすごくワクワクしているよ。その前の章が本当に終わったと感じてはいないとしてもね。
今は僕はハリー・レドナップというすばらしい監督と共に働くチャンスを得た。彼はここに来て以来すばらしい仕事を続けているから、僕はこの刺激的なチャンスを得られてラッキーだよ。
スパーズに復帰することを決断するのは簡単だった。ここは僕のホームだからね。フットボールが時にどう動き、状況がどう急転するかはおかしなものだよ。しかし僕は、このクラブがプレミアリーグに確実に残留するために自分の全てを尽くすことを、ファンに確約できる。」
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レドナップ監督のキーンへの信頼が伝わってくるコメントです。レッズで彼の本来の力を発揮できなかったことは、加入した時は大いに期待していただけに本当に残念ですが、古巣で監督の信頼に応える仕事をしてくれることを願っています。ただし最終節を除いて。
移籍金については、Daily Postでは獲得に£19m、売却に£16mとしています。しかし別の報道では、レドナップ監督のコメントとして「£20mで売却して£12mで獲得、安い買い物だね!」という報道もあります。またDaily Postでは、今回の移籍交渉でスパーズはキーン獲得を熱望し、交換要員としてギャレス・ベイル、デイビッド・ベントリー、ジャーメイン・ジェナスを提示したが、アーロン・レノンはなかったとしています。しっかりしてるな・・・。
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無題
オーウェンが去って以来、新戦力のFWがなかなかフィットしないのを考えると、うちはいかにジェラードと良い関係を築けるか、それがこのクラブで成功するための鍵ですね。良い関係を築けなかったものは出ていく、そのやり方もありだと思います。損失が減らないうちに。
Re:無題