BBCより、チェルシー戦後の両監督のコメントです。
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●モウリーニョ監督
「(バラックのプレーは)レッドカードだが、私は、あれはミヒャエル・バラックのキャリアを通じて始めてのレッドカードだということを言っておきたい。もうひとつは、彼がレッドカードを受けたファールは、本来ならばピッチにいるべきでない選手に対してのものだということだ。
もしも、私たちが試合の最初から最後の1分まで、ミスター・ライリーのパフォーマンスをきっちりと分析したならば、我々は彼を殺すことになると思う。ほんの少し彼を擁護し、ミスは忘れた方がいいだろう。
彼のレフェリーとしてのレベルを考えれば---彼はいいレフェリーだよ---今日は彼の日ではなかった。
チームという集団を強くするには、このようなタイプの勝利が必要だと私は思う。質の高い、すばらしいプレーをし、大量点をあげて勝ったならば、自分たちはすばらしいチームだと感じることができるだろう。しかし、自分たちは戦う集団だと感じるような試合も必要だ。私の選手たちは非常に勇敢で、チームは非常に激しく戦った。
私はベニテスを尊敬しているよ。彼は最高の監督の一人であり、私は、彼もまた私を尊敬していると感じている。結局のところ、我々が今まで握手をしなかった時にも尊敬しあっていたと私は思う。しかし、こんなつまらないことが終わったのは嬉しいね。」
●ラファ
「私たちは、この試合ではもっと結果を出せたと思います。決定的なチャンスを何度も作りましたからね。しかし結局、ゴールが必要なのにもかかわらず私たちにはそれができず、彼らの方はゴールを決めたということです。
(ジェラードがペナルティボックス内で倒されたプレーについて)私はアシスタントレフェリーと一緒にラインに立ち、彼と同じ視点にいました。ランパードがジェラードを押したのは明らかでした。しかし、今更何を言おうと決定を変えることはできません。
唯一明るい材料は、チームがいいプレーをし、何度もチャンスを作ったということです。私たちは次の試合のことを考えねばなりません。これは長いレースですし、最も重要なことは、チームが良くなっているということです。次の試合で3ポイントを取れれば、もっとトップに接近できるでしょうし、それから何が起こるか見守りますよ。」
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ジェラードが倒されたプレーは、確かにランパードに押されています。しかし個人的には、あそこで吹っ飛んで倒れてアピールするキャプテンよりも、あのくらいではびくともしないキャプテンを見たいですね。ジャッジに関しては、シソコのプレーはイエロー2枚目を出されておかしくないものでした。しかし全体的にはほんの少しホーム寄りでほぼ公平という印象で、激しい試合をうまく裁いていたと思います。
しかし勝てた試合だったなあ、とつくづく残念です。チェルシーの今シーズンの補強は失敗だと思いますし、さらにJ・コールが怪我、ロッベンが怪我明けという、彼らの両翼を欠いた今は勝つチャンスでした。
まあ、終わった結果は仕方ありません。守備がしっかりと安定してきたというのは好材料ですし、いい試合ができたことで選手たちの自信も深まったと思います。
両監督は試合前も試合後も握手をしました。そうするつもりなら、あれこれコメントせずに最初から「握手?しますよ。」と言っておけばいいと思うんですけど、楽しい人だなあ(笑)。
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