公式HPより、試合前日会見でのマスチェラーノのコメントと、カイトのコメントです。
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●マスチェラーノ
(公式HP)「数字を見れば、僕たちは昨シーズンよりもはるかにいい。でも、そういうことを言うのは今はまだ早すぎるね。僕たちは明日大一番を迎える。重要なのは3ポイントを獲得することで、そのために頑張るつもりだ。
僕たちは今のレベルをキープし、それをシーズンを通してさらに進歩させられると思う。僕たちはいつもこれを言っているけど、全てのタイトルを獲得するために戦うつもりだ。これを言い始めるのは早すぎるということはわかっているけど、僕たちの頭の中では、それをやろうとしているよ。
(マージーサイドダービーの勝利でチームの精神的な強さは増したかと聞かれて)そうかもしれないけど、僕の意見では、僕たちはストーク・シティ戦では勝利に値した。僕たちには沢山のチャンスがあり、それを決められなかった。しかし相手よりも遥かに良いプレーをしていたよ。フットボールでは、しっかりと正しいことをやっていても勝てない時もある。だからエバートンを倒すことはすごく重要だったし、今は僕たちはこの先に目を向けているよ。
2年前にチャンピオンズリーグ決勝で敗れたのは、大きな落胆だった。でも今はそのことは考えられないね。僕たちは前を見なくてはならないんだし、今再びチャンスを得ている。だからしっかりとプレーして、再びあそこまで行けるように頑張るよ。
(昨シーズンのユナイテッドの優勝について)僕は彼(テベス)と話したんだけど、彼は本当にハッピーだったね。彼にとって良いことだったし、僕は彼はあの優勝に値したと思う。もちろん今度は、僕は彼のように優勝したいよ。
(SKY SPORTSより)僕はカルロス(テベス)といい関係だよ。彼はマンチェスター・ユナイテッドでプレーし、僕はリバプールでプレーしているけど、それは問題じゃない。僕たちは友達だからね。彼が良いプレーをしてチャンピオンズリーグ優勝を果たしたことを、僕は嬉しく思っているよ。
僕たちがお互いと対戦する時は、もちろん、僕は勝ちたいし、彼を倒したい。でも彼は僕の友達だし、彼が成功すれば僕は嬉しいよ。
彼はチャンピオンズリーグ優勝という機会を得たし、アルゼンチン代表ではコパ・リベルタドーレスで優勝した。だから彼は今は沢山の優勝メダルを持っている。
でも僕たちは、物事を区別する必要があるね。フットボールにおいては僕たちはライバル関係だけど、その一方でプライベートでは友達同士だ。僕はチャンピオンズリーグ決勝の後でカルロスと話をしたよ。彼が優勝して僕は幸せだと言ったけど、今は自分も彼のように優勝したいと思っている。
(体調について)僕はフィットしているし、監督が望むならプレーできる。オリンピックの忙しいスケジュールの後で、怪我がちょっとした休みになったのは良かったよ。今はプレーの用意ができていると感じている。
今、僕たちは全てのタイトルを戦いたいと思っているし、リーグとヨーロッパで競い合いたいと思っている。だからこのレベルを維持することが必要だ。これから沢山の難しい試合があるだろうけど、今のプレーのやり方をしっかりと続けて行かなくてはならない。
僕は全てに優勝したいし、チャンピオンズリーグとプレミアリーグを両方やるのは難しいことはわかっている。でも、最後に僕たちがどこまで行けるかを見てみよう。僕たちが前進を続け、しっかりとプレーを続けさえすれば、それでどこまで行けるか見ものだよ。」
●カイト
(公式HP)「彼ら(PSV)は前回僕たちが対戦した時とはかなり違っている。ゴールキーパーのゴメスは今はスパーズにいるし、フィリップ・コクーは引退した。他にも多勢の選手たちが違うクラブに移っている。
彼らは完全に違うチームだけど、今もオランダ最高のチームだ。彼らは確かリーグ6連覇中のはずだから、とても優れたチームであり、僕たちはしっかりと準備をしなくてはならない。
マルセイユ戦の前には、僕たちは昨年と同じミスは犯さないと話していた。昨年に僕たちがやったようなグループステージの戦い方はしたくないからね。次のラウンド進出を出来るだけ早く決めたい。マルセイユを彼らの本拠地のピッチで倒すことで、僕たちは大きな障害物を乗り越えた。でも、もしもPSVを倒すことができなければ、また問題を抱えることになるということを僕たちは認識している。PSV戦にしっかりと集中し、昨年はホームでマルセイユに破れたということを僕たちは思い出さなければならない。
僕たちのグループに楽な相手はいない。だから早い段階で、しっかりとポイントを獲得しなくてはならない。」
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マスチェラーノはやる気満々ですね。オリンピックでもフル稼働だった彼が少しでも休めたのは、結果として良かったと思います。しかし今週末のリーグ戦の後は、またインターナショナルブレークで彼は南米に遠征して2試合を戦うんですよね・・・そのスケジュールのキツさは半端ないです。ほとんどの代表選手が欧州でやっているんだから、せめて試合が欧州開催だったらと思うんですが、そんなことは絶対南米のファンが許さないでしょうしね(苦笑)。
しかし、昨シーズンまでならマスチェラーノが怪我でダービーに出られないなんてことになったら「えええ~!」だったんですが、今シーズンは「うん、まあなんとかやれるんじゃないか?」という気になれます。それだけ選手層が充実したんですねえ、感慨深いです。
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