エコー紙より、オランダ代表に合流中のバベルのコメントです。また、記事の中ではデモ行進を企画しているファングループ、Spirit of Shanklyのコメントも紹介しています。
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●バベル
(Liverpool Echo)「今シーズンは、懸命に頑張ってもっとゴールを狙うよ。昨シーズンは10ゴールを決めたいと言ったけど、今シーズンは数字は言わないつもりだ。まずは良いプレーができることを願っている。自分が何を達成したいかは頭の中ではわかっているし、シーズンの終わりにはそこまで到達できることを願っているよ。それを人に言って、自分に余分なプレッシャーをかけたくないんだ。
(天を仰ぐゴールセレブレーションについて)あのセレブレーションは僕の宗教に関するものだよ。時々、宗教の違う選手が同じようなことをするね。あれは神へのちょっとしたサインなんだ。
僕は、自分に才能と成功のチャンスを与えてくれたのは神だと信じている。天から与えられたものを誤って使ったら、神はその才能を奪ってしまう力があるんだ。
僕は毎週教会には行っていない。僕たちはこの仕事であちこちへ移動するし、ここの教会で言われていることを僕はいつも理解できるとは限らないんだよ。でもオランダに帰れば自分の教会があって、行ける時は必ず行っている。
全ては信じることだ。信じなければ、結局最後には何も得られない。でも信じれば、多くのものを生み出すことが出来るんだよ。」
●Spirit of Shanklyステートメント
「土曜はとても大きな一日だ。僕たちは、リーグタイトル数で僕たちより一つ少ない最大のライバルチームと対戦する。
今のところ多くの話題が報道されているが、しかしそれはピッチの外で起きていること・・・ヒックスとジレットがやっている、スタジアムとクラブの財政についてだ。
僕たちの願いを皆に知らしめよう・・・ヒックスとジレットが僕たちのクラブから出て行くことを。彼らにはっきりとメッセージを伝えよう。旗と声を持ち寄り、誇りを持って声高にそのメッセージを叫ぶ、情熱のこもったデモ行進を僕たちは必要としている。もうたくさんだ。今は行動の時だ。」
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宗教のことは、日本人にはなかなか実感として理解するのが難しいところがあると思います。バベルのあのジェスチャーは神への感謝を表しているんですね。彼はカソリックなんでしょうか。
チームが多国籍化して行き、例えばベナユンとシソコの関係はどうなのかなあ、と思ったことはありますが、もともといろんな宗教の人々がいる中で生まれ育った人たちですから、接し方は良くわかっているんでしょう。宗教以外のことでも、ルーカスとマスチェラーノなんかはオリンピックでは敵同士、クラブに戻ったら中盤で組んで、またWC予選では敵同士ですからね。しかも不倶戴天の敵だからなあ・・・。
サポーターのデモ行進については、土曜日の午前11時からで、昨シーズンのラファの解任の反対デモ同様、数千人規模になることが予想されているそうです。
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