新しいオーナーが決まってリバプールFCは新しいスタートを切ることになります。公式HPより、キャラガーやラファのコメントです。
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●キャラガー
(公式HP)「選手全員がここ数日、お互いいろいろ話していたし、俺たちはクラブがこれから前進していくことに興奮しているよ。
これが俺たちがマンチェスター・ユナイテッドのレベルまで行ける助けになることを、全員が願っている。チェルシーのような大金が手に入ると考えるのはうれしい事だが、俺はそれは非現実的だと思っているよ。ユナイテッドと移籍マーケットで対抗できればそれで十分だし、彼らがここ10年間扱ってきたような質の高い選手たちと契約できれば、それで大きな違いが生まれる。
俺は選手としてと同じ位サポーターとしてもこれを見ていて、一番肝心なことは、すばらしい新スタジアムで毎年栄光のために競い合う、偉大なチームになるってことだ。それは今後100年クラブに受け継がれていく遺産で、俺たちの子供や孫はそれを楽しむだろう。
俺たちは(新オーナーと)月曜の夜に、10分か15分、会って話しをしたよ。彼らは俺とスティービーに、公式会見で言っていたのと同じ事だけを話した。それは彼らがクラブに心底関心を持っていること、そしてこのクラブを成功に導きたいってことだったよ。それが実際、聞きたい全てだ。
光栄だったよ。俺たちは実際ただの選手に過ぎないんだから、彼らがここに来て俺たちと話すべきだと感じたっていうのは、すばらしいことだった。
全てが解決して、俺たちは今喜んでいる。俺は特に、クラブが全てを終えたことが会長のためにうれしいよ。俺は土曜の夜にケニー・ダルグリッシュの祝いの席で彼と一緒になったんだが、彼は、自分がどれだけ眠れない夜を過ごしているかを俺に話していたからね。
彼は自分が獲得したトロフィーについてもいろいろ話していたし、俺たちが記憶に留めるべき事は、彼が会長として、ただ一つプレミアシップを除いて全てのトロフィーを獲得したってことだ。
俺は、人々がアンフィールドにトロフィーを取り戻すためには変化が必要だと語るのを聞いて、いつもちょっとどうかと思っているんだよ。俺たちは、デビッド・ムーアの元で多くのトロフィーを勝ち取って来た。近年、俺たちと同じくらい勝利をあげて来たクラブはそう多くはない。
俺たちは自分たちの大多数が望んでいるものを知っていて、スタジアム建設のためには明らかに金が必要だ。彼が会長を降りた理由はそれだ。彼の元での記録とは関係のないことだ。
俺たちが将来に向けて必要としているものは、全てのトップチームが必要としているものだ。それは俺たちがプレミアシップに勝つための能力を持つ、優秀な選手だよ。」
●ラファ
(公式HP)「私は昨日の練習の前に、(新オーナーと)非常にすばらしい話し合いを持ちました。私たちはクラブの将来について多くのことを話し合い、最後には彼らが語ったことに私は非常に満足しましたよ。私は彼らがクラブのためにベストを尽くしてくれると確信しました。
私たちは、将来のためにアカデミーから若い選手たちを輩出すること、そして現在のためにどう選手を補強できるかについて話し合いました。彼らは、我々が何を成し遂げられるかについて明確な考えを持っています。移籍のためにどれくらい多くの金額を使えるとか、100万ポンドを約束するとか、そういう議論の場ではありませんでしたよ。成功したクラブになるというのは、新しい選手に大金を費やすことばかりではありません。
彼らは成功したビジネスマンであり、フットボールクラブのビジネスというのは、ファーストチームのビジネスであることを理解しています。スタジアムを成功させるためには強いファーストチームが必要であり、それでこそクラブの他のセクションも良く機能するんです。
彼らは、多くの変更が必要だと認識していました。リバプールには残しておくべきものがありますが、改善できることもあるのは明らかです。ここは偉大な歴史を持つクラブですが、偉大な可能性も秘めているんです。
(ムーア会長について)私はデビッド・ムーアに感謝の言葉を述べたいと思います。私がリバプールに来て以来のサポートに感謝します。そして私をリバプールに招聘してくれたこと、このクラブに対してあなたがやって来た全てのことに感謝します。
彼にとって、リバプールを売却するという決断は簡単ではありませんでしたが、彼は自分が良きすばらしい人物であることを見せました。 私は彼がこれからも役割を担っていくことをうれしく思いますし、将来においてもっと成功を分かち合えることを願っています。」
●リック・パリーCEO
(公式HP)「我々の二人の新しいパートナーは実に精力的で、活力とアイディアを持っており、いろいろな活動をしてくれるでしょう。
彼らの目を見て、なぜこのクラブに加わったのかと尋ねれば、彼らは勝利のためだと答えます。それ以上我々の哲学とぴったりと当てはまるものはないかもしれません。このクラブはそのために存在しているのであり、重要なものは唯一つ、トロフィーです。
今、我々はもちろんプレミアリーグのタイトルを切望しています。それが直ちに起こるとは言いませんが、それは次のステップであり、我々が目標に定めているものです。我々の見方では、ジョージとトムをトップに置き、我々は今、次のステップに進んでもっと多くの優勝杯を勝ち取る最高のチャンスをつかんでいます。
(ムーア会長について)今日は、デビッド・ムーアの人生にとっておそらく最も辛い日でした。非常に困難で、彼が望んでいることではありませんでしたが、それをしなくてはならないことを彼は知っていたんです。
しかしながら、私は、他の全ての人間と同じように彼もまた将来に非常に興奮していることを知っていますし、今日という日が終れば、彼はまた活発に活動を始めると私は確信しています。
デビッドほどクラブに心を砕いている人間はいません。彼はこれからもクラブに深く関わっていくでしょうし、これからもこの価値あるクラブの管理人とみなされるでしょう。
(交渉の過程について)11月のことを思い返してみると、我々がDICを優先させたのは至極当然の決定でした。デビッド・ムーアは葛藤を続けていました。我々には二つのすばらしい買い手がついており、あの段階では、ジョージもそう言うでしょうが、我々は彼に、望みはないと告げなくてはなりませんでした。
彼は非常に、非常に紳士的に負けを受け入れました。彼は我々の幸運を祈ってくれましたが、自分のどこがまずく、どこが足りなかったのかと粘り強く尋ねて来ました。
すばらしいことに、彼はその時自分の考えを明かしませんでしたが、撤退もしませんでした。彼は頑固で根気強く、そして断固とした決意を持っていたんです。
DICについては明らかに、我々が予想していたよりも長くかかっていました。我々はクリスマス前にはこの件はまとまると考えていたんですが、それよりもかなり時間がかかっていました。
1月に入って、ジョージは再び戻ってきました。当初我々はもろ手を挙げて彼を歓迎できなかったんですが、彼はあきらめなかったんです。
彼がトムを連れて全く違う提案を持って戻ってきたことにより、状況は変化しました。ジョージへ無礼を言うつもりはありませんが、それが入札の様相を変えましたよ。もしもジョージとトムが11月に交渉に入っていたら、おそらく決定はその時になされていたでしょう。我々は間違いなく正しい決定をしました。」
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関係者の方々ご苦労様でした。ムーア会長がこれからもリバプールFCに関って行けるという事が、なにより嬉しいです。新しいオーナーは少なくともスカウス訛を聞き取れるようなので(笑)意思の疎通はスムーズに出来ることでしょう。
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