BBCより、チャンピオンズリーグ準決勝に向けてラファとモウリーニョ監督のコメントです。
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●モウリーニョ監督
(BBC)「我々の多くの選手が、既に2枚のイエローカードを受けている。彼ら(リバプール)が90分間ドログバにつきまとって、彼がイエローカードを受けるように仕向けたとしても私は驚かないね。
今の我々には、多くの負傷者と出場停止の選手がいる。私たちの相手はこの試合に長い時間をかけて準備をしていると言えるし、我々の側は昨日準備を始めたばかりだ。疲労は明らかだ。シーズンのこの時期は、最大限の力を持っていることが決定的に重要だということは誰もが知っている。この時期には、多くの事がチームの質ではなくそれによって決まる。
本命について私に言わせれば、リバプールが本命だろう。2007年に我々は27試合をしているが、リバプールは3か4試合だから、彼らが本命だよ。
ビッグクラブでないのなら、そのクラブは一つの大会を選んでそれだけに集中し、他の大会を忘れることもできる。ビッグクラブは・・・そんなことは出来ない。我々は出来る限り勝ち進み、最大限の努力をしなくてはならないんだ。全てに勝ちに行くということは、何も得られないというリスクを伴う。もしくはほとんど何も、だ。我々はカーリングカップを取っているからね。
プレミアシップのここ3シーズンで、チェルシーはリバプールを60ポイント以上も上回っている。これは大きな差だ。彼らがノックアウト式の大会では素晴らしいチームだと言うのなら、我々はそれに同意してそれについては彼らを称賛するよ。彼らはノックアウト式ではいいチームだ。しかし、一つの大会でシーズンの半分だけを戦えばいいのなら、コンディションは整うだろう。1月以来、彼らはチャンピオンズリーグしか戦っていないんだ。だから彼らはシーズンのこの決定的な時期に、素晴らしい状況で臨めるというわけだ。
(TEAMTaikより)試合後のコンピューターによる分析の結果で、あれ(2年前のルイス・ガルシアの得点)がゴールでないことは今は誰もが知っている。しかしまあ、あれは歴史であり過去のことだから、我々は前に進むよ。リベンジという言葉は私にはない。私が好まないその言葉を使うとしたら、これは同じレベルにはないチーム同士の戦いだ。
バラックはプレーできない。カルバーリョ?彼とは話し合う必要があるだろうが、私は出場に疑問を持っている。」
●ラファ
(BBC)「(イエローカードを誘発させようという)そんな考えは私の心に浮かんだこともありませんが、おそらくモウリーニョにはそういう考えがあるんでしょう。2シーズン前のシャビ・アロンソがチェルシーにそれをやられましたからね。私はマルクス・メルクを信頼しています。彼は非常に優れた主審です。
私は自分が知らないことをいろいろと学んでいますよ。チェルシーは故障者の問題を抱えており、我々も同じだということ。彼らは疲れており、我々は重要性の低い試合をやっているということ。彼らはここ数年、大金を費やして大きな選手の集団なんですけどね。
私はチェルシーがここ3年で我々よりも60ポイント以上獲得していると話すのも耳にしました。ええ、彼らは大金を費やしてそれをやりましたが、1ポイントにいったいいくらかかっているんでしょうね?
私たちは勝利を狙ってスタンフォード・ブリッジに赴きます。これまでのノックアウトラウンドで、バルセロナやPSVを相手に私たちはそれをやって来ました。これがプレミア同士の試合ということはわかっていますが、私は典型的なヨーロッパ戦としてアプローチする方がいいですね。私たちはホームアンドアウェイの試合で何度も勝利しています。私が好む状況ですよ。
彼らは他のトロフィーでも競い合っていることについて言及するかもしれませんが、彼らはシーズンのこの段階で複数のトロフィーを競うのに十分な、すばらしい集団を擁しています。しかし彼らが今最優先するのは、チャンピオンズリーグでしょう。私はそれを確信しています。」
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やってます(笑)。モウリーニョ監督はともかくとして、ラファからもこんな挑戦的なコメントが出てきたのには驚きました。適当にやんわりかわすと思ったんですが、この二人の確執は結構深いものがあるのかも知れません・・・。まあ、字で読んだだけでは本当のニュアンスはわからないんですが。
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