ガーディアン紙より、ACミランのアンチェロッティ監督のコメントです。
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●アンチェロッティ監督
(ガーティアン紙)「(準決勝に勝ち残った)イングランドの3チームの中では、私はマンチェスターと決勝を戦いたかったよ。彼らと準決勝でオールド・トラフォード、サンシーロのそれぞれで対戦して感じたんだが、彼らは自分たちがプレーし、相手にもプレーさせるテクニカルなチームだった。リバプールと戦う場合はそうはならないだろうという感じを持っている。
2年前のミランは疲労に苦しんでいたが、今は選手全員がすばらしい状態にある。リバプールは非常によく組織されており、その集中力は並外れたものがある。ミランは強いイタリアのチームだ。外国人がいても、そこには強いイタリアの精神がある。リバプールにはイングランドのDNAはない・・・どちらかといえば地中海的なチームだ。」
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地中海的というのはどういうチームカラーをさすんでしょうか・・・イタリアも地中海に面しているんですが、多分スペインカラーということなんでしょう。イングランドのDNAとは縦ポンラッシュのフィジカルなフットボール?どうもその辺のニュアンスは、漠然とはわかるような気がするんですが、はっきりとは理解できません。現代フットボールでは、ふた昔前の「スペインはテクニック、イタリアは守備、イングランドはフィジカル」というような典型はもうなくなっているように思います。しかし欧州の人たちの目で見れば、彼らの長い歴史のなかで培われてきたものは、まだ脈々と受け継がれているのかもしれません。
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