チェルシー戦に向けて、カイトのコメントです。そしてカイトについて、スコラーリ監督がコメントをしています。
-----------------------------------
●カイト
(Daily Star)「今は、僕たちはとにかくこの試合に勝ち、自分たちが大きなライバルを再び倒せるんだということを証明しなくてはならない。一度はそれをやったんだし、もちろんそれが回りへのメッセージになるだろうということはわかっているよ・・・でも僕たちは全ての試合に勝ちたいんだ。
ウィガン戦の結果には、当然ものすごく落胆したよ。シーズンの後半戦が始まった時から、僕たちはあまりにも多くの引き分けをしている。今の僕たちが出せる唯一のメッセージは、チェルシーを倒すことだ。
でも、ウィガン戦の引き分けは僕たちの自信に打撃を与えはしないだろう。ああいう類の試合には勝てるということをわかっていたから、落胆はしたけどそれだけだ。時に僕たちは不運だったね。僕たちは2点目のゴールを決めなくてはならない・・・もしくは決勝ゴールを。でもそれにも関らず、僕たちが変えなくてはならないことはほんの小さなことだし、再び順位を上げられるだろう。これからまだ道は長い。僕たちはポジティブでなくてはならない。
一日中話していることは出来る。でも僕たちはチェルシーを倒さなくてならない。以前に彼らを倒したんだし、僕たちにそれができることはわかっている。強力なチーム、大一番だ。そして僕たちに必要なのは勝利だ。
フェルナンド・トーレスが今はハムストリングのしつこい怪我から戻って来たし、彼が週ごとにどんどん良くなっているのがわかるよ。彼が僕たちのために再びゴールを決め始めるのは、ただ時間の問題だ。
シーズンの前半は、僕たちがはまれば何を起こせるか、それを証明したと思う。スティービー・ジェラードやフェルナンド・トーレスを欠いていた時もあったけど、それでも勝っていた。今は全員が戻って来て、僕たちは何度か引き分けでポイントを落としている。もう一度勝利をあげはじめなくてはならないことはわかっている。
外部の人間が言っていることを僕たちは気にしていない。ピッチの上でやることで答えを出すつもりだ。」
●スコラーリ監督
(Daily Star)「ジェラードを止めればリバプールを止められるかって?彼らには、私がものすごく好きで、そして誰もまだその名前を言っていない選手がいる。それはジェラードでもトーレスでもないよ。オランダから来たディルク・カイトだ。彼はオランダ代表でプレーし、私はポルトガル代表の監督でいつもこう思っていたよ、『どうか彼をプレーさせないでくれ』とね。そして実際彼らがそうした時は、私はものすごくほっとしたものだ。彼はすばらしい選手で、非常に危険だ。すごく熱心に働く。
そしてトーレス?そしてリエラ?そしてマスチェラーノ?(リバプールがジェラードのワンマンチームだと言うのは)私のチームがランパード一人だと言っているようなものだ。彼らにはすばらしい選手たちがいる、私たちと同じようにね。ジェラードはすばらしい選手で、彼のポジションでは最高の一人だよ。そう、イングランドにはこのポジションに二人の選手がいる・・・No.8かNo.10のね・・・そして世界中のどこにも、これより優れた選手がいるところはないだろう。
ジェラードとランパードはこのポジションで最高だ。それでも注意すべきはジェラード一人じゃない。そうだね、彼は得点でき、マークでき、ドリブルでき、クロスを上げられるすばらしい選手だ。完成された選手だよ。しかし他の選手が共に彼を助け、それをさせているんだ。私は完成されたリバプールのことを考えている。
この試合に勝利すれば、我々にとって非常に良いだろうね。ボロ戦の時は我々は4位だったから、プレッシャーのかかるスタートとなった。ヴィラが勝利し、他にも我々の前にチームがいた。自信という点では今は非常に良いが、我々は自分たちがユナイテッドの後ろにいてリバプールと並んでいることはわかっているよ。その2チームを上回ってはいないが、自信に関してはとてもいいよ。我々はここ4、5試合、それまでよりもいいプレーをしている。試合に勝ち、以前よりもいいプレーをし、そういう試合でより気持ちが入っている。
(ファーガソン監督の次のマインドゲームの標的になるのでは、との問いに)彼は熱心に頑張っているね。非常に優秀で、あれやこれや心理的なアイディアを持っている。しかし、我々が優れたチームであることを忘れないで欲しい。AやB、Cといった選手の名前よりもそれが大事なんだ。我々は優れた一つのチームだよ。」
-------------------------------------
「ラファが大好き、彼のことはとても理解できるよ」と言ったり、フェリポンいい人だなあ(笑)。この人が言うと駆け引きというよりも率直に発言しているように思えるのも、その風貌や語り口のおかげもあるかもしれませんね。カイトはうれしいでしょう。前節はベナユンが右でとてもいい仕事をしただけに、彼を起用してもいいんじゃないかとも思いますが、守りを考えるとやっぱりカイトでしょうか。試合の中ではどうかスコラーリ監督を大いにやきもきさせてください。
PR