アーセナル戦を終えて、レイナとアロンソのコメントです。
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●レイナ
(公式HP)「僕たちは今までこういうことを続けたことはなかった・・・4試合で11失点だ。多くのゴールを決めてはいるけど、ディフェンスについては改善の努力が必要だ。ゴールを決めるというのはフットボールで最も難しいことだけど、今は僕たちはディフェンスの中で抱えている問題をいくつか解決しなくてはならない。
僕たちは常に攻撃と守備のバランスを取って来た。チャンピオンズリーグやカップ戦でいつも勝ち上がってこられたのは、僕たちがバランスの取れたチームであること、それが理由だ。そのやり方に立ち戻らなくてはならない。
僕とディフェンダーたちにとって、(アーセナル戦は)きつかったよ。僕たちは多くのミスを犯し、4ゴールを許した。こういうことが起これば、それはいつでも難しい。しかしとにかく、僕たちは最後まですばらしい精神力を見せ、決してあきらめなかった。
ユナイテッドが2試合でポイントを落とすのは難しいだろうということを、僕たちはわかっていた。そして今は彼らはその2試合で負けなくてはならないんだから、さらに厳しくなった。しかし僕たちはそれでも信じて、最後までやり続けなくてはならない。
これからの対戦表を眺めても意味がない。僕たちがやれること、それは自分たちの試合に勝つ、それだけだ。だから僕たちはユナイテッドの対戦表は見ないよ。自分たちの仕事をやって残りの5試合に勝つ、それだけだ。
このクラブは、長い、長い間、5試合を残してこういう位置につけていることはなかった。この段階までタイトル争いに加わっているのはすばらしいことだよ。しかしリーグ優勝を果たすことはとても重い。だから僕たちは全力を尽くさなくてはならない。」
●アロンソ
(Daily Star)「今は、僕たちのチャレンジは最後までの試合全てに勝つこと、そしてほんの少しの奇跡に望みをかけることだ。この試合(アーセナル戦)は加わっていて辛い試合だった。要は、ユナイテッドが残り試合わずかで主導権を握っているということだ。ファンはアーセナル戦の結果を嘆いているだろう。でも僕たちは最後までやり続けなくてはならない。
アーセナルにとっては、これは練習試合のようなものだった。彼らには全くプレッシャーがなかったからね。あのロシア人(アルシャビン)はすごいフットボーラーで、結局は彼が試合のキーマンになった。彼がボールを持つたびに僕たちにとって危険な状況になり、彼は結局は必然的に得点した。
おそらく僕たちは、かかっているもののために、そしてアーセナルのような優れたチームと対戦して、ナーバスになっていたんだろう。でもそれは理解できることだ。彼らはカウンターアタックにとても優れたチームで、それを再びアンフィールドで証明した。
それでも要は、僕たちはあきらめることは拒否する。ラファエル・ベニテスは、試合後のドレッシングルームで僕たちにそう言ったし、誰もユナイテッドにタイトルを渡そうとは思っていない。」
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アロンソの言うように、タイトルレース終盤のここであれだけのミスが出たのは、選手たちにプレッシャーがかかってナーバスになっていたのかもしれません。そしてアーセナルには、リーグ戦での順位はほぼ確定、敵地でリバプールが相手ということで失うものが何もなかった。長いタイトルレースを戦うには、選手たちにはまだ経験が必要なのかもしれません。しかし彼らはそんなプレッシャーの中で、これだけの得点を決めて気持ちの強さを十分に見せていると思います。それが必要な「ミラクル」を呼び込んでくれることを期待しましょう。
ちなみに対戦表の数字に頼るのはレイナの言うように無意味なことですが、それでもこんなデータを見るとちょっと希望を感じます。ユナイテッドの過去のシーズンで、彼らが残り6試合でどれだけポイントを落としているかというと、
2007/2008・・・7ポイント
2006/2007・・・7ポイント
2005/2006・・・7ポイント
2004/2005・・・8ポイント
です。状況はそれぞれ違うので一概に比較できないというのは承知の上ですが、彼らが終盤の試合をあまり得意にしていないというのは事実のようです。
アルシャビンは4ゴールを決めた後に、「これ以上に嬉しいことは?」と聞かれて、「プレミア優勝かオールド・トラフォードで5ゴール決めること」と答えています。後者をぜひ、今シーズンに達成してくれないですかね!
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