サンダーランド戦について、カイトとシュクルテルのコメントです。それから、メイレレスがLFC Weeklyに語った記事の抜粋が、公式HPに紹介されています。
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●カイト
(Liverpool Daily Post)「みんながフェルナンドのゴールを期待しているけど、彼はもっとそれ以上のことをやってくれている。サンダーランド戦では、彼は2ゴールをお膳立てするという貢献をしてくれた。ゴールを決めていなくても、彼はチームにとってとても重要な選手なんだ。彼のゴールはやって来ると、僕は確信しているよ。
彼の気持ちは決して変わっていない。ストライカーなら、そしてフェルナンドのようなタイプのストライカーなら、ゴールを決めたいと強く願うものだ。でも、あの2ゴールをアシストして彼がどんなに幸せな気分でいたかは、みんなが見られただろう。
世界最高のストライカーの一人である以上、皆の注目を集める。だから批判される時はされるんだ。そして試合に勝てなければ、彼は幸せじゃないし、僕は幸せじゃないし、チームは幸せじゃない。でも僕たち全員がわかっているのは、来週彼がハットトリックを決めてくれるかもしれないということなんだ。その時には全てが変わるだろう。
僕たちはまだ、自分たちの本来のレベルにない。もしベストの状態だったら、もっと試合に勝っていただろう。毎日全員が、本来のレベルに達するために本当に懸命にがんばっている。残念ながらサンダーランド戦ではそうならなかったけど、僕たちはそれを変える来週の機会を待ちきれない思いでいる。
選手として、僕たちは全部の試合に勝ちたいと思っているし、トロフィーにチャレンジしたい。でもクラブのこの状況の中で、僕たちは我慢しなければならない。
リバプールに在籍している以上、期待は常に高く、全ての試合に勝つことが期待される。負けたり引き分けたりすれば人々は満足しないし、僕たちも満足しない。それが今の僕たちだ。
僕たちは自分たちの能力を知っているから、成果はやって来る。それは単に時間の問題だ。僕たち皆が勝ちたいし、成果を得るためにチャレンジしたい。そして、僕たちが努力を続ければまちがいなくそうなると、僕は確信している。
でも、インターナショナル・ブレークで散って行く前に、(ブラックバーン戦で)僕たちは確実に3ポイントを取っておかなければならない。」
●シュクルテル
(公式HP)「僕たちは勝利に値したと感じていたから、3ポイントを獲得できなかったことにものすごく落胆している。2-2に戻した時は相手よりもはるかに良かったと思ったし、決勝点を決められなかったのにフラストレーションを感じたよ。
僕たちは良いスタートを切って、おかしな状況で先制点を決めた。あれは僕たちが必要としていたものだったけど、それからペナルティで失点し、そして前半開始直後にもう1点失ってしまった。
フェルナンドが良いプレーをして、スティービーが試合を振り出しに戻したゴールはすばらしかった。しかしもう1ゴール決められなかったことに、僕たちは落胆している。
(ロスタイムの、アッガーのあわや逆転というヘッドについて)僕はとにかく前に残っていて、(ジョー・コールからのクロスを)誰かに渡そうとボールの角度を変えたんだ。ダニエルが決められなかったのは、ちょっと不運だったね。
僕たちは努力を続け、ユトレヒトに赴く木曜には勝ちに行かなければならない、それはわかっている。事態は良くなると、僕たちは思っているんだ。後半のチームが良くなったことは皆が見ただろうし、僕たちは改善しなければならない。
僕たちには勝利が必要だ。うまく行けば、それは次の試合で手に入るだろう。
(負傷について)大丈夫だよ。深刻なものじゃない、ほんの3針縫っただけさ。」
●メイレレス
(公式HP)「ナニは僕に、僕はプレミアリーグを楽しめるだろうし、僕のスタイルはそこに合うだろうと言ってくれたよ。スタジアムとサポーターについて、彼は良いことしか言わなかったよ。マンチェスター・ユナイテッドでプレーしてさえ、アンフィールドの中の雰囲気はとてもすばらしいと言っていた。
僕は、自分が大きな問題なく素早くなじめるだけ今は円熟していると思っている。僕にはとても支えとなってくれる、良くなじんだ家族がいる。支えてくれる家族がいれば、何もかもがはるかにやりやすくなる。それは、僕がプレーしている時に見せていると思うよ。
僕はアンフィールドで、そしてチェルシー、アーセナル、トッテナム、マンチェスター・ユナイテッドのホームでもプレーした経験があるけど、ここのサポーターが最高だった。あの夜(2007年)、リバプールはあの試合に切実に勝利を必要としていた。そして僕たちは4-1で敗戦するほど悪くはなかったと感じていたにせよ、サポーターはあのスタジアムで僕たちをひどく脅かしたよ。
僕たちはパス回しの能力で知られたチームだった・・・僕たちはポルトガルのチャンピオンだった・・・しかし、自分たちのいつものプレーができるようになるまで、長く時間がかかったよ。サポーターたちがそんな風にしたんだ。
リバプールが僕と契約したがっていると聞いたのは、ポルトの自宅で妻と一緒にいる時だった。僕はニコニコ笑っていて、彼女は何があったのかと聞いたんだ。僕は、リバプールが僕を欲しがっていると答えた。本当に幸せだったよ。僕たちは短い話し合いをし、二人とも「イエス」と言ったんだ。
リバプールはすばらしいクラブで、世界で最も重要なクラブの一つだ。僕が「ノー」という見込みはなかったよ。リバプールが僕を欲しがっていると知って、大きな誇りを感じた・・・おそらく、これまでで僕が最も誇りに感じた瞬間だった。
僕はここに、遊びや休暇で来たわけじゃない。この場所が僕たちのホームとなることを願っている。僕の妻はこの町とその歴史のことを学んでいるし、いろんな意味で、僕はポルトを連想するんだ。どちらも海につながっているからね。
この町にはたくさんの壮大な建築物があり、それはとても印象深い。僕はここでもう幸せを感じているよ。ポルトガルでは、誰もがリバプールのことを知っている。ここ数年間は、ロナウドのおかげでマンチェスター・ユナイテッドがすごくポピュラーになった。でも、僕がここにいることが理由で、もっとたくさんの人々がリバプールをサポートするようになってくれるのを、僕は願っている。」
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んー、「我慢」は今や、選手とファンの合言葉になっている模様。カイトは相変わらず、丈夫で良い人ですね。自分の復帰戦ゴールのことはさて置いて、トーレスをかばっております。彼自身もまだフルコンディションとは言えないだろうに、先制点ではしっかり長い距離を走ってゴールを決めました。この調子でブラックプール戦でがんばれ!トーレスにハットトリックって言う前に、彼自身がハットトリックを決めてもらいたい!!トーレスとダブル・ハットトリックでもいいですよ。
2点目を決めた後にもトーレスは「幸せだった」とカイトは言っていますね。フラストレーションためてるんじゃないかなあと、余計な勘繰りをして申し訳ない。彼は次のゴールを決めようとその方を考えていたんでしょう。
シュクルテルも相変わらずの頑丈。「3針縫っただけ」とさらりと言ってしまうところが素敵です。頭に縫うほどの怪我をして痛かっただろうに、つるつる頭にはちまき姿に大喜びしてしまい再び申し訳ない。
メイレレスのコメントはいいですねえ、つるつる頭に狂喜して三たび申し訳ない。彼はレッズファンに対するくすぐりどころも良く知ってるな(笑)。さすが円熟した選手です。それからナニもいい奴なんですね。ゴールしてバックフリップ決められて以来、いけ好かないと思っていましたがちょっと変わりました。ビディッチもヨバノビッチにレッズを絶賛していたそうで、ユナイテッドの選手たちって、本当はリバプール好き?
そしてメイレレスの奥さんはかわいい上に大変良くできた方ですね!彼は新しい国、新しいリーグで驚くほどすんなりチームに溶け込んでいますが、それには内助の功もあったんですね・・・嫁力というのは大きいんだなと改めて実感しました。
彼はポルトとリバプールを、港町という共通点があると言っています。正直、気候と食べ物のおいしさでは勝負にならないんで、彼があの素敵なご家族ともどもなじめるだろうかとちょっと気になっていましたが、どうやら杞憂のようでした。数年前にポルトにアパートを借りて1ヶ月ほど滞在したことがありまして、あの町にゾッコン惚れ込みました。そう言えば、町の人たちの異邦人に対する暖かさは、リバプールに似ている感じがします。それが港町の気質なんでしょうか。
ほっこりした話から、今度は気になる話題へ。Daily Mailが、
ダルグリッシュのコラムを掲載しています。今までの成績は落胆して当然だが、それには選手たちにも責任があるんだと言っています。オーナーシップ問題が選手たちのパフォーマンスに影響を及ぼしてはならないし、経験ある選手たちはしっかり仕事をしなければならないと。そのあたりは当然のことですからいいんですが、気になる部分は、彼がエバートンとのスタジアム共有について言及しているところです。
完璧なシナリオは、新オーナーが負債をきれいにし、ホジソンにチームを強化するための資金をもたらし、新スタジアムを建設することだが、優先すべきは上の2つ。もし資金がそれに足りないのなら、第三者機関がスタジアムを建設し、それを二つのクラブに貸し出すことを考えるべきだと、彼は言っています。クラブの内部にいて、エバートンとスタジアムをシェアすることをレッズファンたちがどんなに嫌っているか知りすぎるほど知っている彼が、デイリー・メールにとはいえこういうことを話すということは、何か具体的な話があるのだろうと推測されます。グゲーーーーー。
イングランドのクラブが自前のスタジアムを持たないなんて超寂しい話しだし、それならいっそこのままアンフィールドでいいんじゃないの、アンフィールド・ロードの横にはたっぷり空き地があるよ、といろいろ感じるところはあるんですが、私は年に一度訪れることがあるかないかの部外者です。誰かの家を訪れた客人が「えっ、この家建て替えるの、もったいないよやめなよ」と余計なお世話を言うようなものなので、毎週スタジアムを訪れる現地ファンたちの判断にここはお任せします。でも共有はいやだよう(わがまま)。
それから肝心のクラブ売却に関してですが、
テレグラフ紙に記事が出ています。それによると負債の返済期限は当初報道の6日から少し延びて、15日と言っています。パースローは公式インタビューの中で「少数の買い手候補がデューデリジェンスをしている」と言いましたが、記事は現在入札までには至っていない模様と書いています。ヒックスの資金調達も現在難航の様子で、デッドラインまでに負債を返済できない場合、RBSは二つの選択肢を迫られるだろうと言っています。
一つは、オーナーズに負債の返済を要求し、持ち株会社のコップ・ホールディングスを銀行の財産管理下に置くことです。これはポーツマスのように9ポイント剥奪に直接結びつくとは限りませんが、コップ・ホールディングスの唯一の資産はLFCですから、当然PLは問題を検討し、9ポイント剥奪という結論になることも十分に考えられます。今の現状だとポイントマイナスに(泣)。ブラックプール戦に勝っても、0ポイントからの再出発です。
二つ目は、RBSがさらに短期の借り換えに応じて、買い手を捜す猶予を与える道です。これはファンが最も憎んでいる選択肢で、あるファンサイトの投票に寄れば、97.6パーセントが財産管理下に置かれるほうが良いと答えています。
タイムズの記事は、第3の道も示唆しています。9ポイント剥奪されればクラブの資産価値が下がることは必至で、それをなんとしても避けたいRBSは、オーナーズと話し合って、円満にクラブの所有権を譲渡、あるいはシェアするという道です。
サンダーランド戦では試合中にKOPの抗議のチャントが聞こえるかなと思っていましたが、判別することができませんでした。試合後も彼らはスタジアムに残り、抗議チャントを続けたそうです。その様子の動画は
こちらで見られます。彼らはブックプール戦でも抗議行動を継続します。
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無題
この話題を挙げるとなるとラファの解任にもそもそも反対だったのですが。とにかく、今の監督はホジソンなのです!!私は、信じています。
Re:無題
無題
今までのを、僕なりに整理するとですね。。
(全てフィクションです 笑)
まず(-ラファ+コール)と言うのがパースロウFCの今期のプランだった。おそらくホジソンも知ってた筈でしょう。そして、それをプランにする時点で、大将はCMFだってのも入ってると思いました。大将も納得してんじゃないかな?
だって、アロンソが居なくなって滅茶苦茶に成ったのはお猿さんが見ても明らかな訳です。大将なら、そりゃ埋まるでしょう。なんてったって
(he pass the ball 40 yards)だからね。
ところが、誤算が生じた。まずコールがいきなり3試合のサスペンションを食らったこと。そして明らかにディフェンスの硬さはマッシュによるものが大きかったのかなーと言うこと。そのせいで、せっかくの大将センターも安定できない。マッシュは多分ホジソンのプランに入ってたんじゃないのかなー?tamourinhoさんが書いてたけど
ルーカスをねえ。どっかで使えないかなー?今までに無いようなとこでねえ。
まあ、僕はもう我慢の限界超えてますが、別に我慢できねえっつったって、何するわけでもないしねえ。もうe-ticketの解約はラファ解任時にやっちゃったし(笑)少なくともパースロウはG&Hと相打ちになって欲しいな。まあ、とりあえずみんなガンバってね!!
Re:無題
マッシュはホジソンのプランに入っていたのか?「入れたかった」のはその通りでしょう。しかしホジソンがクラブに入って来た時点ですでに彼の移籍は避けられない状況だったので、ホジソンではなくクラブが高く売ろうとしてがんばりすぎちゃって、不幸な別れになってしまった気がします。おかげでチームは選手が定まらずチーム作りが遅れるわ、高く売った移籍金も使い切れず終わるわ、踏んだり蹴ったり、トホホホホ。金が残ったクラブはうれしかったでしょうが、それも2ヶ月分の罰金で消えました。
現状を見ると、パースロウはオーナーズがいなくなっても残りそうな感じ・・・でもインタビューでは「契約ない」って言ってましたね、オーナーが変わって面倒な手続きが全部終わったら、お引取り願いたいです。RBSもね。なんだかんだ言ってRBSは途方もない利子やら罰金をクラブから吸い上げて、負債を完済したら彼らが一番の勝ち組です。あちらの国有企業は抜け目ないですね~。
無題
僕もスタジアムの共用はいやです。
Re:無題
スタジアム共有は、エバートン会長も「可能性ある」ってコメント出しました。ぐええええ、です。
無題
私もラファのスタイルが大好きで、退任になった時は悔しくてやるせない気持ちになりました。ここの記事を何回も読んで泣いたこともありました…
それでも、レッズは続いていきます。レイナの言うようにリヴァプールは永遠だし、それが一番大切なことです。
もし、辛くなったら一度初心に帰ってみるといいかもしれませんよ。強いレッズを見たいのは私も同じですが、愛する理由はそうではないはずです。私も最初はジェラードでオリンピアコス戦のゴールでした。でも、今はどの選手も好きですし、歴史や伝統、KOPの姿勢に惚れこんでいます。私はそうやってリフレッシュしています^^
記事に関係ないコメントすいませんでした
Re:無題
クラブは今激動期の真っ最中ですが、そういう経験もまた一つ、クラブとファンの結束を高めるものになってもらいたいですね。そうなったら、あと20年後に新しいファンたちに「私たちがお前たちくらいの頃にはだね、こんなことがあってだなあ」とエラソーに語ることにします。
無題
Re:無題