選手の獲得について、ラファがコメントをしています。
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●ラファ
(Liverpool Echo)「(ジョンジョ・シェルヴェイのような英国籍の選手獲得について)私たちが常に試みてきたことです。ギャレス・バリーの獲得を試み、ジョンソンにも同じことをしました。それは常にアイディアとして持っています。
正しいメンタリティを持ち、このクラブに情熱を持った英国籍の選手を獲得しようと、私たちは努力しなければなりません。リバプール・フットボールクラブのためにプレーすることの意味を、彼らに知っていてもらいたいと思います。シェルヴェイはそういう獲得です。私たちは、クラブにとってベストのことをしようとしています。長期に渡る計画を立てており、それを続けて行こうとしています。
このチームは、優れた選手たちを擁する優れたチームです。あまりにも問題が起こり、負傷者が多過ぎただけです。シーズン開始時に誰もが私たちに対して抱いていた期待を扱うことにもまた、難しさがありました。
(SKY SPORTSより)リバプールは巨大なクラブであり、その名前と歴史、そして私たちが擁する選手団の能力で、一流の選手たちを引きつけることができます。獲得のターゲットは常に念頭にあります。ターゲットを準備して作業を進めています。いつもの年と同じですよ。」
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「金がないけどラファはこんなことを言っている」SKYの記事はそういう論調です。まあねえ。しかしジョンジョ君やラヒーム君のような英国籍選手、そしてそろそろ朗報が聞けそうなレンジャーズのウィルソン君のような若手が、身売り先募集中と公言した不安定な状況のクラブに来てくれるのは、リバプールFCが持っている歴史と伝統の力なんでしょう。
ちなみにラヒーム・スターリング君を獲得した時は、クラブの動きはこんな感じだったそうです。QPRから接触の許可を得ると直ちに彼をアカデミーに連れて行き、施設を一通り案内して、それからメルウッドに連れて行って今度はラファ自ら施設を案内し、キャプテンとトーレスに紹介。それからまたアカデミーに戻って、締めはキング・ケニーと20分のご歓談だそうです。「クラブの皆が一致協力して彼をここに連れて来た」と
マクパーランドは言っていました。15歳のフットボール少年にとっては、ボボーンの水着のおねいさんたちできゅうきゅうに囲んでしまうようなものですね。犯罪すれすれ(笑)。
さすがに18歳のジョンジョ君にはその手は通じなかったかもしれませんが、彼もレッズを選んでくれました。移籍金は£1.7m、ラヒーム君は£500,000+αです。来季からは登録選手にホームグロウン枠が設けられますので、英国籍の選手、あるいは将来ホームグロウン枠になれる若手選手の獲得は重要です。資金が限られている現在、多少のリスクを覚悟でそういう選手の獲得に比重を移して行くことになるんでしょうか。
2010/2011からプレミアリーグの選手登録ルールが変わり、CLのように移籍市場終了後の夏と冬に25人の選手を登録し、その中にホームグロウン枠の8人を入れなければなりません。21歳以下の選手は自由に何人でも登録できます。「ホームグロウン」の規定は、「国籍に関係なく、イングランドまたはウェールズのフットボール協会所属のクラブで、16歳から21歳の誕生日(あるいは21歳に達したシーズン終了時まで)3シーズン、または36ヶ月を在籍した選手」となっています。この枠に入るためには、ウィルソン君のような外国籍なら18歳までに獲得しなければならないわけです。
現在の選手たちの中から、その25-8の17人枠についてちょっと考えてみました。今いる選手は、
1.レイナ 2.カバリエリ
3.アッガー 4.シュクルテル 5.キルギアコス 6.アウレリオ 7.デゲン
8.マスチェラーノ 9.ルーカス 10.アクイラーニ
11.マキシ 12.カイト 13.バベル 14.エル・ザール 15.ベナユン 16.リエラ
17.トーレス 18.エンゴグ (19.ヨバノビッチ)
※ホームグロウン キャプテン キャラガー ジョンソン インスーア
こうなります。残念ですが
レイナリエラとアウレリオは、来季はチームにいないと思います。それでも17人いっぱいいっぱいですね。ラファの言うトップクラスの選手獲得があるなら、放出するのは誰かということになります。デゲン、エル・ザールが放出候補でしょうか。それから、ホームグロウンにはなれないプレシも出場機会は非常に難しくなると思います。
ヨバノビッチは依然としてワークパーミットが下りないそうで、セルビア発のうわさではあと2試合代表出場暦が必要とのこと。正式な加入発表はW杯以後か、7月になるかもしれません。
「長期のプランを立てている」というラファですが、インテル移籍のうわさがまた出てきました。Guillem Balagueが
ブログでこんな記事を書いています。
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インテルとラファ・ベニテスとの間で、最初のコンタクトが行われた。インテルのテクニカルディレクター、マルコ・ブランカが、彼がこのセリエAのクラブに来る意思があるかどうかを確かめるために、リバプールの監督と接触した。
ラファは早い決断が必要だろう。彼は今もリバプールに留まる良い理由の兆候を待っている・・・あるいは彼が去るのを納得できるような大きなオファーを。インテルは魅力的だろうが、ラファのファーストチョイスはアンフィールドに残ることだ。問題は、彼が選手売却で得た資金を獲得に使えると保証する意思がリバプールの誰にもないこと、そして緊急に必要な、選手層を再建するために十分な資金を役員会が提供してくれるという保証がどこにもないことだ。
ベニテスがセリエAに移籍するとしたら、彼は、ジョゼ・モウリーニョのイメージするフットボールが浸透された大勢のシニアの選手を擁する、高齢化したインテルのチームを引き継ぐことになるだろう。純粋にクリエイティブなミッドフィールダーは、スネイデルとカンビアッソの2人だけだ。彼がこの移籍を決断するなら、資金を使って新しい血の注入が必要になるだろう。
ACミランもまた、ラファの代理人とこれまで2度のコンタクトを取っている。インテルのライバルチームからのオファーは、インテルがあらゆるものを勝ち取れそうな今シーズンのモウリーニョの足跡をたどるよりも、もっと大きな魅力があるもしれない。
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ユベントスがデルネーリに決まりそうだと思ったら、今度はまたインテルですね。モウリーニョは本当にマドリーに行っちゃう可能性があるんでしょうか。いくら彼がイタリアがいやでも、モラッティさんがどすどすと札束を積んで引き止めるような気がしますけどね。
Balagueは個人的にラファと距離の近いジャーナリストですから、憶測だけで記事を書きはしないでしょう。これは単純に真実か、それとも上にプレッシャーをかけたいラファの意図を汲んでのものか?
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無題
リエラの間違いですよね?(汗
なかなか明るい話が出てきませんね。
新戦力の話になっても、結局は資金力不足に話がつながってしまいます。
2年も待てません。
早期解決を切に祈ります。
YNWA
Re:無題
とにかく移籍市場が閉まるまでにオーナーが変わってくれないことには、ジリ貧です。キャプテンもキャラも年を取って行くのに、来季もこの状況が変わらなかったらもうね、許せません。家の庭から石油でも出ないかなと本気で考えたり(苦笑)。
無題
例年のことですけど、さすがに色んな噂が飛びますね。。
主力選手もスタッフも今シーズンの失敗を糧に
次こそは本当に素晴らしいシーズンを迎えられるよう、
今は願うばかりです・・・
Re:無題
今年は特に出て行く方のうわさが多いですね。なんだかネタの宝庫にされている気がします。結果が結果なだけに仕方がないと割り切ろうと思いながら、やっぱり気になります。
無題
私もヒマさえあればそんなことばっかり考えてますヨー!(笑)
世界の資産家といって思い浮かぶのはブルネイ国王なんですが、
隣国マレーシアはじめ、周辺東南アジア諸国でのリバプール人気は
すさまじいものがありますので、プレミアリーグに興味もってくれないかなあ?
タク〇ンみたいな悪党じゃないみたいだし。
Re:無題
じゃあ、石油が出たらyumiさんと共同オーナーで^^。
ブルネイ国王ってそんな大金持ちなんですか。やっぱり石油資源は強いですね。レッズが好きで資金力がって欲をかかないオーナーに来てもらいたいですね~。タク〇ンさんはタイでどうしてあんなに根強い支持があるのか、不思議です。
無題
そりゃぁ入りますよねぇ・・・(笑)
でも、ボボーンって・・・(大笑)
こんな状況でも来てくれるとは、若い選手たちにとってはやっぱりレッズは魅力的なんでしょうねぇ。ありがたい事です。
期待の若手はたくさん入ってきましたけれど、色々と噂は出ていますが、やはり即戦力の選手の話は、クラブの状況、そしてラファの動向が決まってからとなりそうですね。一刻も早く新しい(レッズを心から愛してくれる)オーナーが決まって欲しいものです。
やっぱりラファには残って欲しいなぁ・・・。
Re:無題
私もラファには絶対残って、やりくり上手の真骨頂を見せてもらいたいです。
良かった~
こちらのコメントでレイナの移籍のことを伺おうと思っていたところです。
良かった(^_^;)
バルセロナがビジャを獲得しましたね。
私が知識がないのですが、大きな疑問があります。
レアルもバルサもどうしてあんなに補強するお金があるんですか?
リバプールの現状をこうして読ませて頂くと、益々スペインがどうしてなのか疑問になってきちゃいます。
フニクラさん、もし知ってらしたら教えてください。
リバプールのことじゃなくてすみません。
Re:良かった~
すいません!なんだかレイナとリエラをよく間違えちゃうんですよね、またやってしまいました。
>レアルもバルサもどうしてあんなに補強するお金があるんですか?
私も詳しくはないんですが、マドリーの場合は会長選挙に出る人物は、クラブの収入の何割かを持ってこなければならないという条件があるそうで、新会長は資金をどどーんと持って来るのが必須らしいです。それからスタジアムのキャパシティと、放映権をクラブ独自で管理していることで膨大な収入源があります。それでもマドリーは借金まみれですが、バルサは健全経営ですね。下から着実に若手を育成できているのが大きいのかもしれませんね。
無題
正直ラファには(っていうか誰だっけそれ?)って選手を獲ってくれることを期待してるんですけどね(笑)ごめん、ジェラード。。。
Re:無題
誰だっけそれ、というのは、私はジョンジョ君やウィルソン君も全然知りませんでした。シュクルテルもキルギアコスも「誰それ?」でしたがいい補強だったし、そういう獲得はお得感があって確かに倍満足です!