エコー紙より、サンダーランド戦についてのイアン・ラッシュのコラムです。
-------------------------------------
リバプールが、あのように軽くサンダーランドを退けるのを見られたことはすばらしかった。開始から終了まで、我々は全てを完璧にこなした。
ピッチをいつもよりも20ヤード高い位置でプレーしているのを見て、私は嬉しかった。それが我々のプレーのやり方に違いを生み出し、選手たちはより素早く相手に迫り、ボールを良く動かすことができた。それは全て、中盤の底のミッドフィールダーを一人にし、スティーブン・ジェラードの位置を下げはしたが、彼に動き回る自由を与えたことの結果だった。
これまでは、我々が試合でリードしている時には、深く下がって相手を呼び寄せる傾向があった。しかし日曜の我々は攻撃を続けた。3-0という結果は、実際のところサンダーランドを喜ばせた。ダニエル・アッガー、ジェラード、フェルナンド・トーレスにそれぞれ好機があり、もっと得点できていたかもしれなかった。我々がこういうプレーをするのを、私はもっと見たいと思う。
もちろん、マンチェスター・ユナイテッドやチェルシー、アーセナルのようなもっと強い相手ならば、ただでは済まないだろう。しかし、我々が倒せると予想できるような相手の場合、そしてとりわけ我々が相手を凌駕すべきアンフィールドが会場なら、それをやるべきではないという理由は私には見えない。そのやり方は見ていて楽しく、確実に効果的であることを我々は知っている。
良いパフォーマンスは数多く見られたが、誰もが口にしているのはフェルナンド・トーレスだ。彼の2ゴールは並外れたものだった。1点目はワンダー・ゴール。ああいうゴールは入る時もあれば、バーの上を越えてスタンドに行く時もある。トーレスはそれを正確に決め、我々に早い時間帯でのリードをもたらした。
その後は、リバプールの一方的な試合となった。トーレスの2つ目のゴールは、彼の疑いようのない質を改めて見せつけた。ペナルティエリアの渋滞の中で、グレン・ジョンソンがぴったりと彼に出したボールはすばらしかった。そして鍵となったのは、フェルナンドがあの時パニックにならなかったことである。
ディフェンダーが彼にタックルをしようと飛び込んで来ており、トーレスは待った。ディフェンダーがああいう風に飛び込んで来た時には自分を守る選択をする場合もあるが、あいう芸術的なフィニッシュという選択もまたある。
できる限り遅らせて待ち、完璧なタイミングを取ることだ。単純に待つことで、トーレスは下隅にシュートを打てるスペースを作った。特別なスキルと、それをやれる生まれ持っての才能がある選手だからできることだ。
残り6試合の勝利で、リバプールは4位でフィニッシュできるリバプールがリーグの残り試合に勝てば我々は4位を獲れる、私はそう確信している。他の競争相手のチームははるかにきつい対戦を残しており、全員がお互いと潰し合いをする。
我々のホームでの調子はすばらしく、アンフィールドではリーグ戦8連勝だ。しかしチャンピオンズリーグの戦いに戻りたいなら、アウェイでの調子を正す必要がある。今週末のバーミンガムへの遠征は、残り3試合のアウェイのゲームの中で最も際どい一戦だ・・・その他はバーンリーとハルだ。我々は、その3つの試合全てにポジティブでなければならない。
レッズはベンフィカを警戒しているはずだ木曜の夜のヨーロッパリーグのベンフィカ戦では、私はリスボンにいたいと思っている。もちろんその後にはホームゲームが待っているが、可能ならばファーストレグで何かを持ち帰りたい。ベンフィカは優れたチームで、優秀なポルトガルリーグの中で、現在6ポイントの差をつけて首位に立っている。
-------------------------------------
トーレスのゴールは2つともスーパーゴールでした。2点目を決めた時の実況が「cool,calm,collected」と讃えていましたが、まさにそんな感じでしたね。それも、周囲からのサポートがあったからこそのパフォーマンスです。ラッシュの言うように、アンフィールドでああいうチームをこれからも見せてもらいたいところです。そのためにはキャプテンが好調を維持していなければならないし、マスチェラーノにはトップコンディションが要求されるし、トーレスがフィットしていることも必要だし、といろいろ条件はありますが、泣いても笑っても残りは6試合。総力で突き進むしかないでしょう。
一方のベンフィカ戦は、やっぱりいつものアウェイのヨーロッパでの戦い方を、ラファは選択するような気がします。中盤はルーカスとマスチェラーノで、右カイト、左にバベルかベナユンか。トーレスが孤立してディフェンスは深く引き、スピードで脅かされてバタバタ、というのは正直もう見たくないんですが、とにかく2戦で勝ち上がることを考えるなら、それが現実的な選択かもしれません。今日のユナイテッドのように早い時間に得点して引いて守りに入り、それで逆転されるのもいやですけどね・・・。ルーニーは軽傷のようですが、チェルシー戦は厳しそうです。
公式HPでは、来季からオーストラリアのドクターがメディカルの責任者になることが発表されました。現在オーストラリア代表チームのドクターで、パースロー曰く「この分野での世界的権威」だそうです。オーストラリアでは水泳や陸上などのナショナルチームやオリンピックのチームドクターも経験しており、
この本の著者です。面白そうな内容ですが高い!世界中で翻訳されているというのは、優れた本なんでしょう。チームは今季怪我に悩まされて来たし、
ケリーが練習中に半月板を損傷して今季終了、なんていうニュースも入って来ています。彼もどうも怪我がちな選手ですから、新ドクターの力で来季はなんとか元気に稼動させてもらいたいです。
PR
無題
今シーズンは筋肉系の怪我をした選手も多くいたし、全体的に治りもあまり早くないなと思っていたので、来シーズン改善できていればいいですね。
ダービー、ケリーは特に期待してるので、将来、代表でプレーしてる彼らが見れたらいいですね。
Re:無題
無題
レッズもロスタイム弾に泣いていましたし~マンUのように引いて逆転されるが一番堪えるので、ベンフィカ戦も攻撃的な布陣でガチンコ勝負も面白そう・・なんて思ってるんですけど、やっぱり守備的になっちゃうんでしょうね・・・(週末のリーグ戦もありますし、無理出来ないですよね)。しかもケリーだけでなくアクイラーニも怪我しちゃったみたいですし^^;彼は病気になったりついてないですね・・。2人ともフィジカル的にまだまだなのかもしれないので、来季はオージの新しいドクターに頑張って貰わないとですねー。
とにかくキャプテンが好調になりつつある今こそ頑張って貰いたいです~^^
Re:無題
キャプテンはようやく好調になって来ました。まだまだまだ、彼ならもっとやれるはずですから、残り試合に炎のような気合を見せてくれると信じてまっす!今日は3-0くらいで勝って、セカンドレグを消化試合にしてもらいたい!!!