コンフェデレーションズカップを戦っている、レイナとトーレスのコメントです。
---------------------------------------------
●レイナ
(SPORT.co.uk)「(ロナウドとテベスの移籍について)彼ら(ユナイテッド)の二人は出て行ったけど、まだあと20人出て行くかもしれないね。しかし僕たちはこのまま進み、自分たちのことを心配するよ。昨シーズンにタイトルを逃したことは嬉しくはなかったけど、トップチームから30ポイント離されるよりは良かったね。
僕たちはリーグを最後まで戦った。それは誇れることだよ。上手く行けば、次のシーズンは僕たちはさらに迫ることができるだろう。
(スペイン代表が、国際Aマッチ15連勝の新記録を作ったことについて)僕たちは上手く行っているし、自分がそういうチームの一員であることを誇りに思う。第一の目標はグループを首位通過して準決勝に勝ち進むことだったけど、僕たちはここで止まりたくはない。決勝までそれを続けなくてはならない。
僕自身に関しては、必要とされる時にはいつでもプレーできるように、準備しておかなくてはならない。僕はいつでも、万一の場合に備えて準備しているよ・・・それが仕事だからね。」
●トーレス
(オフィシャルサイト)「僕たちは、目的をしっかりと達成した。グループを勝ち上がり、今の僕たちの目標は、決勝に勝ち進むことに定められている。
(15連勝の新記録と、35試合無敗について)それだけの数に達するには、ただ優れたチームで良いプレーをする以上のものが必要なんだ。この偉業の背後には、僕たちの持つすばらしいチームスピリットがある。ここには大勢の良い友達、チームメートのために全てを尽くしてくれる選手たちがいることを、誰もがわかっている・・・それが僕たちの秘密だよ。そして勝利に飢えているということもあるね。
最高の代表チームがいくつもある中でこういう記録を打ち立てるというのは、満足できる、そして誇りに思える偉業だよ。このチームが記録しているハードワークも重要だ。将来には、僕たちは自分たちの達成したものを振り返ることができるだろう。でもここで終わってはいない。僕たちは準決勝で、さらに決勝で、そしてワールドカップ予選の残り試合も勝ちたいと思っている。僕たちには野心があり、最初の日と変わらない熱意を持っている。
僕たちの相手は、僕たちをやりにくくさせるためには何をしなくてはならないかを知っている。彼らは、自分たちのペースで試合をしようとしてくる。南アフリカは全員がボールの後ろに引いて、それを破る方法を見つけるのは難しかった。僕たちには能力ある選手たちがいるから、最終的にはチャンスを決めることができた。最後のホイッスルが鳴るまで、僕たちは自分たちのやりたいプレーにこだわらなくてはならない。試合の最後90分までね。試合開始の瞬間から最後まで自分たちのパスサッカーにこだわり、チャンスを作り出そうと努力するんだ。そういう信念が、例えばトルコ戦での勝利のような、終了間際のゴールを生み出してくれる。チャンスはやって来る。そしてチームのためにプレーすれば、それはゴール前で常に脅威となり、ゴールに繋がるんだ。
(オフィシャルサイトその2)
僕は南アフリカは初めてで、全てが嬉しい驚きだよ。設備、運営、そして暖かい歓迎・・・そして、僕たちをサポートしてくれる人々全員には、感謝の言葉しか言えない。ほとんどの日をトレーニングに費やしているから観光する時間はあまりないんだけど、上手く行けば、3試合目グループ最終戦の後には、この国をもう少し見て廻る時間が持てると思う。
ここに着いてから、リバプールのバナーを持って、僕の名前が背中に入ったリバプールのシャツを着ている人たちを、僕は大勢見たよ。正直言って驚きだった。スペインやイングランドからこれだけ遠い場所で、予想もしていなかったんだよ。僕の母国からこれだけ離れた場所にこんなに大勢のファンがいてくれるのが嬉しくて、僕はサインすることに飽きてたりはしていない。決して恵まれてはいない人々が、誰よりも意欲と情熱に溢れていることに、僕は驚かされている。例えば、子供たちは満面の笑みを浮かべながら僕たちのところに駆け寄って来るんだよ。
(準決勝で当たるのが)どのチームになるのがベストか、それは誰にもわからない。どこが相手かに関わらず、僕たちが気にすべきは自分たち自身なんだ。イタリアと対戦することになれば厳しいだろうけど、エジプトでもブラジルでも同じことが言える。この大会で優勝したいと思うなら、僕たちはその3チームのうち2チームを倒さなくてはならない。
(ブラジルと決勝で対戦することになったら、と聞かれて)決勝でブラジルと対戦するのは、他のチームと対戦するのとは同じではないね。彼らは今いいプレーをしてゴールを決めているし、すばらしい選手たちがいる。この対戦は、この大会にそれにふさわしい重要性をもたらすかもしれないね。スペイン対ブラジルの決勝は、世界中が見たがる、そして世界中の選手がプレーしたがるような試合になるだろう。最終的には、ブラジルとスペインの個人の選手の力が結果を決めるだろうね。選手たちの才能を考えれば、どの選手も試合を決定づけるだけの力を持っている。そして、優れたフットボールに満ちた試合になると僕は確信しているよ。
(スペイン代表で最も優れた選手は誰かと聞かれて)一人だけ選ぶのは難しいだろう。値段をつけられないようなスペインの選手たちが大勢いるからね。バルセロナで言えば、チャビ、プジョル、イニエスタ、彼らは値段を見積もることさえ悩ませるんじゃないかな。ロナウドやカカに匹敵する選手たち・・・スペイン代表チームは、プライスレスの選手たちで一杯だよ。シャビ・アロンソ、ビジャ、イケル、セルヒオ・・・リストは長いね。
レアル・マドリーの選手獲得で、スペインリーグはメディアへのインパクトが大きく増すだろう。リーグはここ数年間での失地を回復するかもしれないし、プレミアリーグと世界最高のリーグの座を争うことさえあるかもしれない。イングランドのクラブがどう迎え撃つか、これからが見ものだね。リバプール、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッドは、チームを強化するだろう。彼らが二流の選手を獲得するとは、僕は思わない。再びすばらしい選手たちが両方のリーグでプレーすることになるだろうし、来シーズンにはお互いがどうなるか、見てみなくてはならないだろう。
(リバプールの選手たちの移籍のうわさについて)僕たちには一流の選手たちがいる。何人かはこの競技で最高の選手たちで、上手く行けば僕たちは彼らをキープできるだろう。選手を失うことは重要な損失になるだろうけど、上手く行けば彼ら全員がこれからも長い間いてくれるだろう。僕のチームメートたちが彼らの将来のことを解決できて、どんな決断をしようとそれで幸せになれることを僕は願っている。彼らがここに残るのなら、それが一番だよ。もしもシャビやレイナ、マスチェラーノが全員同じ年にクラブを去るようなことになったら、それは大きな痛手だからね。
(自分のユナイテッド移籍のうわさに関して)リバプールからマンチェスター・ユナイテッドに移ったり、その逆というのは今まで決してなかった。僕はリバプールでとても幸せだし、もしも僕がクラブを去る可能性があるとしたら、それはクラブがまず放出を決断した時だろうね。僕は絶対にそういう決断はしない。うわさは耳にしているけど、事実は何もないよ。
(コンフェデレーションズカップで)僕は対戦相手とシャツを交換するチャンスがこれまであって、僕のコレクションはまた増えるよ。今まで全部とってあるんだけど、それをどこかに飾る時間がなかったんだ。プレミアリーグから僕の父がスペインで持っていたものまで、僕は全部のシャツをとってあるんだよ。いつか全部をまとめて、博物館のように飾るつもりなんだ。それを見たら、きっといろんな思い出がよみがえって来るよ。僕は、ジダンや、ラウル、ベッカム、フィーゴ、ロナウジーニョとシャツを交換した・・・時間が経てば価値はさらに上がるだろうね。
僕たちの休暇が終わったら、リバプールのアジアツアーに向けてチームに合流しなくてはならない。この大会が終わったら休暇に入れるから、それが待ちきれないよ。優勝カップと共に少し休みを取るのがね。僕たちは、エネルギーをたっぷり蓄えて新しいシーズンを戦いに戻るつもりだ。リバプールにとって、そしてスペインにとってもエキサイティングなシーズンになるだろう。最後にはワールドカップが待っているからね。」
---------------------------------------------
エネルギーをたっぷり蓄えるためにも、残り2試合、怪我なく無事に終わらせて欲しいと思います。今日のアメリカ戦をきっちり勝てば、決勝はブラジルとになりそうですね。これは面白い一戦になります。
移籍のうわさについては、アロンソやマスチェラーノもトーレスのようにきっぱり否定してくれればいいんですけどねえ。彼の「どう決断しようとそこで幸せになることを願う」という気持ちを、私も持っていたいと思います。クラブが主導で放出するなら納得いきませんが、選手が決めるならそれが彼らの人生だし、昨年のヴィラがバリーにしたように固い決意の選手をなりふり構わず引き止めても、選手もクラブも幸せではないでしょう。とまあきれいごとを言いつつ、なかなかそうも割り切れないのもファン心理です。
PR