「もう過去のこと」byカイト

エコー紙より、インテル戦で先取点を決めたカイトのコメントです。
--------------------------------------------------
●カイト（Liverpool Echo）
「イタリアのチームはディフェンスがすごくうまいし、インテルは10人になってからでさえ、本当に良くやっていたよ。しかし僕たちは我慢強く、一体となって本当に懸命に頑張り、最後には2ゴールを決めた。それについては本当に満足しているよ。
面白いことがあったよ。得点を決める直前に、僕はスティービーに、ボールキープをしてクリーンシートをキープするべきじゃないかと言ったんだ。しかし彼は、まだ前に出て点を取りに行くぞと僕に言ったよ。そして彼は正しかった。ゴールはやって来て、2-0というすばらしい結果を出すことが出来たんだからね。

（先取点を決めたのは）すばらしい瞬間だったよ。誰もがゴールを決めるのがどれほど重要かわかっていたからね。僕は本当に満足している。僕は本当に難しい時期を過ごしていたけど、今はそれをもう過去のものにしたいね。
得点できたことは嬉しいけど、最も大事なのは僕たちがインテルとの初戦に勝利したことだ･･･しかし、まだこれから1試合が残っているんだから、僕たちは集中を続けなくてはならない。良い結果だったけど、これからミラノでもう一つ試合を戦う。そして、同じタフな夜になるだろうということはわかっているよ。でも2ゴールを上げてクリーンシートをキープできたことは、喜ばなくてはならないね。

選手たち全員が、一つのチームとして本当に懸命に頑張ったよ。これだけのチームの能力を持っているんだから、僕たちは自分に自信を持っていた。そしてそれを証明したと思うよ。リバプールがどれだけ優れたチームになれるかは誰もが知っていたと思うけど、ここ数ヶ月はそれを証明できていなかった。しかし昨夜は、それを見せたと思う。
僕たちは良い試合をした。でも、これからはチャンピオンズリーグとプレミアリーグで、もっとたくさんそういう良い試合をしたいと思っているよ。僕たちには力があるんだから、それをピッチの上で証明しなくてはならない。

（タイムズ紙より）フットボールのマジックだと思うよ。4日前には、誰もが簡単に破るだろうと予想していたバーンズリーを相手に試合を落として、ほとんど同じ選手で今度は全く違うチーム（インテル）を相手にこの結果だ。
僕たちはここ数試合で良いプレーが出来ていなかったけど、ビッグゲームでどう戦えばいいかはわかっていたよ。特にチャンピオンズリーグは、僕たちは慣れているからね。

僕がこれまで話した人達、特にヨーロッパのACミランやマドリーのようなビッグクラブに在籍しているオランダ人選手たちは、リバプールがどれだけ良くやれるかわかっていたよ。僕たちはここ数ヶ月はそれを見せられなかったけど、まだこの大会に勝ち残っていたいし、これからアウェイでの1試合がある。
昨年のチャンピオンズリーグと同じ所まで行けたらすばらしいだろうね。僕たちには力があるんだから、それをピッチの上で見せるだけでいいんだ。僕たちは、過去のことを振り返りすぎるんではなく、前を見続けたいと思っているよ。」

●ラファ（Liverpool Daily Post）
「私は常にカイトを信頼して来ました。彼は今シーズン難しい時を過ごしていましたが、決してハードワークを止めたことはありません。インテル戦で、彼は右サイドのポジションに開いてプレーすることを求められました。しかし彼はすばらしい運動量でその仕事をこなし、私たちにとって決定的なゴールでそれは報われましたよ。」

--------------------------------------------------
カイトのゴールは彼はもちろん嬉しいでしょうが、ファンにとっても本当に嬉しいゴールでした。後半の中ごろだと思うんですが、彼が自陣まで下がって相手のボールを奪い返し、パスを渡したら前線に猛ダッシュして右サイドでボールを受けたプレーがありました。あの運動量、プレーは「まさにカイト！」でしたね～。
キャプテンは「一点取りに行く！」と言っていたんですね。そして自分であのスーパーゴールを決めた、カッコいいなあ。さすがレッズキャプテン、また惚れ直しました。