インテル戦について、ラファのコメントです。
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●ラファ
(Liverpool Daily Post)「ヨーロッパ戦では、試合への戦術的なアプローチの仕方を変えることが可能です。イングランドではフットボールのスタイルが違い、監督が試合中に影響を及ぼすのは難しいですね。イングランドで試合に戦術的な変更を加えるのは、ヨーロッパの他のところでのやり方ほど単純ではありません。
私たちは2ゴールとクリーンシートをキープし、インテルを非常に困難な状況に追い込んでいます。しかし彼らは優れた選手たちを大勢擁していますから、私たちは彼らに十分な敬意を抱いて、自信を持ち、慢心せずに試合に挑まなくてはなりません。
私たちがリーグタイトルのレースに脱落してヨーロッパの決勝まで行った、2005年の歴史を繰り返すのではという予想があると思います。しかし私は、はるか先のことは考えないようにする方がいいですね。いつも私が言っているのは『一度に一試合』で、それよりもふさわしいフレーズはありませんよ。
私たちにはまだこれから一つ、重要かつ難しい試合があります。サンシーロは満員になるでしょうし、観客は彼らのチームを助けようという強い決意を持っているでしょう。
私は、自分たちが得点できるという自信を常に持っていました。私たちは何度も攻撃を続けていましたし、1ゴールは出来そうだと感じでいました。ああいう風に2つゴールを決めたのは驚きかも知れませんね。しかし、少なくとも得点できるだけのプレーは間違いなくしていました。
この勝利はクラブにとって重要でした。私たちはチーム応援してくれる人々のために良いプレーをする必要がありましたし、選手たちの姿勢は非常にすばらしいものでした。あの夜全体が、リバプールの誰もにとって本当に重要なものでした。
誰もが、私たちには良いパフォーマンスが必要であるとわかっていました。それは、私たちについて随分指摘されていたことです。
私はこのチームに常に自信を持っています。インテル戦でやったようなプレーを何度も繰り返すことが出来れば、私たちは多くの試合に勝利するでしょう。
人が私について言っていたことは知っています。しかし一人のプロとして、私は全ての試合に備え、同じ考えを持って全ての試合に最善の準備をしなくてはなりません。集中し、あらゆることを分析しなくてはなりませんが、何よりもまずプロフェッショナルとして、状況がどうであれ全力を尽くして自分の仕事をしなくてはなりません。
おそらくドレッシングルームの中は、人々が間違っていることを証明しなくてはならないと感じていたでしょう。しかし、彼らの姿勢は他の多くの試合と全く変わりはありませんでした。いくつかの試合で、私たちは良いプレーをしながら勝てませんでした。今シーズンに何が違うのかと言えば、私たちは優位に試合を進めている時でさえ十分なゴールを決めてられず、時にはあまりにも早い時間に失点していることです。そのために自信は失われ、そういう状況の中では試合に勝利できません。
現時点でのこのリードは、強力な後押しになります。インテルは今現在ヨーロッパ最強のチームですから、私たちには自信になります。彼らはイタリアで首位を走っており、シーズンを通してまだ2試合しか負けていないんですからね。そういうチームを良いプレーで破ることが出来れば、選手の中には大きな自信が生まれますよ。
これから私たちは、週末にホームでミドルズブラを迎える重要なリーグ戦を戦います。私たちに必要なのは、さらに大きな自信です。決定的なチャンスを作りながら得点できない時は、前に出続け、努力を続け、それでも失点しないこと、それをやらなくてはなりません。
(インテル戦では)私たちはクリーンシートを狙っており、2つのゴールで状況はさらに良くなりましたね。私たちは自信を持ってミラノに向かいますが、彼らは本当に優れたチームですから、私たちは自信過剰にはならないでしょう。インテルの選手たちのその能力は一目瞭然です。彼らのベンチを見るだけで、ビエラ、クレスポ、フィーゴ、さらにブルディッソのような非常に優れたディフェンダーがいるんですからね。そういう力を持つチームと対戦するんですから、ミラノでは難しい試合になりますよ。」
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インテルのベンチのサブメンバーを見た時は、顔がひきつりました(笑)。交代で入ったビエラが本調子でなかったことで、随分助かりましたね・・・。コルドバは前十字靭帯損傷で手術が必要だそうで、2戦目はセンターバックは2枚とも入れ替わりになりますが、それでも彼らが強力なチームであることには変わりないでしょう。イブラヒモビッチはアンフィールドではほとんど脅威になりませんでしたが、それでも一人で一瞬で得点できる選手です。ラファは2戦目もしっかり分析して、「ヨーロッパの戦い方」をして来るでしょう。
コメントの冒頭の、「ヨーロッパとイングランドの違い」は具体的にどういうところなのか、うーん、これはぜひ詳しく聞いてみたいですね~。
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