エコー紙によると、一向に進展を見せないスタジアム建設に業を煮やして、アンフィールドを選挙区に含む下院議員Peter Kilfoyleが、スポーツ大臣アンディー・バーナムに「オーナーの間に入って」と嘆願書を書いたそうです。その内容の一部がエコー紙に報道されています。また、リバプールの地域の人々もコメントをしています。
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●Peter Kilfoyle下院議員
(Liverpool Echo)「私はあのチームのサポーターではありませんが、クラブにとっては国会議員の一員であり、長く良好な関係を保って来ました。そのため、このことがメロドラマのように展開しているのを、悲しみと遺憾を持って見ています。
このクラブのフットボールでの偶像としてのステータスを考えれば、これはフットボールのイメージと、リバプールの町のイメージへのダメージです。
最も重要なのは、全国で最も恵まれていない地域の一つの再生が、遅らされていることです。クラブの近隣の地域の再生プロジェクトには巨額の予算が計上されており、それは彼らが提案した新スタジアム建設を前提としています。それは相変わらず遠い見込みのようです。
私はあなたに介在を頼むためにこの手紙を書いています。」
●Warren Bradleyリバプール市議会リーダー
(Liverpool Echo)「私たちは実際の場でスタジアムを見たいと思っていますし、クラブからのはっきりとした決定を必要としています。このように持ち越すことはできません。
私たちは自分たちの開発計画を熱心に進めていますが、スタジアムは永遠に討論されているかのように感じています。もしも彼らが建設するつもりがないのなら、それを私たちに知らせなくてはなりません。そうすれば、私たちは計画を繰り上げることができます。
アンフィールドの住民はすでにあまりにも長く待たされており、もっと良い結果が得られていいはずです。」
●John Dillonアンフィールド住民組合(Petra)会長
「あまりにも長く延々と時間がかかっている。地域の再生は私たちにとって最も重要なことだが、クラブで起こっていることのために停滞させられている。グラウンドの計画は非常に良いものだ・・・スタジアムそのものと、その周辺施設はすばらしい。私たちはそれが始まる日を待っている。」
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スタジアム建設はリバプールの総合地域開発計画の中に含まれており、周辺のショッピングモールやレストラン街の建設、交通網の整備などが計画されています。しかし肝心のスタジアムがこんなありさまで、関係者もじりじりしているようです。議員が嘆願書を書いたスポーツ大臣アンディ・バーナムは、リバプールのサポーター所有計画に期待のコメントを寄せている人物です。
スタジアム建設は、もう「いつ始めるの?」から「本当に建つの?」に移行しているような気がしますが・・・1月の借り換えの負債の中には新スタジアム建設に伴う費用も含まれていることになっており、それはしっかりクラブの負債になっているんですが、リバプールの地域ではなく全部ダラスの設計会社のところに消えてしまったなんてことは・・・(泣)。
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