マスチェラーノが、契約延長に関して非常に前向きなコメントをしています。また、元リバプール選手で監督も努めたフィル・トンプソンが、オーナーに苦言を呈しています。
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●マスチェラーノ
(公式HP)「クラブは僕の代理人と話し合いを続けているよ。僕自身は契約に関する話し合いには入りたくないと思っているから、代理人とクラブの人達に預けてあるんだ。リバプールは、僕が留まることを望んでいるのを知っている。合意に達するのは難しくないだろうと思うし、これから数週間、どうなるかを見守るよ。
僕は自分がリバプールで満足していないと言ったことは一度もない。それはプレスが言ったことだ。僕はここで幸せだし、それを証明できる唯一の方法は、ピッチの上での自分のパフォーマンスだ。
僕は、自分のチームメートと監督の力になれるように、いつでも全てを出し尽くそうとしている。いいプレーができる時もあればそうでない時もあるけど、とにかく僕はいつでもトレーニングでも試合でも100%を出そうとしているんだ。」
●フィル・トンプソン
(Click Liverpool)「我々は、アーセナルよりもかなり前から新スタジアムを欲しがっていた。しかし今は彼らは60,000席のスタジアムを持っていてそこを毎週満員にしており、我々と比べて毎週莫大な資金を手に入れている。
クラブ、スタジアム、そしてフィールドの上で起きていることは、アメリカ人たちの心の中では二の次のようだ。金のこと、本来そこにあるべきではなかった負債を減らすこと、それが彼らにとっては全てだ。
彼らがやって来た時は、私は彼らは正しいことを言っていると思った人間の1人だった。しかし彼らは、60日後にはスタジアム着工を開始し、クラブに負債は抱えさせないという言葉を守らなかった。
彼らは(選手売却によって)相当の資金を得て来た。もし彼らが将来を見ていないのなら、そしてもし彼らがチームに投資をするつもりがないのなら、ラファであろうと他の誰であろうと、彼らは魔術師ではないのだから、プレミアリーグのトップで働くことはできない。
私自身、そしてジェラール・ウリエが、夏ごとに£12mの予算を与えられていたのを覚えているよ。それは潤沢な資金とは言えないが、我々はその中でやりくりをした。かなり良い選手を何人か獲得したし、失敗した選手も何人かいた。しかし、ラファは去年の夏に全く資金を与えられず、1月も全く資金を与えられなかったと思う。
我々は昨シーズンに2位でフィニッシュしたチームであり、自分たちのポジションを固めるチャンスだった。人々は我々が£40mも使ったじゃないかと言うが、売却で£40mを作ってもいる。だから実際はラファが使った資金はゼロであり、それは間違っている。監督には、使える予算が与えれるべきだった。ファンとしての我々が見えるただ一つのものは、彼らはとにかく負債を減らしており、一方でクラブとチームは辛抱を強いられているということだ。それは間違っている。フットボールチームが全てであるべきなんだ。
彼らは、自分たちがこれまでやってきたことに真剣に見つめるべきだ。ラファとサポーターが適切だと思うような投資をする気が彼らにないのならば、彼らは完全に違うところを見ているんだよ。
フェルナンド・トレースは、毎年4位を争って戦いたくはないと言った。彼の言っていることは全くその通りだ。彼はこのクラブに外部からやって来た選手、外国人選手だ。彼らは彼の言うことに耳を傾けなくてはならない。彼とスティービー・ジェラードは、『お前たちが資金を出さないなら、何で僕たちがここに残りたいと思うんだ?』と言うべきだ。彼らに最後通牒を突きつけることが必要だよ。」
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やっとマスチェラーノ本人から「ここに残りたい」という言葉が出ました。この先の見えないクラブ状況の中で、それでもリバプールが好きで残りたい、と言ってくれる選手たちには本当に感謝です。シーズンが始まった頃は、「来年は出て行ってしまうのかなあ・・・」と真剣に考えていました。彼のコミットメントを信じられなかったことに懺悔します。
フィル・トンプソンは、SKY SPORTSなどのTV番組でも、ずっと一貫して同じ発言をしてくれています。彼は本当にクラブを愛していて、黙っていられないんでしょう。他のOBたちも続いて、バカタレオーナーたちに強烈なプレッシャーをかけてやってもらいたいです。選手たちがトンプソンの言うようなことを口にするとファンとしては心配にもなるんですが、この際OKです。例のRhone Groupはオーナーたちに正式に株式40%取得のオファーをしたそうですが、続報は聞こえてきませんね。交渉中なのかもう断ったのか、イースターまでに何らかのニュースがあるでしょうか。
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