チャンピオンズリーグ決勝に向けて、ミランのガットゥーゾとアンチェロッティ監督のコメントです。
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●ガットゥーゾ
(PA Sport)「(2005年は)忘れ去るのが困難な思い出だし、俺はその思い出が、彼らを破るためにほんのちょっと余分の力とエネルギーを与えてくれることを願うよ。ここ2年間、あの試合はずっと俺たちの心の中に残り続けた。それを思い返せばますますやる気が湧くね。
俺たちがあの時、ハーフタイムに勝利を祝っていたというような嘘や冗談が言われている。あまりにもその事が言われていて、俺は傷ついているし怒っている。
俺が子供の頃は、ワールドカップが最も重要なトロフィーだと思っていたよ。その次がチャンピオンズリーグで、それからUEFAカップ、カップウィナーズカップ、その次が国内リーグタイトルだった。もしも誰かが俺に3回のスクデットと1回のチャンピオンズリーグのどちらか選べと言ったら、俺は後者を取る。チャンピオンズリーグの名声は莫大だ。
ミランにとって2005年との大きな違いは、前回の決勝はちょっとばかり疲れていたってことだ。しかし今の俺達は絶好調だよ。2005年は決勝に勝ち進むのは当たり前って感じだったが、今年は並外れた偉業だよ。シーズンのスタートにあれだけ困難なことがありながら決勝に勝ち進んだ、そのことに俺は誇りでいっぱいだ。」
●アンチェロッティ監督
「(火のついたようなプレーをする)それがガットゥーゾのやり方だ。試合ではいつもそうだし、練習でも、そしておそらく家でのプライベートの時もそうだろう。カカには天性の才能があるが、ガットゥーゾは彼の持つ多大な情熱を撒き散らしてチーム全員に影響を与えるんだよ。ファンもそれがわかって彼を愛するんだ。
今回のような試合では、経験が大きな役割を果たすと思う。試合の前日にはそれが最も重要だ。この状況を既に経験していて慣れている選手たちがいるということは、ちょうど良いテンションで試合に入っていくことが出来る。マルディーニ、コスタクルタ、そしてガットゥーゾとピルロも多くの試合を経験している。これは本当に重要なことだ。」
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ガットゥーゾのプレーはいつでも全開、その脅威の運動量と激しい情熱は、まさにチームのダイナモ。時々それが行き過ぎてしまうこともあるんですが、それでも見ていて本当に楽しくなる選手です。しかしアテネでは絶対に彼をパンツ一丁にはさせません!
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