ファイナルに向けて、
公式HPよりキャプテンのインタビューです。
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Liverpoolfc.tv:イスタンブールの後でこんなに早くチャンピオンズリーグ決勝に行けるというのは、想像していましたか?
Steven Gerrard:正直NOだよ。3シーズンで2度も決勝に行けるのは素晴らしい偉業だし、このチームを作り上げた監督を称賛するよ。このチームと選手の集団は、今のヨーロッパ戦を戦うのに適している。うまく行けば来年は次のステップに進んで、リーグでの成績を上げたいね。
Liv.tv:2年前のイスタンブールで戦ったチームよりも、今の方が優れているでしょうか?
Gerrard:僕たちの中の多くの選手が2005年にプレーし、彼らはその経験をアテネに持って行くことが出来るから、今回の方がいい準備が出来ているだろうね。監督は2005年以来何人かいい選手を連れて来ているから、この集団はもっと強くなっているし、スタートの11人は前回よりも優れていると思う。ACミランもきっと同じことを言うと思うよ。ユナイテッド戦の彼らを見れば、本当に強力なチームだということがわかるからね。2年前とは完全に違う試合だし、過去に起こったことは全く何の影響も持たないだろう。
Liv.tv:もう一度トロフィーを勝ち取ることにどのくらい飢えていますか?
Gerrard:選手としたら可能な限り多くのトロフィーが欲しいし、チャンピオンズリーグは最大だ。イスタンブールは僕のこれまでのフットボール人生で最高の夜で、アテネもそれに匹敵するものにしたい。1-0の退屈な勝利だろうと興奮する決勝にもう一度なろうと、それは問題じゃない。僕たちはただ勝ちたい。
Liv.tv:最近は厳しい戦いでファイナルを勝つことが随分多いですが・・・また私たちにしんどい思いをさせないですよね?
Gerrard:僕の方が耐え抜けないと思うよ!今回は同じような試合にはならないと思う。両ディフェンスとも、イスタンブールでの経験を今回に生かしてくるだろうから、すごくタイトな試合になるだろう。多分1ゴールとかセットプレートか、わずかな差が勝負を決めるだろうね。試合の大部分はチャンスを伺い合うことになるだろう。
Liv.tv:ミランはこの試合にやる気満々で来るでしょう・・・彼らが飛び掛ってくるのに対する準備はどうですか?
Gerrard:2005年から彼らが苦い思いをしてきたのはわかっているけど、僕たちには試合に備えるだけの時間がある。多くのビデオを見て、戦術がぴったりはまるように練習グラウンドで多くの時間を使える。僕たちはミランの選手と同じくらいこのトロフィーを欲しがっている選手達の飢えた集団だから、わくわくして試合に挑むと思うよ。
Liv.tv:ミランの選手たちはいろんなことを言っていますが・・・あなたたちに言葉のプレッシャーを掛けてきているんでしょうか?
Gerrard:彼らが何を言おうと、それに反応するつもりはない。ビッグゲームが間近に迫っている時は、人々があれこれ違うことを言っているのをメディアで目にするものなんだけど、僕たちはミランが何を言っているとか彼らが何をしようとしているとか、そういうことに興味はないんだ。僕たちが関心を持っているのは、練習グラウンドで適切なことをしてしっかりと準備をする、それだけだ。試合の夜に言い訳できることはないよ。
Liv.tv:2005年に起こったこと踏まえて、PK戦について話が出たりはしていますか?
Gerrard:試合がやって来る時までに、僕たちはディフェンス、攻撃、セットプレーやPKだろうと、あらゆることに取り組むだろう。何であろうと僕たちは取り組むよ。100%の準備をしておくだろうし、もしもPK戦までもつれ込んだとしても、それに対してもしっかり準備が出来ているだろう。最近のフットボールはそういうものだ。
Liv.tv:チケットの割り当てについてですが、イスタンブールと同じだけのあなたたちのファンがスタジアムの中に入れないかもしれないというのは、落胆しているのではないですか?
Gerrard:僕は地元の出身で家族にもたくさんリバプールファンがいるから、もちろんチケットを取れないサポーターたちの気持ちを感じ取れるよ。僕がわかっているのは、試合の夜にスタジアムの中にいる僕たちのサポーターは、ミランのサポーターよりも果てしなく大勢になるだろうってことだ。僕たちのファンは世界一だからね。
Liv.tv:中盤での戦いはどうなると踏んでいますか?あなたが見なくてはならないのはカカでしょうか?
Gerrard:カカはゴールもアシストを量産する、彼らの中で最も危険な選手の一人と見なさなくちゃならない。彼に大きな敬意を払うけど、チーム全体がワールドクラスの選手とワールドカップで優勝した選手で埋め尽くされているからね。彼らはこの大会の経験を十分に積んでいるし、彼らがどんなに素晴らしいかを知っているから、僕たちは大きな敬意を払うよ。しかし一回限りの試合では、僕たちは誰でも倒せるということを今シーズン証明して来た。
Liv.tv:もしも2年前にリバプールが前半で3-0でリードして、そこから試合を落としていたとしたら、今度の試合にかける意気込みはどうだったでしょう?
Gerrard:もしも僕たちがそうなっていたとしたら、僕は前半で試合は決まったと考えただろうね。時にフットボールにはああいうことも起こるもので、ミランがそこから学んできたのは間違いない。もしも彼らが僕たちに1点リードをしたとしても、僕たちをあなどることは絶対にないだろう。でも遅れを取ったとしても僕たちはあきらめない。どんな状況だろうとそれに対処できるだけの精神力を、僕たちは過去に証明して来たからね。僕たちは危険なチームだから、ミランはすごく慎重になる必要がある。
Liv.tv:家で時間があるときに、イスタンブールの試合を見直したりはしますか?
Gerrard:あの夜の120分間を切り抜ける間に、僕はあらゆる感情を体験したよ。あれから何度もハイライトを見たし、コメントを聞いたし写真も見た。その度にあの記憶が湧き上がってくる。でも前に言ったとおり、あれはもう過去のことで、僕はもう一度あの経験をしたい。前回と同じくらい僕は勝利に飢えている。自分のキャリアを振り返った時、ヨーロピアンカップが一つだけじゃないなんて信じられないだろうね。そうなるつもりだよ。
Liv.tv:試合の夜は、他の選手に対するあなたの役割は何になるでしょうか?
Gerrard:僕はすごく迷信深いってわけじゃないんだけど、キックオフ前のドレッシングルームでは、ピッチに出て行くときに誰も絶対にトロフィーに触るなよっていうことはしゃべっておくよ。あれは不運を招くっていう話だから、試合の後に変な言い訳をしたくないしね。まあ迷信ってほどじゃいけど・・・二つの素晴らしいチームが一つの素晴らしい優勝杯を追いかけるんだから、試合の夜はどちらだろうとベストのプレーをした方が優勝するだろう。
Liv.tv:あなたたちは2005年から何を学びましたか?
Gerrard:ものすごく多くのことを学んだよ。前半には僕たちはズタズタにされて、チームとしてコンパクトに出来なかった。前半に起こったことから僕たちは学んだし、だからアテネでのプランは始めからタイトに保って先制点を狙うことだ。試合までまだ間があるけど、正直僕は今日か明日にでもやりたいよ。試合が近づいてくるのを待つっていうのは悪夢だね。試合に臨んで勝利すれば、ここにいるイスタンブールにいなかった選手たちは、彼らの人生で最高の数日間を楽しみにできるよ。
Liv.tv:リバプールの未来を輝かしいものと思っていますか?
Gerrard:とびきりにね。ラファはここに留まると言っているし、主要な選手たちを長期に渡ってキープしたいと言っている。優れた若手の選手たちと契約もしていて、ピッチの外では資金のバックアップがあるし、新スタジアムも間もなくだ。素晴らしいクラブだし皆が幸せだよ。
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