ミランvバルサ戦は、バルサがジュリのゴールで勝利。内容はややミランだと思いましたが、運がちょっと足りなかった?
しかし、引き分けOKの試合運びで勝利をものにできるのも、バルサに底力があってこそ。昨年のCL決勝で「前半はあまりの速さとうまさに選手の影を追っかけているだけだった。」とキャプテンに言わしめたミランに対して、あのポゼッション。リバプールの選手のインタビューの中に、「来季はCL取れる!」という言葉がよく出てきますが、本当にできるのか???とちょっと不安になってしまう、レベルの高い試合でした(笑)。
第2戦はアーセナルvヴィジャレアル。ハイバリースタジアムでの最後のヨーロッパ戦、ガナサポの皆さんに、思い出に残る夜をプレゼントして欲しいものです。
TIMES紙に掲載されていたベンゲルさんのコメントを訳してみました。
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パリはいい町だし、そこでプレーできることを願っている。しかし決勝が東京であるなら、そこに飛ぶ用意はできている。我々は決勝を楽しみ、そこに立ち、喜びたい。長いことそこに行きたいと願っていたからね。
誰にでもそこに立つ権利があるわけじゃないだろう?ユベントスに起こったことを見てみると、ここ3年立て続けに、彼らは準決勝で敗退している。我々は8年もだ。だから楽しもうじゃないか。向かっていき、それを楽しもう。そのチャンスと機会に賭けてみたいね。
私の魂の一部はこのスタジアム(ハイバリー)にあると感じている。私のキャリアの中で最もすばらしい時の多くがここであった。それは我々にとって特別な時であり、それを誇りに思いたい。我々は、この試合がクラブにとって、ハイバリーでの最後の欧州戦の夜として、記憶に残るものになって欲しいと思っている。
私は、このスタジアムには特別な魂が宿っていると感じる。それはほんの少し奇妙だし、他のどの場所でもそんな感じは抱かない。初めてハイバリーに来たとき、そんな予感を抱かないだろうか?「スタジアムはいったいどこだ?」と言いながら、突然、町のど真ん中に、スタジアムが目の前に現れる。あなたはそれに慣れているだろうが、大陸ではそれに慣れてはいないんだよ。
私がイングランドで好ましいと思っていることは、人々が、クラブは地域住民に属していると感じていることだ。ドアを開けて外に出て、試合を見に行く。それはどこでもあることではないんだ。
私にとってハイバリーは、金属のポールが伸びている、過去の時代から受け継がれてきた家だ。私はダッグアウトという、同じ場所のフラットを買っていたんだ。しかしそれはもう無くなってしまう。
(ビジャレアル戦について)私は困難な闘いは終わったなどとは思っていない。最も困難な闘いとはいつでも、次のステップだ。ビジャレアルは、相手に問題を起こさせるあらゆる要素を兼ね備えたいいチームだと、私は本当に、深く思っている。ヨーロッパが南米と対戦するときにちょっと似ていると思う。ヨーロッパのチームが南米の相手を破るのは非常に難しい。彼らは相手を自分のペースに巻き込み、相手を抹殺する瞬間をあっさりと見つけるからね。
そのことは試合の一つの鍵となるだろう。我々は早いペースでプレーしたいと思っている。非常に強いチームと対戦することになるだろうが、我々のチームの質、精神力、勝ち抜こうという意思において、私は絶対の自信を持っている。
今この時において、リケルメは確実に世界のTOP3に入る選手だと言えるだろう。彼をボールから引き離すことはできない。彼はボールをすばらしくキープできる。準決勝(インテル戦)のヴェロンに対するプレーを見ただろう。彼はああいう危険なポジションでボールを扱うことのできる選手だ。
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同じTIMESの別の記事では、アンリは「ガナファンはあなたの来期についてのコメントを欲しがっているが?」という質問に対して、「僕は誰にも借りはない。借りがあるのはこの星に僕を送り出してくれたパパだけ。」とぶち切れています。人間だから決めるのに時間がかかるんだよ、とのこと。
それに対するベンゲルさんの答えは、「いい選手を留めておく方法は勝ち続けること。でもそれだけでは十分ではない。クラブと価値感を共有し、やっていて楽しいフットボールをすること。」だそうです。
また、リケルメは
SUNの中で、「TVで見たジェラードみたいにカップを掲げたい。でもアーセナルが断然有利と言われていることは知ってる。もし僕がいちファンなら、この前の試合はインテルに賭けただろうし、今度はアーセナルに賭ける。」と語っています。まあSUNだから(笑)。
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