公式HPに、キャプテンの自伝のサイン会が行われたときの、彼のコメントが掲載されています。ファン、新しいチームメート、監督、これからの目標について語っています。
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本のサイン会に来たサポーターについて今日のように、人々が列を成して来てくれたことに感謝したい。僕がこのフットボールクラブでプレーすることを愛している理由はこれだよ。僕たちには世界一のサポーターがいる。僕は彼らの前でプレーすることが大好きなんだ。アンフィールドの音と情熱には心を奪われる。世界中に僕たちのサポーターがいてくれるのには驚くよ。選手たち全員のメールボックスは・・・手紙が入りきらないくらいなんだ!名前を知っている全ての国に、僕たちのファンがいる。
チャンピオンズリーグについてイスタンブールは、今でもまだ僕が口にする経験だ。もう一度達成したくてたまらないよ。あんな状況は二度と起こらないだろうとわかっているけど、もう一度チャンピオンズリーグの決勝でプレーしたくてたまらない。僕の全キャリアの中でたった一つの夜を選ぶとしたら、イスタンブールが一番だからね。
タイトルを取ることについてリバプールは、常に期待をされている。リーグを勝てない時期が長くなるほど、優勝へのプレッシャーは増してくる・・・それは当たり前のことだ。僕たちのことを書く人々、そしてサポーターは、僕たちがロケットスタートをして全ての試合に易々と勝つことを期待している。なかなかそんな風にはいかないよ。今日のサインを求められた後で、一番はっきりとしたメッセージは「俺たちのためにリーグを取ってくれ」だった。簡単なことではないけど、それは僕自身とチームにとってのチャレンジであり、僕たちはそれにしり込みしたりはしない。
今の状況ではトロフィーを取るのは本当に難しい。全てのチームがそれを狙っているし、強大なチームがいくつかあるからね。シーズンごとにライバルチームは強くなり、リーグ戦はどんどん難しくなっていく。でも、僕たちは監督を信じているよ。もしも誰かがここにタイトルをもたらすとしたら、それはラファ・ベニテスだろう。彼はやるべきことをわかっているよ。必要な選手たちをここに連れてきているし、彼の戦術は的を射ている。彼は、マンチェスター・ユナイテッドやチェルシー、アーセナルと張り合えることを証明してきた。みんなが待っていてくれれば、タイトルはやってくると僕は確信しているよ。
シーズン序盤の敗北についてダービーで負けた後、僕たちは自分のプレーに本当に腹をたてていた。僕たちはサポーターを失望させてしまった。チェルシー戦はまた違っていたね。僕はものすごいチャンスを外して、1ポイントをふいにしてしまった。だからどんな非難も受け入れるよ。チェルシーと戦うときは簡単にチャンスが貰えるわけじゃないから、チャンスが来るとついパニックになってしまうんだ。冷静になれなくて、あわててしまったんだよ、全く。
ダニエル・アッガーについて最初に彼がデビューしたときは、彼は決してサイドへの走りこみをしなかった。足首を怪我していたんだよね。でも、今はフィットして経験豊かな選手のようなプレーをしている。彼は本当のトッププレーヤーになるだろう・・・間違いなく。サミ・ヒーピアのような選手を4試合もベンチに追いやっていることが、全てを物語っているよ。
ベラミーとカイトについて彼らは、一緒にプレーしたいと夢見るような選手だね。クレイグ・ベラミーを見ているとマイケル・オーウェンを思い出すよ。ルックアップした時の彼の走りは本当にインテリジェントだ。ミッドフィルダーとアタッカーがお互いに理解しあえば、そこから生まれるあらゆるチャンスはゴールに繋がるだろう。他のチームにとって運が悪いことに、一つか二つはもうやってくるだろうね。
新しい選手たちはリバプールにやって来て本当に幸運だ。選手仲間とスタッフは皆すばらしく、彼らをしっかりと助けている。僕は彼らを助ける特別な責任がある。ディルクとは何回か雑談したよ・・・彼の英語は正確で、皆に本当に良く溶け込んでいるよ。彼はいつもにこにこしているんだよね。彼は、僕たちにとって重要な選手になりつつある。
ディルクはオールラウンダーでもある。彼を見ていると、マーク・ヒューズを思い出すよ。本当に強くて、前線でボールを保持するのがうまい。たくさんゴールを決めるのと同じくらい、たくさんのアシストをするだろう。彼はターゲットマンだけでなく、相手の背後に走りこむことの出来るNo1ストライカーとしても使える。彼は速さを持ち、強く、フィニッシュを決められ、他の選手をアシストすることもできる。ほとんどのフォワードは一つの強みを持っているけど、彼は全ての要素を持ち合わせているようだね。
ラファ、ウリエ、キーガン、エリクソンについてラファは多分、背中を叩いて誉めてくれるような監督ではないね。他の3人は、肩に腕を回してくるような人たちだ。ジェラールが僕の監督だった時は、僕はそういうことを必要としていた時期だった。僕はチームの中で、スーパースターの一団に囲まれた若手だった。簡単に埋もれてしまうような存在だよ。自分を信じてくれてチャンスを与え続けてくれるような監督が、若手の時には必要なんだ。
ラファは、もっとプレーを向上させろと常に僕に言い続けている完璧主義者なんだ。彼はいい時に来てくれたよ。彼がこのクラブに来たときに僕は順調にやっていたけど、彼は僕のプレーを次のレベルに引き上げてくれた。彼は毎日、いいことだけじゃなく悪いことも同じくらい僕に対して言い続けているからね。監督にとって、選手の肩に腕を回して、良くやった、君はすばらしい、と言うのは簡単だろう。でも時には、悪いプレーをしている時には「もっと努力しろ」と言ってくれる誰かが必要なんだ。
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