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FIELDS OF ANFIELD ROAD

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トーレスのオフィシャルサイトに、彼とレイナが雑談した記事が掲載されています。スペイン語の方のサイトだけなんですが、スペインのファンが英語に訳してくれましたので、それをさらに日本語訳してみました。
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Pepe Reina:フェルナンド、僕たちはU-21の代表で初めて会ったんだよね?

Fernando Torres:そうだね、ペペ、何でU-18の時はいなかったんだろう・・・彼らは君を選ばなかったのかな(笑)。

Reina:違うね、単に、君がU-18にいた時には僕はもうU-21だったってことさ(笑)。
Torres:僕は何年か後で入ったんだよね・・・

Reina:僕はAranzubia、Yeste、Colsa、Orbaiz、Coiraと一緒にやっていた・・・4年間いて、最後の2年間が君と一緒だった。でもあの時は君はもうアトレティコでデビューしていて、彼らは君の話を随分していたよ。君の才能は発揮されていて、僕たちは君が成功して行くのを見ていた。今君がやっているようなことを。

Torres:君がもう代表の中で、キャプテンをしていたのを僕は覚えているよ。僕は新入りで、君のようなベテラン選手が何人もいてその中心は君だった。

Reina:代表では僕は君とはあまり良く知り合わなかった。僕が君のことを知るようになったのは、リバプールに来てからだ。君はシャイで、誰かを煩わせたくないからって遠慮なく話すこともしなかったね・・・(笑)。しかし僕は君と知り合って、全くそんな感じじゃないことに気づいたよ。チームメートと一緒の時は何でも話すし、よそよそしくもない。

Torres:結局、代表よりもクラブの方が絆は強いよね。代表の練習に加わる時はどうしても、以前から知り合いの人間や同じクラブの人間と一緒にいるようになるからね。その上、彼らと過ごす時間はそう長くない。その一方で、クラブの環境では、全員と本当に良く知り合うことはできないとしても、お互いのことをもっと知り合える。

Reina:今は大勢の選手がいろんな場所でプレーしているから、誰かと本当に親しくなるのは難しいね。

Torres:うん、状況が一致しないとね。もしも僕と君がスペインで同じチームで、周りに親しい人間が他にいたら、僕たちはこんなに友情を深めてはいなかっただろう。ここで僕は新しい国にやってきて、同国の人たちの助けが必要だった。とにかく、理解しあえれば何もかもが深まる。

Reina:他国に住む二人のスペイン人が、お互い50メートルしか離れていない場所に住んでいるのはラッキーだね・・・モリエンテスがいたのも僕にはラッキーだったし、バルセロナではアベラルドが僕を助けてくれた。彼は何もかもをはるかにやりやすくしてくれたよ。安心することで物事はやりやすくなる。だから、僕は新しく誰かが来た時は、同じ助けをして力になろうと思う。君みたいに、何もかもがやりやすくなるんだ。

Torres:ありがとうぺぺ(笑)。新しい場所に来た時には、いろいろと学ばなくてはならないからね。その上、違う国、違う通貨、違う気候、快適な家を探すとか・・・何でも君に頼れるとわかっているよ。そして、それはフィールドの上で目に見えて違いが出る。他のいろんなことに気持ちを散らされることなく、フットボールのことだけを考えられる、それはありがたいよ。ここではものすごく大きな期待がある。人は僕たちに毎週勝利を要求し、家を探すとか引越しなんかで時間を無駄にはできない。

Reina:でも君は本当に早く順応してるよ。助けを受けたがらない人たちもいる。どちらの側も努力しないと、順応するのは不可能だ。君だから何もかもが簡単に行っているんだ。

Torres:僕はいつも、何かを受け取りたければ、与えなくてはならないと思っているよ。新しく移籍して、学んでアドバイスを受けたいと強く思っているなら、自分がどんな立場にいるかはわかる。リバプールのロッカールームでは、僕たち全員が同じ事を望んでいる。貢献し、自分たちの目的を達するための力になりたいと皆が思っている。プロフェッショナルの環境だ。

Reina:僕たち二人とも同じことが好きだというのも、助けになっているね。

Torres:うん、二人とも、家にいて試合や映画やTV番組を見て時間を過ごすのが好きだよね・・・

Reina:映画の趣味は違うけどね。君は、事実に基づいているとか実話じゃない話は好きじゃない。

Torres:うん、そうだね。僕は、実際に起こりそうな現実的な話の映画しか好きじゃないんだ。同じようなことはTVゲームの君にもあるよね。ゴルフやテニスみたいなのはスクリーンでやるよりも実際にする方がいいから、君は好きじゃないね。カーレースのゲームが好きだけど、他はあんまりだ。アルテタが時々遊びに来るけど、彼は本当にうまいね。

Reina:オーケー、現実的なことだけね・・・「彼はキーパーからキャリアをスタートさせた」って感じの実話(笑)?

Torres:何か間違ってる(笑)?

Reina:いや、その通りだよ。僕はいつもキーパーだった。子供は普通、ボールを蹴ったり走ったりゴールするのが好きだ。しかしそれから自分の能力に応じてディフェンスに変わって行くもので、僕も結局そうなった。加えて、僕にはその遺伝子がある。避けられないことだったよ。

Torres:僕は兄さんのようにキーパーになりたくて、結局ストライカーになった。でも僕はすばらしいキーパーになっていただろうね。

Reina:おい本当か?よし、君をテストしてやろう。もしフィールドで誰が一人を選ばなくてはならない場合に、どの選手がベストか僕は知ってなくてはならないからね。シャビ・アロンソとリーセはすばらしいキーパーだ。望むなら僕たちがテストしてやるよ・・・

Torres:首を長くしてテストを待つよ。

Reina:君がストライカーであるのと同じくらい良いキーパーだったらね・・・一番楽観的な人間でさえ、君がもう30ゴールを決めているとは思わなかっただろう。母国を離れて、プレミアリーグのようなリーグに来ての初シーズンで30ゴールを揺らすというのは難しいことだ。期待に応える以上の働きだよ。

Torres:僕はここに、成功したいという世界中の願望全部を持ってやって来た。僕にとって挑戦だったし、期待があることもわかっていたよ。幸運にも最初からすべてがうまくいって、チームメートが僕をとても助けてくれた。僕は借りを感じているよ。それをトレーニングや試合の中で見せなくてはね。

Reina:期待されているものはそれなんだ。献身。ここでは、サポーターは結果よりもそれを大事にする。求められる唯一のものは、シャツを守るためなら皮膚を脱げ、だ。そしてそれに結果がついてくれば、なおさらいい。しかしもしも結果がネガティブなら、彼らが90分に"You'll never walk alone"を歌っている姿を見ることになるだろう。

Torres:ああいうサポーターはチームに活気を吹き込むね。赤いシャツを着た11人の選手たち、そしてその名前は問題じゃない。その後で、活躍した選手たちがいれば彼らはその名前を叫ぶ、でもリバプールはリバプールなんだ。彼らはチームをサポートし、たとえ物事が悪く進んでいても、誰がプレーしていようと彼らは死ぬまでチームとともにある。スペインとは違っているね。リバプールのサポーターたちは本当に価値ある存在だ。彼らが求めるものはただひとつ、全力を捧げろ、だからね。それは選手の中に刻み込まれる。

Reina:それはフットボールを理解するためのひとつの方法だ。僕たちはどちらのやり方も尊重するけど、もし僕がひとつ選べるとしたらこっちを選ぶよ。

Torres:フィールドの外での接され方も違うよね。 気兼ねなく外出して夕食やショッピングに行けるし、人は僕たちに押し寄せたりしない。

Reina:一度レストランに食事に行って、一人の女の子が僕たちに気がついたけど何も言って来なかったことがあったね。覚えてるかい?僕たちが1時間半後に店を出たとき、その子は通りに立って、凍えて、シャツにサインしてもらうために僕たちを待っていた。彼らは本当に礼儀正しいよ。

Torres:プライベートな生活を過ごす時間が持てるということは、フィールドの上に影響するね。リラックスして、不安がない。人が何か頼んで来ることはあるけど、礼儀正しくなんだ。彼らは、尊重すべき場所や時をわかっている。邪魔をしたりはしない。これはお金に換えられないものだね。

Reina:外出すると言えば、僕たちはボーリングしに行くことになってたね・・・

Torres:そうだよ!でも怠け者だから、結局外出しないんだよね。誰が訪ねて来た時は外出しようかとはなるけど、結局はいつも家にいる。そしてバーベキューをするんだ。

Reina:うん、気温6度の中で庭でバーベキューをね。あんなのは今まで見たことがなかったよ。

Torres:ある日、日が射して来たので僕たちはバーベキューをすることにしたんだ。それは雪の中で終わったよ。僕たちは、雪の中でグリルしている写真を持っているよ。

Reina:天気は変わりやすいね。

Torres:でも、天気が悪くなると僕たちはボードゲームを取り出す。

Reina:うん、男女に別れたバトルをする。僕たちは彼女たちよりもごまかしをする。そう、僕たちの方が見え見えなんだ(笑)。

Torres:うん(笑)。僕たちが結束してね。すごく負けず嫌いで、やれる時はごまかしに頼るんだよ。すごいバトルを続けているよ。

Reina:どんな状況であろうと、家だろうとフィールドの上だろうと、君は取れるポイントは全部取ろうとするね。それに成功しているよ。

Torres:口だけで終らないように、控えようとしているんだけどね。僕は香港での話を思い出すよ。初めてここに着いた時は、自分が英語が何もわからないってことに気がつくんだけど、一度何週間か勉強を続けたら、もうわかったって気になるんだ。で、僕たちが香港に到着した時は死にそうに疲れていて、トレーナーがホテルのキッチンで、僕たちにその日の予定について話した・・・

Reina:君は何ひとつ理解してなかったね!僕が聞いたら君は、彼らが荷物をなくしたから、今日はトレーニングはなしだと言っていると言ってたね・・・全然合ってなかったよ!

Torres:うん、そうだと思ったんだよ。僕はそう聞いたと思ったんだけど、本当は、まず始めにトレーニングがあって、それから睡眠をとるってことだった。その後に食事をして、それから荷物を受け取る。まあ、普通のことだよね。君が助けてくれて良かったよ。そうじゃなかったら僕は寝に行ってただろうね。

Reina:君は良く適応したよ・・・映画の好みについては疑問だけどね(笑)・・・映画やドラマを一緒に見られたらいいんだけど・・・それだけは君はやるつもりはないらしいね。でもまあ、色の数だけ好みはあるよ。しかし君は、心底から信頼した人間には心を開き、全てを渡す奴だ。生真面目で冷たく見えるかもしれないけど、本当はその正反対の、おかしくて愛情深い奴だよ。

Torres:ええと、君はペテン師だけど、それは君の最悪の部分ではなくて、最悪なのはそれがばればれって所だね(笑)!物事を率直に表に出すということに関しては、君は僕とは違っている。君が自分自身をさらけ出すやり方は、僕にはないものだ。この前の、チャンピオンズリーグの試合でアデバイヨルが同点にした時、君がシュクルテルを引っ張り上げて激励していたのが見えたよ。僕はフィールドの真ん中で凍りついていた。ああいうことは内面から出てくるものだ。そういう人間は大勢はいないよ。

Reina:それに関しては僕たちは違っているけど、考え方や個人的な価値感にについてはものすごく似ている。だから気持ちが通じ合うんだ。僕は常にポジティブなって、良いムード、良い雰囲気を作ろうとしている。それは僕の父が僕に教えてくれたものだ。フットボールでは時にそういうものが残されて行くからね。良い時、ずっと残る良い話。それに加えて、君はここでとても快適に過ごしている。天気だけを除いてね。

Torres:僕は天気は恋しくないよ。多分唯一恋しいのは、友人や家族のことじゃないかな。彼らは訪ねて来てくれるし、距離はそう遠くないとしてもね。飛行機で2時間なんだけど。

Reina:その通りだ。チャンピオンズリーグのような大舞台の夜、アンフィールドでアーセナルと戦った夜のような日は、家で一緒に祝える人間がもっと大勢いて欲しい。

Torres:チャンピオンズリーグで優勝したら、僕たちは望むだけ祝える時間があるだろうね。

Reina:準決勝がどうなるか見てみよう。僕はもう決勝でプレーし、そこで敗戦した。その後は2位になったチームなんか誰も覚えてはいないけど、僕の父は、決勝でプレーできなくては敗戦もないんだと言ってくれたよ。チャンピオンズリーグ決勝なんだ!チェルシーを破ってさらに勝ち進めば、それはすばらしい偉業になるだろう。ここの誰もが言うように、感動的だよ。

Torres:去年僕はイスタンブール(※アテネの間違い?)の決勝を見て、他のみんなと同じようにつらい思いをした。その翌年に自分がここに来てプレーしているなんて思いもしなかった。今はチャンピオンズリーグの全ての試合を、決勝のように楽しんでいるよ。

Reina:知ってるよ、君はチャンピオンズリーグのアンセムを聞いている時はほとんど踊り出しそうだからね。僕たちがカルデロンで優勝した、インタートトのことは君はまだ針のように感じているね。

Torres:僕たちは1戦目をビジャレアルで2-0で敗戦して、君たちはカルデロンでPK戦で優勝した。

Reina:君をきつい目にあわせた場所だ。2戦目は僕たちがマドリーで2-0で敗戦し、君はすばらしい試合をしてPKを獲得した。君は倒れて、僕は君を助けてやるためにレフェリーにプレッシャーをかけた。そうでなかったら君はPKを取れなかったよ(笑)。

Torres:君は全くペテン師だよ(笑)。

Reina:僕たちの友人のホルヘ・ラレナがそのPKを蹴って、僕が止めた。最後には僕たちがPK戦を制したね。

Torres:最後のPK戦でも僕が蹴らなかったのを覚えているよ。僕は5人目のキッカーだったからね。面白いのは、ビジャレアルの5人目のキッカーが君だったってことだよ!

Reina:あの日の僕たちはラッキーだったね。

Torres:その通り、他の試合では僕は何度かゴールを決めて君を破っていた。僕はバルセロナとビジャレアルが得意だった。

Reina:過ぎてしまったことさ。肝心なのは、今僕たちが一緒にリバプールにいて、まだチャンピオンズリーグに勝ち残っているということだ。リバプールはここ3年で2度決勝進出を果たしている。これは、僕たちが満足して誇るべき業績だ。

Torres:それは大きな価値のあることだね。今僕たちは、モスクワへ到達して優勝を狙うチャンスを得ている。リバプールの6度目のカップを掲げることができたら、きっと信じられないくらいだろう。

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トーレスがここまで1年目に活躍できた理由は、どうやらペペにありそうです。彼は明るい性格で面倒見も良さそうですから、こういう同国の選手が近くに住んでいるということは、新しく入って来た選手にとって心強いでしょう。
トーレスは確かキーパーをやって前歯を折っているはずなんですが、それでもテストをして欲しいのか(笑)。ペペの渾身のキックを至近距離からまともに受けたら、並みの人間なら吹っ飛びそうですが。
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無題

 いつも面白い情報&訳ありがとうございます。こういうのを読むとますますリヴァプールが好きになります。香港でのトーレスの話が一番きました。
 シーズンもクライマックスをむかえつつあります。チェルシー戦も頼みますよ~

無題

これですね~、微妙な具合のTシャツというのはw。

爽やかな色だけど着こなし難しそうなブルーに梅の木?模様。う~~ん。。チャレンジャーだなぁ(笑)
でも上のトーレス談とあわせて考えるとなかなか楽しいキャラで良いんじゃないでしょか??このチャレンジャー精神でCLチェルシー戦も頑張って欲しいですね!

無題

フニクラさん、お久しぶりです。
いきなり私事ですが最近引越をしまして、諸事情が重なりここ3週間ネットにつなげない状態に陥っていまして、今日ようやく復帰しました(涙)
この3週間の間に重要な試合があったしフニクラさんのとこに来られないのがスゴクスゴク辛かったです(涙)
今日見ていなかった3週間分一気に読ませていただいて、いまとても満たされた気分です(笑)明日はいよいよチェルシー戦ですねえ!昨年の準決勝の感動を昨日の事の様に覚えていますが、今年はそれをさらに上回る感動を得たいですね!




無題

>SSSさん
ありがとうございます!ますますリヴァプールが好きになる、そう言っていただけるのが一番嬉しいです^^。今日はトーレスのゴールを見せて欲しいですね。KOPサイドにも反対サイドにもズバッと!

>mickyさん
そうです、何でこういうTシャツを選ぶんでしょうか、おっしゃる通りプレーも服装センスもアグレッシブですね(笑)。この人は知れば知るほどいろんな意味でおもしろいです。このキャラクターを失わず、世界的な大ストライカーに成長して欲しいと切に思います。

>toshiさん
こんにちは!引越しされていたんですか、ご苦労さまでした。そして暖かい言葉ありがとうございます。
3週間分まとめて読んだら、いや~なニュースもあったんじゃないですか?申し訳ないです(汗)。昨シーズンのチェルシー戦は、あのカイトの最後のPKを昨日のことのように思い出しますが、あれから1年経つんですねえ・・・(遠い目)。今年はPK戦までもつれ込まず、きっちり180分で勝ち抜いてくれることを期待します!だって心臓に悪すぎる・・・。
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