リヨン 1-1 リバプール

手の中にあった勝利が、あとほんのわずかというところでこぼれて行きました。しかし、良くやったと言いたい。これだけ負傷者が出ている中で、選手たちはやれる力を尽くしたと思います。そしてそれでも勝てなかった、それは運も味方してくれませんでしたが、その運を跳ね返して敵地で勝利をもぎ取るには、今のチームにはわずかに力が足りませんでした。

エコー紙によれば、アッガーは昨日のフランスへの移動の機内では、腰痛のためにほとんど立ったままだったそうです。前日にそれを読んで、これは彼は無理かなと思っていたんですが、スタートから出て来て、しかもそういうコンディションを感じさせない良いプレーを見せてくれました。ルーカスもすばらしかったですね。マスチェラーノは、やっと本来の調子を取り戻したと感じさせる彼らしいプレーでした。インスーアも良く頑張っていましたね。攻めに絡むだけでなく、粘り強い守備も見せてくれました。トーレスも残業して頑張ってくれましたが、グローインは大丈夫だろうか。
バベルのゴールは、まさにスーパーゴール！決めたあとの彼の表情がちょっと泣きそうに見えたのは、それだけ精神的にきつい中で頑張っていたんでしょう。あのゴールが、彼の大きな糧になって欲しいと思います。その後のあっちを向いたフリーキックのことは忘れます（笑）。

試合はおおむねレッズのペースでした。前半には決まっておかしくないビッグチャンスを3度作り、あそこで点を決められなかったのが正直痛かった。リヨンはリスクをかけて攻めに来ることをせず、後半は膠着した展開になりました。そこで交代したバベルが目の覚めるようなゴールを決めて、逃げ切れるかと思ったんですが･･･。失点はCBの二人のミスです。しかしこの大一番で今まで一度も組んだことのない二人に託すしかなかった、それは今の状況では仕方のないことでした。あの場面はバベルが競り合いに負けてボールがこぼれた時点で4対4になり、もちろんそこでDFは勝たなくてはならないんですが、あそこにバベルではなくベナユンがいたらどうだっただろう、と思ってしまいました。しかしそのバベルがゴールを決めているわけで、チームのバランスというのは難しいですね。

これでグループ突破は非常～～～に厳しくなりました。万一リヨンが次節フィオレンティーナに勝つか引き分けてくれたら、その時は早いクリスマスプレゼントを貰った気分で喜びます。しかしリヨンが既に突破を決めた今、その可能性は限りなく低いでしょう。とにかく選手も監督も、この今季初の引き分けを早く乗り越えて、前を向いていてもらいたい。

今季はたった2ヶ月あまりで頂上あり奈落あり。今のところ奈落の方が多いですね。選手を信じる、監督を信じる、クラブを信じるとはよく言いますが、今季は、自分が一番信じているのはレッズのファンたちなのかもしれない、と気づかされています。このきつい結果にも関わらず、レッズを応援する気持ちを抱いてブログを訪れてくださっている皆さん、本当にありがとうございます。シーズンはまだ長い！気合入れて応援して行きましょう！

●SKY SPORTSのレーティング
レイナ：7
キャラ：7　キルギアコス：6　アッガー：6　インスーア：7
ルーカス：6　マスチェラーノ：7
カイト：7　ボロニン：4　ベナユン：6
トーレス：6
（SUB）エンゴグ：6　バベル：7