足の甲の骨折を治療中のルーニーは、木曜日にMRI検査を受ける予定。イングランドのチームドクターは「完璧な回復具合」とコメントしていましたが、エリクソン監督はより慎重な態度を取っています。
(BBCより)---------------------------------------------------------------
●エリクソン監督
「ルーニーは木曜にスキャンを受ける予定です。うまく行けばそれで、彼が間に合うかどうかが大体わかるかもしれません。
彼が非常に頑張っていることを私は知っています。我々は、彼と医師団と連絡を取り合っています。本当に良くやっていますよ。
これまでの所は万事順調ですが、木曜日まで待ちますよ。今日のところは誰にもわからないと思います。私はいつも、頭で考えるよりも気持ちで、彼はワールドカップでプレーできると言ってきました。
皆さんは木曜日に行われるベラルーシとの国際Bマッチで、ウォルコットを見ることになるでしょう。おそらくスタメンではないでしょうが、彼を見られますよ。
彼は秘密の存在でしたが、これで彼がすばらしい才能の持ち主であることがわかるでしょう。彼は非常に速く、いいタッチでボールを扱い、この間のトレーニングセッションでいくつかゴールを決めています。
オーウェンは飢えており、準備は整い、先週のトレーニングのスタートから火がついていました。
先週の4回のトレーニングセッションは非常に良いものでした。選手たちは良く頑張り、動きはシャープでした。4年前を思い起こすと、先週のようなことはありませんでした・・・今回の方がはるかに状態はいいですね。
我々はポルトガル合宿で選手たちをテストし、結果は非常に、非常にポジティブです。4年前の日本、2年前のポルトガルに比べてはるかにいい出来ですよ。」
●ボビー・チャールトン(マンチェスター・ユナイテッドクラブ役員)
「ルーニーの治療はうまく行っており、彼はワールドカップのどこかでプレーできるかも知れない。しかし、間違って彼がフィットする前にプレーさせるようなことがあれば、それは確実に悲惨な結果を招くだろう。イングランドにとってよりも、ユナイテッドにとって悲惨なことになる。
我々は慎重の上に慎重を重ね、彼が完全にフィットしない限り、プレーさせるようなことはしない。間違いなく。」
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イングランド代表チーム側はルーニーをできるだけプレーさせたいようですが、ユナイテッド側はそれをけん制しています。まだ若い選手ですから、第一にルーニー自身のことを考えて決断をして欲しいですね。彼はもちろんワールドカップでのプレーを望んでいるでしょうが。
イングランド代表では、ヤングに続き、予備メンバーのレオ・コッカーがもともと痛めていた背中の故障によって代表を離脱。代わりにフィリップ・ネビルが招集されています。
どの選手も長いシーズンの疲れが蓄積している時期、コンディショニングは難しいでしょう。その意味では、ウォルコットやオーウェンは最もフレッシュな選手かもしれません。
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