公式HPより、名前にちなんだインタビューシリーズ第5弾、今回はアンドリー・ボロニン編です。
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A ACE(エース)
アンナ・クルニコワとマリア・シャラポワではどちらが好きですか?もちろんマリア・シャラポワだ。俺はテニスの大ファンってわけじゃないけど、ウィンブルドンや全豪、全米オープンのような大きな大会は見ているよ。シャラポワは間違いなく、アンナ・クルニコワよりもずっといい選手だ!
N NEXT WORLD CUP(次のワールド・カップ)
2010年の予選で、ウクライナはイングランド、クロアチアと同グループになりましたね。難しい仕事では?
すごくきつい戦いになるだろう。そのチームどちらも本当に良いし、俺たちのグループには他にもベラルーシ、カザフスタン、アンドラがいる。イングランドのことは誰もが知っているし、彼らはファビオ・カペッロの新政権の元で何かを証明しようとしているだろう。一方でクロアチアは本当にタレント揃いで、EURO2008のグループを勝ち上がることでそれを証明した。しかし、俺たちは予選通過を果たすために全力を尽くすつもりだ。この前はフランス、イタリア、スコットランドと同じグループを戦って、俺たちはこういう状況に慣れている。ああいうすばらしいチームと対戦するのはすごく楽しいし、ウェンブリーでプレーするのも特別な舞台になるはずだ。
D DRESS SENSE(服のセンス)
あなたの服のセンスは、ここの他の仲間たちとは少々違っているようですね?(笑)そんなことは今まで考えてみたこともなかったよ。東ヨーロッパから来た人間っていうのは、ちょっと違っているのかもしれないな・・・でも皆が同じ格好をしていてもつまらないだろうしね。ここにいる奴らが皆自分たちのスタイルってものを持っているのは間違いないし、俺が特別目立っているとも思わないよ。俺はデニムを着るのがすごく好きなんだ。昔は、ウクライナでデニムを手に入れるのはすごく難しかったんだよ。
R ROCK AND ROLL(ロックンロール)
あなたの理想のコンサートは何でしょうか?残念ながら、俺はあんまりライブに行ってないんだよな。しかしもしもいつの時代のものでも行けるとしたら、間違いなく、ザ・キング、エルビス・プレスリーのコンサートにするよ。彼のライブパフォーマンスをものすごく見てみたい。俺は彼の大ファンなんだ。両親がいつも彼の音楽をほとんど毎日聞いていて、俺も子供の頃からそれにはまったよ。彼らは俺をとても上手く教育したと思うね。
I INJURIES(怪我)
今までで最悪の怪我は何でしょうか?1998年、ボルシア・メンヘングラッドバッハに在籍していた時に十字靭帯をやったんだよ。今からもう10年近く前のことだが、今思い出しても痛いね。俺はほとんど5ヶ月プレーできなかった。それ以外ではほとんどの選手が時々やるような、打撲や軽い肉離れは経験した。しかしあの十字靭帯が明らかに最悪だったよ。
Y YOUR AMBITIONS (あなたの野望)
フットボーラーになりたいといつも思っていたんですか?うん、もちろんだ。子供の頃から俺の血にそれが流れていたと思うし、他の仕事をすることなんか全く想像も出来ないね。俺がまだ赤ん坊の頃から、父は俺にフットボールのやり方を見せていて、それからずっと何か他のことをやるなんて考えもしなかった。そして、15歳の時に俺はその夢を追いかけるためにドイツに渡ったんだ。俺の両親は、俺が夢を叶えられると信じて疑わなかったし、いつも頑張れと励ましてくれたよ。ああいう年齢でウクライナを離れるというのはすごく大きな一歩で、俺は家族がそれを強く勧めてくれたことに本当に感謝している。そういうリスクを犯していなかったら、今どうなっていたかは誰にもわからない。ありがたいことに本当に上手く行って、俺は今、ここリバプールにいる。
V VOLUME OF THE CROWD(観衆の音量)
あなたが今までプレーした中で、一番声の大きなスタジアムはどこですか?大勢の選手たちがこう言うのはわかっているけど、それはアンフィールド以外にない。ヨーロッパ戦の夜は特にだ。俺はウクライナの代表チームで86,000人の観衆の前でプレーしたし、もちろん歓声はすごかったよ。ドイツワールドカップの試合全ての雰囲気が、本当に良かった。しかしKOPと比べられるものは他のどこにもないと思うよ。リバプールのファンは、俺が今までこの競技で見てきた中で最も騒がしく、最も活動的だ。彼らはあのすばらしい歌、フラッグとバナーで、舞台をあれだけものすごく盛り上げてくれる。
O OLYMPICS(オリンピック)
どの競技に参加してみたいですか?俺はいつだろうとオリンピックには注目しているんだよ。ウクライナとロシアの選手たちの戦いぶりを特にね。で、俺が夏季の大会に出るとしたら、テニスを選ぶだろうと思う。テニスをプレーすることにはすごく興味があるんだ。マリア・シャラポワが入っているならなおさらだよ。そして冬季の大会に出るなら、多分スキーを選ぶだろうな。俺は本当に下手なんだけどね。
R RATPACK(ラットパック)
LFCラットパックを結成するとして、あなたの4人のチームメートを選んでください。(※50年代から60年代初めにかけて、フランク・シナトラが結成した5人のいわゆる「シナトラ軍団」。ハリウッドやラスベガスで公演をしていたそうです。)
(随分説明を聞いてから)それは間違いなく楽しいグループだろうな。俺は出しゃばれないよ、すごくシャイなんだ。クラウチーがおそらく一番面白い人間だろうから、彼がリストの最初に名前が入るだろう。ジャーメイン・ペナントもかなりクレイジーだから、彼を入れるよ。その後が難しいな。ハリー・キューウェルと、それからペペ・レイナで行こう。この選出はもちろん、音楽の才能には関係していないよ。
O OLD TEAM(昔のチーム)
今シーズンのバイヤー・レバークーゼンの調子を見守っていますか?俺は、自分のかつての所属チームは全部、いつも戦いぶりを追いかけて行こうとしているんだ。レバークーゼンは、ブンデスリーガの前半はとても良くやっていた。現時点では、リーグを堅調に終えられれば、彼らにはチャンピオンズリーグ出場権を得る本当に大きなチャンスがあるようだね。彼ら、ハンブルガー、シャルケ、カールスルーエ、ハノーファーがその位置を競い合っている。俺はあそこにいる間本当に楽しかったし、いまもクラブには大勢の友人がいるよ。彼らとはしょっちゅう話をしていて、彼らは俺がいなくなって寂しいと言っている。とは言っても、成績から判断すれば俺にはかなり疑わしいけどね。
N NEW ARRIVAL(新しく加わる)
最近男の子が生まれましたね。眠れない夜が増えたんじゃないですか? もちろん子供が出来るっていうのは生活が大きく変わるけど、良いことだよ。俺の妻の方がもっと、アンドリー・ジュニアの面倒を見ているんだ。彼女は、俺が午前中の練習のために早い時間に起きなくてはならないことをわかっているからね。その意味では俺はラッキーだよ。今は彼はまだほんの小さいんだけど、俺は彼が最後にはフットボーラーになってくれることを願っているんだ。
I ICY CONDITIONS (冷たい気候)
ウクライナでは真冬はどれくらい寒いんですか??今年の最低気温は-13度だったと思う。シベリアは最近-55度だったよ。そういう気候では、もちろん生活は難しくなる。本当に外にも出られないからね。フットボールに関しては、シーズン半ばで完全に中断が入り、普通は3月までに再開される。俺は寒いのが好きな人間じゃないから、リバプールでさえ俺にとっては時々気温が低く感じるよ。だからもちろん、それは俺が故郷を寂しく思わないことの一つだね。
N NETBUSTER(ネットに叩き込む)
トゥールーズ戦でのゴールは、あなたがこれまでに決めたベストゴールでしたか?チャンピオンズリーグ予選でのあの一発はもちろん、俺のリバプールでのこれまででペストゴールだよ。しかしキャリア全体では、昨シーズンの4月にアリアンツ・アレーナで決めたバイエルン・ミュンヘン戦のやつの方が良かったと思う。本当に角度のないところから左足ボレーで打ったシュートで、オリバー・カーンを越してクロスバーとポストに当たってから入ったんだ。残念ながらその試合は2-1で負けたけどね。
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服のセンスで突っ込まれたりヘアスタイルで突っ込まれたり、いいキャラだ(笑)。トゥールーズ戦のゴールは、クラウチの落としたバックヘッドをペナルティエリア外からずどーんと決めた一発でした。二人のコンビネーションはすごく合っていたので、早く怪我から復帰して、またシーズン序盤のような良いパフォーマンスを見せて欲しいですね!
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