アロンソ:あれはまた違う試合だったから、僕はそうは思わないよ。今度はチャンピオンズリーグの準々決勝のセカンドレグで、どちらのクラブにとってもとても重要な試合になる。でも上手く行けば、僕たちは勝ち進めるだろう。
記者:今シーズンに関して言えば、これは大一番ですね?
アロンソ:とても重要な一戦だ。この段階での僕たちにとって、最も重要な試合だよ。優勝杯を獲得する最大のチャンスだから、僕たちはこの試合に向けて完全に集中しなくてはならないね。
記者:あなたは、チャンピオンズリーグがリバプールのベストを引き出すと思いますか?そしてそうならばその理由は何でしょうか?
アロンソ:僕たちがこの大会に完全に自信を持っている、それだと思う。過去数年間、僕たちはかなりの成功を納めて来たし、上手く行けば今年も同じことができて、僕たちは再び最後まで行けるだろう。
記者:あなたたちが、この大会でこれだけ上手く行っている理由は何でしょうか?
アロンソ:完全にはわからないよ。おそらく、プレミアシップでは僕たちはもっと安定性が必要なんだろうけど、チャンピオンズリーグでは自分たちがどこであろうと倒せるとわかっている。僕たちは以前にもビッグクラブを倒して来た。そして明日、僕たちはアーセナルというビッグクラブと再び対戦する。
記者:今は、チャンピオンズリーグの他のクラブはリバプールを恐れていると思いますか?
アロンソ:僕たちが他のチームをリスペクトしているのと同じように、彼らも僕たちをリスペクトしていると確信しているよ。彼らは僕たちが対戦するのに難しいチームであることをわかっていて、僕たちはそれを過去数年間に渡って証明し、今シーズンも同じ事をやっている。
記者:あなた自身にとっては、今シーズンは思ってただけの時間をプレーできていないのでは?
アロンソ:僕たちはこういう状況には経験があるし、明日は僕たちにとって大一番になるけど、その準備はできているよ。
記者:この2チームは、今までの2試合でお互いについて何か学んだでしょうか?
アロンソ:僕たちはお互いのことをかなり良く知っていると思うよ。もちろん、6日間に同じチームと3度対戦するというのは、なかなかあることじゃない。しかし今度はホームでの試合だし、僕たちはこの試合にどう準備するか、一つの考えを持っている。
記者:アーセナルと対戦するのはもう飽きたんじゃないですか?
アロンソ:いや、彼らと対戦することに飽きてはいないよ。もちろん僕は土曜には休んだしね。何にせよそういうわけで、僕は明日の試合に向けてバッテリーを再充電したよ。
記者:アーセナルは、リバプールほどフレッシュではないかも知れないと感じていますか?
アロンソ:僕にはわからないけど、こういう重要な大一番ではどこか別のところからモチベーションが湧いて来て、良いパフォーマンスをして速いテンポでプレーするのに十分な力を感じられたりするからね。
記者:週末のレポートではファブレガスが疲れているかもしれないという報道がありましたが、あなたはどう感じますか?
アロンソ:おそらく土曜の試合後は彼は疲れていると言えるだろうけど、それから休んで、明日のプレーには準備ができているかも知
しれないね。
記者:明日の夜の雰囲気については、何を期待していますか?
アロンソ:僕たちはアインフィールドでのヨーロッパ戦の夜がどれほど特別なものか知っているよ。だからすばらしい雰囲気を期待している。僕たちは、サポーターが僕たちと同じようにこの試合に準備していて、彼らが僕たちの後ろにしっかりついていてくれるだろうということをわかっている。
●ラファ・ベニテス
記者:シーズンのこれまでの経過とチームの調子を考えると、今シーズンのこの時点であなたがそうありたいと思っていた、全てをちょうど良い時機に合わせられたと感じていますか?
ラファ:多少なりともそうですね。私たちはここ数試合良いプレーができていると思いますし、連勝も重ねて来ました。チームのパフォーマンスは良好ですから、多少なりとも、これはシーズンのこの段階に私たちが目指していたものです。
記者:あなたは、今はリバプールが勝ち上がり有力だと感じていますか?
ラファ:そういうことはないですね。私たちは彼らの能力と、彼らの擁するトップクラスの選手たちのことを知っていますから、両チームにとってタフな試合になるだろうということはわかっています。
記者:これまでの2試合、1-1で終ったガナーズとの2戦とはまた違う試合になると予想していますか?
ラファ:ええ、そう思います。それは二つの理由からです。第一に、私たちはアンフィールドで戦う、これは非常に大きな違いです。もう一つは、彼らには勝利が必要で、私たちも勝利したい、ですから攻撃的な試合になるだろうということです。
記者:フェルナンド・トーレスがいて、あなたには目覚しい活躍をする人間がいるとお感じですか?
ラファ:私たちには、ピッチ上に好調な選手たちが何人かいます。フェルナンドのことだけを話したくはありません。ジェラードやバベル、クラウチもいますからね。私たちには何人か好調の選手がおり、たった一人の選手のことを話すのは公平ではありませんよ。
記者:個人的なレベル、そしてあなたの監督キャリアという観点から、この試合の重要度はどれくらいでしょうか?
ラファ:これはクラブにとって重要な一戦だと思います。私にとっては、まずやるべきことはこの大会をどう勝ち進むか考えることです。私たちは、シーズン全体を通して本当に懸命な努力を続けて来ました。私一人だけではなく、クラブ全体にとって重要な一戦です。
記者:アーセナルは、プレミアリーグのタイトルレースの方に気持ちを奪われているかもしれないとはお感じですか?
ラファ:前回の試合後、私たちは彼らのタイトルの可能性が消えたかもしれないということを話題にしていました。しかしユナイテッドも引き分けに終ったことで再び彼らはチャンスを得、それは彼らにとって非常に重要なことでしょう。しかし、私は彼らが今リーグのことを考えているとは思いませんよ。彼らはチャンピオンズリーグのことだけを考えているでしょう。
記者:ユナイテッドはディフェンスに何人か故障者を出しています。アーセナルは、週末のオールド・トラフォードで彼らが勝利すれば復活のチャンスがあると感じているだろうと、あなたは思いますか?
ラファ:彼らが今、タイトルレースに復帰したのは間違いありません。二つのチームに先行されていますから難しいでしょうが、彼らにはまだチャンスがあります。しかしチャンピオンズリーグは巨大な大会で、彼らは明日のこの試合のことを考えていると思いますし、週末になれば再びプレミアリーグのことを考えるでしょう。
記者:あなたは週末に8人の選手を変えましたが、チームはよりフレッシュになっていると思いますか?
ラファ:私たちは好調で、何人かの選手たちは良いプレーを続けていると思います。私たちには十分にフレッシュな足があるだろうと思います。しかしシャビが言ったように、時には情熱と試合の重要さが、フィジカル的なフレッシュさに優ることもあります。
記者:0-0の引き分けは、あなたたちの勝ち上がりには十分ですね・・・。
ラファ:私たちには勝利が必要ですから、0-0の引き分けは望んでいません。得点を取る方がいいですし、勝利する方がいいですね。
記者:勝ちに行く、それが唯一の道ですか?
ラファ:ええ、そう思います。私たちにとっては得点することが重要ですし、私たちは必ず勝利できます。今シーズンの前回の対戦でアーセナルが見せたように、彼らはアウェイで得点できますから、重要なのは勝利することです。
記者:あなたはアンフィールドがアドバンテージになるだろうと言っています・・・前回のリーグ戦の時よりもさらにアドバンテージなるという、その理由は何でしょうか?
ラファ:これは異なる大会ですし、例えばチェルシーと対戦した時の雰囲気は皆さん感じられたでしょう。あれはイングランドのチームとの対戦でしたが、その雰囲気は完全に違っていました。ですから、私はアーセナル戦でも同じだろうと思っています。
記者:週末にはジェラードとトーレスを休ませることができましたね・・・それはまた一つアドバンテージとなるでしょうか?
ラファ:クラウチが土曜は本当に良いプレーをし、ジェラードとトーレスはこれまで良いプレーをして来ましたから、私は嬉しい問題を一つ抱えてしまいましたよ。前線に3つの非常に良いオプションができましたから、私には決断が必要ですね。
記者:それでは、ピーター・クラウチがあなたに選択のジレンマを与えたと感じていますか?
ラファ:はい。彼が良いトレーニングを積んでいたことは知っていましたし、アーセナルを相手に彼はゴールを決められます。ですから、私には決断が必要です。
記者:今シーズンはスタメンが減って、彼はフラストレーションを募らせてはいませんか?
ラファ:いいえ、私は彼は問題ないと思います。彼がもっと試合でプレーしたがっている、それは明らかですが、彼はトーレスが絶好調であることもわかっていますから、私は彼は理解していると思います。しかし彼はプレーしたがっていますし、それは当たり前のことです。
記者:この夏に彼を失うという懸念は持っていますか?
ラファ:いいえ、そういうことはありません。以前に申し上げたように、私たちは彼に契約延長をオファーしており、彼が私たちの元に留まってくれるという自信を持っています。
記者:アンフィールドは、この対戦の行方を決める大きな力になると思いますか?
ラファ:私たちはチェルシー戦でそれが本当に重要であるのを見ることができましたから、私はそう思います。私たちのサポーターはそうしてくれるでしょうし、私は彼らに大きな信頼を持っています。
記者:あなたは通常あれだけ徹底的な準備をしますから、PK戦にも準備をしているのでは?
ラファ:そうでもありません。選手たちと試合自体の方が、PK戦に備えるよりも重要だと考えています。
記者:誰もがトーレスに注目しています。彼がこの試合のキープレーヤーになるだろうとお感じですか?
ラファ:そういうトップクラスのチームのことを話題にする時には、大勢の優秀な選手たちがいると思いますよ。トーレスだけではなくね。
記者:リバプールはセットプレーから多くのゴールを決められていますが、これについての懸念は?
ラファ:私たちはこのことについては話し合っており、解決策についていくつか考えを持っています。
記者:典型的なイングランドの試合になるでしょうか?
ラファ:私たちにとっては、得点することが重要です。アーセナルはアウェイで非常に優れたチームであることを私たちは認識していますので、得点が必要です。
記者:この対戦がPK戦にもつれ込むことを、あなたたちよりもアーセナルの方が心配するだろうと思いますか?
ラファ:レイナがPKに非常に強いことを私たちは知っていますから、私たちは彼に大きな自信を持っています。まあ、そうなる前に試合を終えられた方がいいですね。
記者:準決勝について何かお考えはありますか、チェルシーが勝ち上がると予想していますか?
ラファ:いいえ、今はアーセナルとの戦いです。
記者:プレミアリーグのトップ4は全てチャンピオンズリーグのベスト8に勝ち残りましたが、FAカップには誰もいないのはなぜか、あなたの見解は?
ラファ:FAカップは特別な大会ですし、昨日の試合、バーンズリーとカーディフの試合でそれを見ることができました。それは完全に異なる、別のスタイルのフットボール、別のメンタリティでした。小さなクラブが大きな情熱を持ってプレーし、何が起きるか決して分からない、あの大会が非常に重要なものである理由はそれです。
記者:それでは、あなたはFAカップの価値が下がっているとは感じていない?
ラファ:チャンピオンズリーグは巨大な大会で、プレミアリーグも本当に、本当に重要ですから、その二つの非常に重要な大会の後にFAカップが来て、その次がカーリングカップです。しかし、現在のフットボールでは金銭のことが言われますね。
記者:この試合に先立って、故障者はいますか?
ラファ:ペナントがハムストリングの問題を抱えています。アッガーとキューウェルも欠いていますが、チームのその他の選手たちはフィットしています。
-------------------------------------------
さて、決戦です。ラファはクラウチの起用も示唆していますが、おそらくはトーレスの1トップでしょう。あとは右サイドとセンターバックが誰になるか、そしてラファの言う「セットプレーの対策」というのが、非常~~~に気になります。
PR