公式HPより、リバプールFCのチーフエグゼクティブ、リック・パリーのインタビューです。DICについては内容は既に報道されていますが、その他のことについてもいろいろと述べています。
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Liverpoolfc.tv：先週のアーセナル戦での6失点での敗北について、あなたの反応は？
Rick Parry：我々がリバプールで望んでいるものは優勝杯ですから、両方のカップ戦でアーセナルに破れてしまったのにはもちろん失望しました。しかしそれは起こってしまったことですし、最も重要なのは、我々が土曜に非常に良くやったように、自分自身を奮い起こしてリーグで勝利を続けて行くことです。あの週はいい終わり方をしました。ユースチームがチェルシーを2-0で破ったのも非常に喜ばしいことで、ユースカップを守る最初のステップはうまく行っています。
Liv.tv：あの大会が優勝杯への現実的なチャンスを意味するということもあり、先週の火曜にはもっと強いチームをあなたは望んでいたのでは？
Parry：クリスマスには我々は非常に調子が良かったことを、思い出さなくてはなりません。10日間に4試合という非常に過酷なスケジュールにもかかわらず、私たちは可能な12ポイントのうち9ポイントを取ったんです。私たちはまだリーグで多くの試合を残しており、それに加えてバルセロナ戦という垂涎の試合もあります。
我々がラファを指名して以来非常に明確なのは、実際彼を指名する前からそうなんですが、彼は自分のチームの選手全体を使うということです。彼は毎年それを続けて来ました。我々は以前に批判を受けましたし、これからも受けることは間違いないでしょう。彼の就任一年目のシーズンで、我々はバーンレーに2-0で敗れ多くの不満がありましたが、ご存知のようにチャンピオンズリーグ優勝を成し遂げ、それは埋め合わせて余りあるものでした。
結論を言えば、ラファは決して負けるためにチームのメンバーを選んでいるわけではありません。その時の状況の中で、彼が勝てると信じるメンバーを選んでいるんです。我々はトロフィーを熱望していますが、それはいつもうまく行くわけではありませんし、今は自分を奮い立たせる時です。
Liv.tv：チーフエグゼクティブという立場であると同時に、あなたは熱烈なリバプールファンです。あなたはリバプールのファンになって以来、先週の火曜日のようなチームを今まで見たことがありますか？私はもっと強いチームを望んでいたのですが。
Parry：そんなことはありません。我々が敗れたときは心が痛みます…どのファンとも同じくらい私たちは傷ついています。我々はこのカップ戦で、もっと弱いチーム相手にはこれまで良くやってきました。また今年のカーリングカップでは、我々は選手を負傷で失いました。モモ・シソコを長い期間失い、今度はルイス・ガルシアで、彼は今シーズンは絶望です。
Liv.tv：アーセナルが若い選手たちを買っていることに関して、彼らからリバプールも学ぶべきだという提案についてあなたはどうお考えですか？
Parry：私は、ラファは我々全員と同様に早急な成功を望んでいる思いますし、結局のところ我々は、あらゆる分析において、選手たちに大金を費やしています。全てを同時にはできませんよ…優先順位がファーストチームの選手たちにあり、予算が限られているならば、明らかに若い選手たちは後に回さなくてはなりません。ラファも今週明確に言っていたと思いますが、アーセナルはこの事をもう10年間続けてきています。我々はまだプロジェクトを開始して2年であり、これからやるべき長い道があるんです。アーセン・ベンゲルは優秀な若い選手たちを長い間買い続け、その努力の結晶を得られ始めたところです。我々は、全員が理解しているように、巻き返しを演じますよ。しかしこの夏、ラファは彼にとって大きな誘惑であったレアル・マドリーへ移籍する機会を断りました。我々が取っている方向を信頼したからです。私たちはトロフィーを勝ち取ることに情熱を傾けており、切実に望んでいるひとつがプレミアリーグでの優勝です。
Liv.tv：あなたは、若い選手にもっと金銭をつぎ込むべきだとお考えですか？
Parry：我々は今週3名の若い選手と契約をしましたが、優先順位を決めなくてはなりませんし、もちろん優先すべきはファーストチームです。我々は過去3年間に相当な金額をファーストチームに投資してきました。何もかも一度にはできませんし、一度に一ステップずつ進んでいかなくてはなりません。
Liv.tv：移籍市場が閉じる前に、もっと選手と契約できそうですか？
Parry：おそらくそうなりそうです、我々は、あと数日の間にどうなるかを見守らなくてはならないでしょう。今の所数件について我々は仕事を進めており、用意が整えばそのニュースを発表できるでしょう。今懸命にその件について努力しています。
Liv.tv：誰か売られる選手はいるでしょうか？
Parry：我々は多くの試合を戦わなくてはなりませんから、それはありそうにないと思います。キープレーヤーの何人かが負傷していますから、誰かが出て行くことは考えにくいですね。
Liv.tv：レアルがラファ・ベニテスにオファーをした件について、もう少しお話いただけますか？
Parry：ええ、あの時もかなり公にされていましたから、特に新事実というわけではありません。相当に深刻な事態だったと思います。彼にとっては明らかに誘惑でした。レアル・マドリーはラファのクラブであり、彼はそこで選手として、コーチとして在籍していましたから、そんなチャンスが来れば、彼はそれを熟考するでしょう。しかし我々は数時間一緒に座って、クラブが取っている方向について話し合いました。彼はリバプールにいることを楽しんでおり、彼の家族もリバプールにいることを楽しんでおり、肝心なのは、我々が取っている方向を彼が信頼し、我々の大望が一致しているということです。
Liv.tv：提案されている買収に関して、何か最新のニュースはありますか？
Parry：双方のサイドにおいてものすごい量の作業が進められており、この件に関して具体的な事を言える時が、比較的すぐに来るだろうと私は想像しています。
Liv.tv：今どのように進んでいるか、素人にもわかるように説明をしてただけますか？
Parry：彼らはちょうど法的な作業を終了しつつあります。彼らは帳簿を調査し、その数字に関して全てが良好であることに満足しています。やらなくてはならない法律作業はたくさんあります。書類を作成したり、我々にとって非常に重要なプロジェクトである新スタジアムの資金についての調査などです。彼らの側での努力不足ということは全くありません。
Liv.tv：それは、細かい点まで注意を払っているということですか？
Parry：財政状況を分析する"デューディリジェンス"が終了し、全てがまとまりつつあるということです。我々が願うところでは、それは比較的早く完了するでしょう。
Liv.tv：彼らとは何度ぐらい話をされましたか？
Parry：この1ヶ月ほどに渡り、彼らはここにチームとして来ていました。重要な期間には、数人が我々と共に仕事をしていました。彼らは現在我々と一緒にはおらず、ドバイに戻っていますが、彼らは昼夜なく働いています。フットボールは彼らの主要なビジネスとは少し違っていますので、彼らは急速なカーブを描いて学びつつある所です。我々が交渉しているほとんどの人々が純粋なリバプールサポーターであることが助けになっており、彼らは我々について理解しています。こういった事にはものすごい量の仕事がついてまわるものですし、むやみに急ぐことはできず、物事を適正に処理しなくてはなりません。
Liv.tv：この交渉がうまく行くという自信は100%ありますか？
Parry：それはポジティブな様子ですし、イエスです。私は自信を持っています。
Liv.tv：彼らが入ってくれば、選手を買う巨額の資金が得られるでしょうか？
Parry：彼らは、私たちを次のレベルに導く確かな助けとなるでしょう。彼らが過度な浪費をするということはありません。私たちが終始言い続けているように、クラブはビジネスの線に沿って進められなくてはなりません。それは金持ちの遊びではありません。私たちは思慮深くやっていかなくてはならないでしょうが、彼らのビジネスモデル全体、それは新スタジアムを中心としていますが、それは成功を基礎としています。彼らはピッチの上での成功がピッチの外での成功を導くことと、トップに留まるためには投資が必要であることを認識しています。応急処置ではなく、今シーズンや翌シーズンの成功のために、選手を買い急ぐことでもありません。長期にわたる成功の形を確かなものにすることです。
Liv.tv：最後に、デビッド・ベッカムについてお伺いします。もちろん彼の移籍についてはご存知でしょうが、彼は5年間で1億3000万ポンドを生み出すそうです。それを聞いてのご感想は？
Parry：そんな総額では私たちに勝ち目はないと思いますよ！驚くべき額ですし、それはおそらくフットボールと言うよりむしろハリウッドですね。しかし彼らの幸運を祈ります。
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Liverpoolfc.tv：先週のアーセナル戦での6失点での敗北について、あなたの反応は？